【※本記事は2019-06-12更新しました】
こんにちは。李哲です。
今日はゴーヤ料理で、口内炎で舌がすごい痛いのを治した例です。
口内炎みたいで、舌がすごい痛い女性患者
一人の女性。
彼女はもともと、生理のトラブルを治すために来ました。
痛い足つぼも少しずつ痛みが弱くなり、いろいろいい変化が出始めたけど、ある日彼女は施術の後に違う悩みを話しました。
「口内炎みたいで、舌がすごい痛いけど、なにかいい方法ありますか?」
正直に言って、足つぼ.整体で口内炎を治したことはありません。しかも、患者は1週間に1回しか来れない。
こんな状況で、足つぼ.整体を1回やっただけで口内炎が治せるなんて、とても言えない。違う方法を考えるしかなかったです。
ゴーヤー料理を2日食べたら、口内炎の舌が痛いのは治った
口内炎になる前と後の状況を聞いて、私は少しアドバイスしました。「苦い野菜は食べれますか?一番苦い沖縄のゴーヤがおすすめです。2~3日食べてみてください。」
1~2週間後、彼女が来たとき、笑っちゃう報告がありました。「2日食べたら、口内炎が治りました。」
彼女が言うのは、冬なのでゴーヤは買えなかったそうです。
でも、彼女は私のアドバイスとおり、とにかく苦い野菜を買ってきて食べたらよくなったのです。
それにしても、
ただの野菜で2日で治ったことに私もびっくり。
大自然の力は、本当にすごいです!
苦いゴーヤが口内炎に効く原因(中医学の解釈)
次には、なぜ苦い野菜を勧めたかを簡単に説明します。
口内炎で、よく舌が痛くなる。
舌は中医学でいうと、「舌為心之苗」。
私の日本語で翻訳すると、
心臓のエネルギーが外に現れるところ。
たとえば心臓の火(エネルギー)が強すぎた場合、その火は表(舌)まであがって、舌が焼けどしてピリピリ痛くなるのです。
なぜ心臓の火(エネルギー)が強すぎになるか?
簡単にいうと、欲張りすぎだから。
よくあるのは、時間に追われて焦るとき。
(たとえ話:電車などに間に合わないなら次回を待ちましょう。)
手に入れそうなのに入れなくて焦る。
(たとえ話:3億円の宝くじは、誰でも当たるものではありませんよ。)
無駄な心配が多すぎ。
(そんなに心配してなにが変わりました?)
「苦」は中医学の元祖「神農本草経」で言うと、「苦能降.苦能泄」。
つまり、苦いものは上に上がってる火(エネルギー)を降ろすことができるのです。
皆さんが普段食べてる野菜は、苦さが足りない。
だから、彼女に一番苦いゴーヤをすすめたのです。
「偶然」で治った口内炎。
私は中医学の理論に感服しました。
2000年前に書かれた『神農本草経』。
その理論は、今でも臨床で効果が発揮しています。
こういうものこそ、
「科学的」でではないでしょうか?
まとめ
口内炎になった方は、以上の方法を試してください。
2日で治る保証はないけど、ゴーヤを食べて死ぬ副作用はないでしょう?
鍼治療も口内炎に良い効果があります。
ゴーヤー料理でダメだったら、近くの信頼できる鍼灸院で治してもらってください。