【※本記事は2019-09-27更新しました】
こんばんは。李哲です。
三叉神経痛を治す漢方薬と鍼治療例に関して話します。
本記事の作成は以下の中国語記事を参考にしました。
龙雷之火上奔与三叉神经痛——学习李可老中医的经验_罗大伦_新浪博客
リンク先は中国で莫大なアクセス数がある、中医学博士のブログ。
本記事を書いた時点で、アクセス数は918万。
翻訳文
三叉神経痛を治す漢方薬:「傅山引火湯」(傅青主先生の処方箋)
「傅山引火湯」は中国の名医:李可先生が、三叉神経痛を治すときによく使う処方箋です。「傅山引火湯」の処方の構成は以下のとおり。
- 熟地黄 3両(100gくらい)
- 麦門冬 1両(30gくらい)
- 巴戟天(ハゲキテン) 1両(30gくらい)
巴戟天がなかったら、肉蓯蓉に変わっても良い。 - 茯苓 5銭 (15gくらい)
- 五味子 2銭(6gくらい)
李可先生が傅山引火湯を使う時、必ず患者さんは以下の自覚症状があります。
1.両膝だけ冷える。他のところは冷えないのに、両膝だけ氷みたいに冷たい。
2.三叉神経痛の発作はとても突然。
何かの誘引と関連なしで、急に痛くなる。
3.天気の変化と関係してる。
よくあるのが、冬至に徐々に痛くなり、春令の節分にはひどくなる。夏至節分には緩和。
朝方に発作して、昼間にひどくなる。日が暮れると緩和して、夜中には自然に治る。
4.発作の時は、とても痛くて熱い。
足裏から、或いはお腹の方から顔まで攻撃する感じ。
5.喉はあまり乾かない。小便が多い(頻尿)。
氷水ではなくて、熱い水を飲みたがる。
(以上は李可先生の本文より)
李哲の説明
1.傅青主先生の生涯紹介は、以下の日本語記事を参考にして下さい。
2.李可先生の伝説と紹介は、以下の日本語サイトが参考になります。
私が書いた紹介記事は、以下のものがあります。
参考になると幸いです。
3.三叉神経痛の発作は確かに天候と関係してますが、今は天候と関係なしでも発作する患者さんがいます。なぜなら、冷房などで環境が変わっているからです。
4.リンク先の文章を見ると、
この処方で三叉神経痛は大体3日で治ります。
何ヶ月も飲まないと効果が分からないと言うのは、正しい漢方処方を習ってないからです。私の経歴をもとに、漢方薬・鍼灸が効かない原因を探りました。参考になると幸いです。
5.「傅山引火湯」中には、有毒な生薬は一つもないです。三倍の量を飲んだとしても死にません。
漢方処方に関して質問があったら、近くの漢方薬局.或いは病院の先生に聞いてください。私は答えられませんので、ご理解をおねがいします。
翻訳したのは、ただ苦しんでいる患者さんに、三叉神経痛は治せるもの・希望があることを伝えるためです。
2018-03-10加筆:
三叉神経痛は鍼灸でも治せます。
有名なツボとしては後谿、三間など。
以下は一つの鍼治療例です、どうぞご参考に。
アメリカにいる漢方医・鍼灸医:楊維傑先生はたくさんの三叉神経痛の患者さんを治して、その治すツボも公開しました。
この場を借りて、楊維傑先生の隠さない教えに感謝いたします。