ED(勃起不全)の報告。重病の鍼治療期間は、性行為(房事)を節する必要性。(2018/05/19修正)

こんにちは。李哲です。

この前、久しぶりに一人の男性が来ました。

 

以下の記事で書いたことがある男性です。

li-hari.hatenablog.com

 

彼が言うのは、「EDはもう大丈夫。今日来たのは胸がたまに痛くなるから。」

 

彼の状況は私がよく知っています。

おそらく仕事の過労とイライラで心臓の働きすぎでしょう。

 

よく休んでイライラしなければ、鍼だけでも胸が痛いのはすぐ治るはず。

 

これは朝飯前なので、ここでは話しません。

 

今日は治療中の禁忌の一つに関して話します。

 

この男性、以前鍼治療する時に私は条件を言ったことがあります。

「鍼治療中は、なるべく性行為は止めてください。」 

 

男性は私の話を聞いて、すごい笑ってました。

え???毎週使わないと身体に悪いと聞きましたけど?

 

私は腎臓を養うためにエネルギーを節約するのが必要。

腎精(外に出ると精液)はとても貴重なエネルギーなので、更に節約しないといけない… …などなど説明しました。

 

ちゃんと守ったかどうか分かりませんが、今の状況を見るかぎり、とりあえず大丈夫そうです。

 

前回、中医師:鄭智城先生の記事を翻訳しました。

li-hari.hatenablog.com

 

唐・孫思邈(そんしばく)の話をすると言ったので、今日はその文章を載せました。

以下は中国語の引用文:

 

人年二十者四日一泄,三十者八日一泄,四十者十六日一泄,五十者二十日一泄,六十者閉精勿泄,若体力强壮者一月一泄。 

 

上文を見ると、20歳には4日に1回房事(性行為)。30歳は8日に1回…60歳は房事しない。体力が強い年寄りは1ヶ月に1回房事(性行為)して良い。

 

1000年前の論文なので、現代になっても正しいとは言えませんが、少なくとも参考になります。

 

“人年四十已下多有放恣,四十已上即顿觉力气一时衰退。衰退既至,众病蜂起,久而不治,遂至不救。所以彭祖曰:'以人疗人,真得其真,故年至四十,须识房中之术'。”

 

《备急千金要方·卷二十七·房中补益》より 

 

上文を簡単に翻訳します。

40歳前は肉欲に溺れると、40歳以後は一気に気力減退の症状が出る。いろんな病気が寄ってきて、長い間治らないしそのまま死ぬ。だから40歳前には、「房中術」を知る必要がある。

 

日本語で書いたほかの方がいたので、引用させていただきます。

私の古典(14)『養生訓』

 

注意点:

孫思邈(そんしばく)は房事(性行為)がダメだと言ってないです。主張するのは、房事(性行為)は節する事が大事

 

なぜ病気治療中は、性行為を節する必要があるのかを説明したいと思います。

 

生殖機能は腎臓の気(エネルギー、パワー)が管理しています。

腎臓の気が強ければ、生殖機能も強い。

 

腎臓は先天の本で、とても大事な臓器です。

腎臓は生殖機能以外に、また骨を作る・髄を生成して脳を養います。

髄があるからこそ、私たちの脳は栄養の本があって、思考する事ができて記憶力というのがあります。

 

昔はなかったけど今の現代人に見られる痴呆症(アルツハイマーなども含み)は、脳を養う髄が減っているので脳が萎縮するのです。

 

髄はなぜ減っているのか?

腎臓が壊れたからです。

 

死んでもないのに、腎臓はなぜ壊れたのか?

環境汚染、過労などもありますが、主な原因は西洋薬の普及で肝臓と腎臓が壊れがけている人も増えている。

 

ビタミン剤、サプリメント、高血圧の薬、コレステロールを下げる薬、鎮痛剤、抗生物質、ワクチン…どれが肝臓と腎臓に負担をかけないでしょうか?

 

腎臓は大事な生殖機能と脳の働き(記憶力を含め)を保証する以外、ほかにも役割があります。例えば大小便のコントロール、聴力を維持、骨の強度を維持。

 

もともと人は年齢と共に、腎臓は弱くなります。

年齢と共に逆に強くなる人なんていません。

 

何かしら病気になった時は、腎臓はさらに修復するためのエネルギーを提供したりして、弱くなるわけです。だから、節約して腎臓に休憩タイムをあげないといけない。 

 

病気になったのに欲望に溺れ、腎臓のパワーを性行為に使うと大変な赤字になります。

 

ほかの病気は特に禁止してないけど、腎機能低下の患者さんを治療する時は、房事を節するように忠告します。

 

例えばED(勃起不全)、頻尿、尿が出ない、聴力低下、膝痛、腰痛など。

 

こんな症状の時は、しばらく房事(性行為)を禁止です。 

 

病気治療に集中して早く回復を目指す。

 

体調が良くなったあとは、腎臓のパワーをどこに使うかは貴方の自由です。