【※本記事は2021-05-28更新しました】
こんにちは。李哲です。
初めて中国鍼を受ける方は、不安と疑問が多いかも知れません。
「中国鍼は衛生面で大丈夫?」
「中国鍼って、すごい太くて痛いでしょう?」
「病院の先生は治らないと言ったけど、中国鍼で改善できるかな?」
いろいろ質問がある方のために、この記事を書きました。
- 中国鍼と日本鍼は、なにが違いますか?
- 中国鍼でどんな症状・病気を治せますか?
- 中国鍼は衛生面で安全ですか?
- 中国鍼は、すごく太くて痛いでしょう?
- 1回の施術にかかる時間は?
- 治療頻度(間隔)は、どれくらいで良いですか?
- 何回受ければ治りますか?
- 患者さんに協力していただきたい3つ:食事、睡眠、運動
- 自覚症状は隠さないでください
- 事前に問診表の記入をお願いします
- 【鍼灸治療後の禁忌】
中国鍼と日本鍼は、なにが違いますか?
鍼の形は全く同じです。しいて違いを述べるなら、理論と手技で現れる響きが違うことです。
日本鍼は響きが少ない、もしくは響きがありません。中国鍼は響きが強いけど、即効性に優れて治りが圧倒的に速いです。ひびきは弱めにも調整できるので、施術する時にご相談ください。
ちなみに、中国鍼の響きに関して説明したことがあります。以下の記事、どうぞご参考に。
中国鍼でどんな症状・病気を治せますか?
当院の適応症は、
- すべての痛み
- すべての辛い自覚症状
「ふざけるな!」
「インフルエンザとか癌治療もできるわけ?」
と言われるかも知れませんが、私の症例を見れば本当かどうかがわかります。
「鍼灸は肩こり腰痛に効くけど、ほかの病気には効かない」と思うのは間違いです。
古代の鍼灸医たちは、内科・外科の病気を治した症例を山ほど残してくれました。現代の人たちは知らないだけです。
一人の鍼灸医は総合病院と同じもの、治療範囲はあなたの想像以上に広いです。
中国鍼は衛生面で安全ですか?
当院の鍼は使い捨てのタイプで、血液感染の恐れはありません。ご安心ください。
中国鍼は、すごく太くて痛いでしょう?
臨床で笑い話がありました。
中国鍼は縫い針みたいに太いと思った方がいたのです。
当院の鍼は直径0.25cm~0.35cm、髪の毛くらい細いです。 ちなみに、私が日本の鍼灸専門学校に通ったとき、授業中によく使った日本鍼は3番鍼(直径0.20cm)です。
鍼刺した時、チクッとする痛みと回したときの響きがありますが、皆さんが想像したような恐ろしい痛みではありません。
1回の施術にかかる時間は?
15歳以下は10~15分くらい。
15歳以上は30分~90分くらいかかります。
目安は60分で考えたほうが良いです。
治療頻度(間隔)は、どれくらいで良いですか?
治療頻度は2日に1回がベスト。
最低でも週1回の施術が必要です。
2週間に1回、1ヶ月に1回の治療だと効果が持たないので、最初だけ詰めてきたほうが良いです。
何回受ければ治りますか?
患者さんの年齢・体力・食生活習慣・気持ちの持ち方によって、回復にかかる時間は個人差が激しいので、一概に何回で治るとは言えません。
急性な痛み(例えば腰痛、捻挫、寝違い)は数回で治るけど、長年の慢性疾患は数ヶ月~1年以上かかります。たとえば長年の冷え性、生理不順、乳がん、白血病、全身性エリテマトーデス、筋ジストロフィー症などは、数回で治せません。
患者さんに協力していただきたい3つ:食事、睡眠、運動
治療は先生一人でやるものではありません。
患者さんの協力も必要です。施術効果を向上するためには、良質な食事・睡眠・運動が必要。
たとえば、夜更かしない。
なるべく運動して、たくさん歩く。
ファーストフード、お菓子、カップ麺など極力食べない。
食事に関するもっと詳しい情報は、以下の記事をご覧下さい。
自覚症状は隠さないでください
つらい所、怪しいと思う所、治したい所は隠さないでください。例えばed、陰部のかゆみ、死んだ人が見える…恥ずかしく思わないで、全部話して良いです。すべて解決できるとは保証できませんが、最善を尽くします。
事前に問診表の記入をお願いします
問診表を紙に書いて持ってくると、カルテを書く時間が短縮するので助かります。
※当院のカルテは、PCからもダウンロード・文字入力ができます。
【鍼灸治療後の禁忌】
ほかの鍼灸院は知りませんが、当院は昔ながらの禁止事項を守っています。禁忌を破って、つらい症状が戻ってきた場合は仕方ないですが、もう一度鍼を受けてください。(鍼とお灸の禁忌は別々です)
針したあと、
3日以内は、お酒・唐辛子・ごま油たっぷりのものは禁止。
お灸したあと、3日以内はお茶が禁止。
(緑茶、紅茶、ウーロン茶、プーアル茶などはダメです。大丈夫なのはトウモロコシ茶、麦茶など。お茶が心配な方は、水だけにしたほうが良いです。)
「なぜお酒は禁止なのか?」
よく聞かれますが、鍼灸治療のあと、体内を巡る気のルートが変わります。お酒飲むと、せっかく変わった気のルートが乱れるので禁止。激辛の唐辛子も同じ理由で禁止事項に入っています。
(おわり)