光視症(視野の中に存在しない光が見える)を治した鍼治療例【孫培栄先生の鍼灸症例】

【※本記事は2019-07-09更新しました】

 

こんにちは。李哲です。

今日は孫培栄先生の鍼灸症例を翻訳しました。

 

光視症を治した鍼灸症例2つ

症例1:両目がよく見えないのを、数回で治した

劉君、62歲。

出身地は山東諸城、屏東に住んでいる。

 

数ヶ月前から、両目がよく見えなくなり、病院の検査では白内障だと言われました。

 

針治療に来たのは1969年6月21日。

 

刺したツボは、天柱。養老。光明。肝兪。絡却。 

数回で治り、視力も昔のように良くなりました。

 

症例2:長年の光視症を計48回で完治

 

 李 X 邨、河北出身、五十歲。

住所は台北市新生南路一段一四五巷。

 

視野の中に存在しない光が見えるのは、すでに4年経っています。

 

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治療に来たのは1971年12月9日。

刺したツボは上記と同じ、計48回で完治しました。

李哲の感想:目の病気には、鍼治療が有効です

天柱と絡却を使うのは予想外でした。

今は臨床で真似して使わせています。

 

白内障も光視症も閃輝暗点症も、治療では同じツボです。

中医学の理論では、みんな肝臓が原因なので。

 

光視症ではないですが、臨床で閃輝暗点症と白内障の患者を治した事があります。以下の記事、参考になると幸いです。

 

突然目がチカチカして見えなくなる閃輝暗点症を治し、首肩の痛み・リウマチに似てる関節痛なども同時に治した症例です。

 

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病院の検査で白内障だと言われた患者、7回の鍼治療で治りました。

 

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孫培栄先生の治療例で分かるのは、発作してから数ヶ月しか経ってないのは数回で治る。4年とか経つと、治すのに50回くらいかかりますね。

 

なんでもそうですが、早めに治療したほうがいいです。

後々になると逆戻りが大変なので、つらかったらすぐ有効な治療法を探しましょう。