捻挫とすい臓がんの漢方薬治療(2019-02-07更新)

こんにちは。李哲です。

今日はニハイシャ先生の治療日記の翻訳文です。

 

最後には私の簡単な説明があります。

個人の意見ですが、参考にして下さい。

 

本文のリンク先は、

故事篇專講案例給大家聽(漢唐中醫倪海廈撰寫)

 

 

1.捻挫1年の足をトリカブトで治す

05/20/2005、晴れ。

白人男性、マイアミ州の警察、38歳。

 

1年前に左足を捻挫してから、左足の色が変わって薄暗くなっています。

 

西洋医学は彼の左足に瘀血があると判断して、ネズミを殺す血をサラサラにする薬を出しました。

 

彼は劇毒物であることを知っている。

だから飲まないで、FBI友人の推薦でこちらに来たのです。

4時間運転して、300キロも走って。

 

わざわざ彼の例を挙げたのは、その理由があります。

 

我々南部の「温病派」先生は、南部の蒸し暑い季節で病気になると言い切って、こんなでたらめな理由で「傷寒論」を勉強しません。

 

今日来た男性は、体型がとても大きくて筋肉隆々。

私が出した最初の処方箋は、炮附子(加工したトリカブト)25g、芍薬は50g、炙甘草も50g。

 

 これは傷寒論で有名な「去杖湯」。(李哲 翻訳:つまり、この処方箋は飲むと杖まで要らなくなる漢方薬。)

 

男性は1杯目を飲んで、効果が分かるはずです。

 

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【▲ トリカブトの画像】 

 


 

読者の皆さんは知ってほしいです。

このような患者さん、「温病派」の先生が診ると、一粒のトリカブトを入れます。一粒のトリカブトは、私が毎日歯磨きに使う量。

 

「温病派」の先生が診て治療が伸びるとも心配しないで下さい。彼らはそういうチャンスもありません。

 

現在、フロリダ州に住んでいるたくさんの住民は、心臓の病気になったらすぐ私を探しにきます。今日だけで、すでに4人の心臓病患者さんが来ました。

 

「温病派」の先生は、トリカブトが使えないから、心臓病を治すこともできません。

 


 

今日みたいな男性患者。彼は体がとても大きくて、暑がり。住んでいるのは、フロリダ州の南部のマイアミ州。「温病派」の先生は、絶対トリカブトが必要だと思いません。

 

しかし、私は最初の処方箋に1日25gだと書いてます。患者さんは、またFBIの人。

 

「温病派」の先生は、この処方を見て気絶するかも知れません。患者さんが死んだらどうしようと!

 

2.すい臓がんの白人男性

二番目の面白い患者さんは、すい臓がんの患者。

白人男性、74歳。

 

男性が来た時、ちょうど私が治してあげた肝臓がんの患者と、彼の奥さんが待合室にいました。

 

私の診察を受ける前に、74歳の男性は彼らと話をして、診察が始まったらなんでも言うことを聞いてました。

 

これは私の治療にとても有利、診断も早く終わり。

 

このような患者は、ほとんど体内がすごく冷えてます。だから、体内の寒気をなくせば病気は治ります。

 

私が使った最初の生のトリカブトも、5銭(25gくらい)から始まります。

 

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【▲ トリカブトの花】

 


 

「温病派」の先生は、傷寒論の精神が分からないので、トリカブトの使い方が分かってません。だから、患者の病気も治せない。

 

現在、中国の大陸でトリカブトをよく使うのは、李可中医師とその弟子:劉力紅中医師。しかし、彼らが使うトリカブトは加工したやつで、生のトリカブトではありません。

 

他の中医師がトリカブトを使わないのは、中毒が怖くて。

本当に低いレベル!

 

私が毎年使う、生のトリカブトは500kg!

治せない病気がないくらい。

 

今日は疲れたので、ここまで書きます。
毎日患者さんが多すぎて、本当に死にそうです。

 

3.李哲の説明

「温病派」と言うのは、傷寒論を書いた張仲景先師がなくなった、東漢時代以後に生まれた流派です。1000年くらいは経っていますね。「経方派」は、『傷寒雑病論』(張仲景 著)をもとにして処方する中医師を言います。

 

トリカブト.烏頭などをよく使って、薬代が安くて効き目がパワフルな処方箋が、「経方派」の一つの特徴です。

 

トリカブト.烏頭に関しては、以下の記事を参考にして下さい。日本人が書いたけど、分かりやすくて面白いです。

 

とりかぶと「烏頭・附子」

 
トリカブト.烏頭.甘遂 (かんすい).水蛭(ひる) などの強い生薬を使って、患者が死んだらどうしよう...などの心配から生まれた変わった処方箋。これが「温病派」です。

 


 

「温病派」処方箋の特徴は、

1.味はそこまでまずくない。

逆にそこそこ美味しい。

『傷寒雑病論』に書いてる処方は、まずくて吐きそうな漢方薬は結構あります。

 

2.患者が飲んでも、死なない。責任を負わなくて済む。

 

3.長く飲むと、医師が儲かる。

 

今最も中国で流行っている漢方。

ほとんど「温病派」の処方です。

 


 

「漢方は効き目が遅いから、3ヶ月飲まないと分からない。」など言う中医師は、確実に「温病派」の漢方医。

 

「傷寒論」を原則にして、傷寒論の処方をメインにしてる漢方医は、“3ヶ月飲んでからみましょう。”とか言いません。

 

何故かというと、傷寒論の処方は1日分を飲んで効果が分かるから。

 
かつて、私も漢方と鍼灸の効き目を信じてない時期があったけど、今は疑いはありません。逆にとても信じてる。

 

臨床でいろいろ自分の目で確かめているからです。