【※本記事は2019-07-01更新しました】
こんにちは。李哲です。
今日は続きの鍼治療の記録です。
今までないくらい、お腹が暖かくなってきた
2016年10月18日。
今日彼女の主訴は、右下腹部が痛い。
場所から見ると、おそらく卵管が詰まって痛いと思います。
彼女は昨日コケて膝にケガをして、赤く腫れていました。
それ以外に、左足首の外側も痛い。
いつものツボ以外に、捻挫と赤く腫れているのを治すために刺しました。
陰陵泉、地機、三陰交、関元、中脘、巨闕、霊骨、足臨泣(右)。
赤く腫れているところでは刺絡。
置鍼中に彼女が言うのは、「今までないくらい、お腹が暖かくなって来ました。」
前より暖かくなっているのは、流れが良くなったから。これはおめでたい事です。
彼女は帰り、「歩くのが痛くないです!」と喜んでました。
ねんざ痛。ケガでの赤い腫れなど。
すぐ来れば、痛みと腫れなどはその場で改善できます。
ねんざ痛のほかの治療例は、以下の記事をご覧ください。
2016年11月4日。
生理前にお腹がはる。
喉に何か付いている気がする。
生理前には偏頭痛が起きやすい。
今日は針を抜くとき、彼女のお腹はグルグル鳴っていました。
彼女も「お腹が空いた!」と言ってました。
彼女が言うのは、先月から生理前に軽い腹痛が来ている。おそらく、今までの激痛より小さいから、気づいてないでしょう。
彼女の希望は、この生理前の軽い腹痛とお腹がはるのが消えること。
生理でこうもんまで痛いのは、その場で治った
2016年11月8日。
生理が来て生理痛はあるけど、西洋薬を飲むほどではないので、なんとか我慢できたそうです。お灸をして凌いだのもある。
今日は、じわっと腹痛がして、肛門周辺まで痛いそうです。
施術後、彼女が言うのは、「お腹がじんわり温かくなってきて、腹痛と肛門周辺の痛みは消えました。」
生理痛が肛門まで痛いのは、任脈が会陰部までつながってるからです。
一般的に関元.中極などのツボで十分消えます。
関元の紹介記事は、以下をご覧ください。
夢と現実を見分けられないのは、陽気が少ないのが原因
2016年11月15日。
生理の出血が9日も続いている。
何か変わったかを聞いたら、岩盤浴で汗をいっぱいかいて、その後なんとなく冷えたそうです。
私は彼女に説明しました。
「寒い時期は、汗をたくさんかかないほうがいい。運動も控えめの方が良いです。」
施術後、彼女は一つの悩み事を話しました。
小学生時代から今は現実か夢か、分からない時がある。
彼女は自分が脳の病気で、精神的におかしいと思って、変人扱いされるのが心配で私に相談してなかったそうです。
私は彼女に説明しました。
これは体の陽気(温める気)が足りなくて起きる症状で、冷え症の人に多いです。
中医学の言葉でいうと、『魄不守』。
(魂魄の魄がちゃんと体内に収まらない)
彼女は説明を聞いて、安心してました。
(その後の記録は、特に変化ないので省略)
~つづく~