【※本記事は2019-07-28更新しました】
計3回の鍼で腰痛・股関節痛・ふとももの痛みが治った
こんにちは。李哲です。
今日は私の鍼灸治療例。
患者さんは60代の男性。
昔、足つぼマッサージの時に来たことがある方です。
今回は鍼灸院になってから、初めて来ました。
患者さんが言うのは、
「鍼が怖いけど、お尻と大腿の痛みが強くて、困っているので来ました。」
主訴は、右の股関節痛。
先週から右の腰→右の股関節→右の大腿に、痛い場所が徐々に降りてきた感じ。
普通に立っている分には問題ないけど、少しでもしゃがんだりすると、右の股関節の中が痛い。
どこが痛いかは、ハッキリ分からない。
とにかく広い範囲で痛い。
股関節にロックがかかったみたいで、動けないそうです。
1回目の鍼治療で股関節のロックが解除され、立つとき、座るときの股関節痛がだいぶ楽になった
2017年7月18日。
1回目の鍼治療。
今日刺したツボは、環跳(呼吸補瀉。3補3瀉)。
関元、中極、束骨(右)、絶骨(右、先瀉後補)、復溜。
環跳を刺して、仰向けにしてもらう時、「すでにロックが外れた感じだ」と言ってました。
鍼が終わってお茶を飲む時、患者さんが言うのは「立つときも座る時も股関節痛はだいぶ楽。」
そして、以前の足つぼ整体に関して感想がありました。
「足つぼ整体も効果絶大だったけど、その痛みを思うと怖くて来れなかった。」
股関節痛は、俗でいうお尻の痛みです。
整体だけでも改善した例があるので、どうぞご覧ください。
2回目の鍼治療後、お尻の下が少し痛い以外、ほかの痛みは全部消えた
2017年7月21日。
2回目。
前回の鍼したあと、その日はとても良かったけど、翌日には痛みがまた戻った感じ。
前回のツボは力不足だと思うので、今日は強化したバージョンを使いました。
環跳(呼吸補瀉。3補3瀉)。
関元、中極、束骨(左)、絶骨(左、先瀉後補)、復溜、陥谷(左、先瀉後補)、陽陵泉から陰陵泉穴までつなげる(左)。霊骨と大白(左。この2つは董氏奇穴)。
鍼を刺したあと、右膝を持ち上げたり回したりしてもらいました。
董氏奇穴ではこのやり方を『動気療法』と言いますが、その効果はとても良い。特に痛みに対して。
鍼が終わってお茶を飲む時、患者さんが言うのは「お尻下の方が少し痛いだけで、あとは痛みが全部消えた。立ち上がる時に楽になったのが一番分かる。」
念のため、来週も2回受ける事を勧めました。
整体の治療例として、1回でヘルニアの腰痛が立ち上がれるようになった患者がいます。以下はその例、参考になると幸いです。
3回目: 最初に辛かった痛みはほぼなくなった
2017年7月26日。
3回目の鍼治療。
患者さんが言うのは、
「最初に辛かった痛みはほぼなくなった。
ただし、動き出す時に少しだけ痛い。」
今日刺したツボは、環跳(呼吸補瀉。3補3瀉)。
中白と下白。(左)
腕順1と2。(左)(以上の4つは董氏奇穴)
足臨泣(左)、束骨(左)。
関元、気海。(この2つはサービス。内臓の根本を強化するためでもあります)
置鍼40分。
途中で1回針を回して、気の流れを催促。
鍼が終わって、私はもう1回鍼して安定させることを薦めました。
そしたら、患者さんが頭を振って言うのは「いやいや…今日の鍼、めちゃくちゃ響いて…もう治ってます。」
私も笑いました。
「そうですね。1回休んでみてもいいです。万が一痛みが残っていたら、早めに来てください。」
鍼の響きが苦手なので、つらい所がなくなれば来る必要もないですね。
以下は整体の症例、妊娠中の坐骨神経痛を治した例です。
どうぞご参考に。
股関節痛の痛みに対して、鍼の効果は瞬殺
股関節からふとももまでの痛みは、坐骨神経痛だとよく言われます。
坐骨神経痛は治しやすいもの、鍼はとても安全で効果抜群の治療法です。
以下はもう一つの治療記事、参考にしてください。
整体などの治療法も良いですが、足つぼ整体を12年やってきた私のオススメは、やはり鍼です。
鍼は瞬殺できる。
しかし、整体は少し回数が要ります。