【翻訳文】10年の喘息・鼻炎、手術2回しても効果がなくて、西洋医学の先生の紹介で来た。(2018-02-21修正)

こんにちは。李哲です。

 

今日はニハイシャ先生の有能な弟子:李宗恩博士の治療記事を翻訳しました。

(私の治療例ではないので、間違いないでください。)

 

中国語本文のリンク先は、

鼻竇炎十年,開刀兩次沒有效果,西醫轉診 – 當張仲景遇上史丹佛

翻訳文

 

白人女性。50歳。

鼻炎10年、非常に酷い。

くしゃみで出るのは、黒い黄色の菌の塊。

 

2回手術を受けたけど、良くならなくて、アメリカの有名な耳鼻科医:Dr. Winston Vaughan (www.calsinus.com) の紹介で来ました。

 

2012年6月5日。

初診。

 

主訴は、2001年に喘息になり、たくさんのステロイド剤を飲んだら、鼻炎になった。10年経った今でも治ってない。

 

非常にひどくて、くしゃみをする時、黒い黄色の菌の塊が出る。

 

手術は2回受けたけど、効果がない。

鼻詰まりが酷い。耳が痒い。いつも右ばかり。

 

痰は薄い黄色。

鼻と目は腫れて、目は痒い。疲労感が強い。

更年期障害は2年前からある。

 

寒熱:

手足は冷たくて身体は熱いのは、朝シャワー浴びてからしばらく続く。だいたい朝6~7時くらいまで。

 

汗:

常に多汗症。夜は寝汗もかく。

 

睡眠:

夜は10~11時に就寝。夜中は何回も目が覚める。

夜中の2~3時はよく目が覚めて、朝4時半から6時は、割とよく寝れる。

 

食欲:

食欲は正常。甘いものが好き、しょっぱいのは嫌い。

 

大便:

2日に1回の大便。

 

小便:

黄色い。臭い匂いがする。

 

脈診:

右のが左より強い。

心臓と肝臓の脈が弱い、緩弱無力。

 

舌診:

舌苔白厚。

 

処方箋:

茯苓 白朮 桂枝 炙甘草 辛夷 蒼朮 菖蒲 加工したトリカブト 葛根 白芷 

 

鍼灸のツボ:

三陰交。陰陵泉穴。地機。合谷穴。迎香穴から内迎香穴までつなげる。

 

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葛根(かっこん)の画像


2012年6月15日

再診察。

 

主訴:この10日は鼻のアレルギーがない。

鼻の状態は良好。

身体が熱い現象もよくなり、睡眠は比較的によく寝れるし、寝つけるのも良い。

夢はまだ多い。

寝起きた時はよく寝た感じがする。

夜の寝汗はなくなった。

手足は比較的に暖かくなった。

小便の匂いが強いのは、まだたまにある。

大便は2~3日に1回。

 

脈診:

軟弱、少し弦脈。

 

舌診:

舌苔白乾。

 

処方箋:

茯苓 白朮 桂枝 炙甘草 辛夷  蒼朮 菖蒲 加工したトリカブト 葛根 白芷 麻子仁

 

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白芷(はくし)の画像

鍼灸のツボ:

三陰交。陰陵泉穴。地機。合谷穴。迎香穴から内迎香穴までつなげる。天枢。

 

2012年7月13日

再診察。

 

主訴:

今週の火曜日の朝、鼻からたくさんの菌の塊が出て、水曜日の朝もたくさん出た。感覚的には全部の塊が出きった感じ。とても気持ちが良い。

 

休暇に行っているので、前回の煎じ薬を飲みきってない。

小便はまだ匂いがする。

大便はまだ不規則だけど、前よりは良い。

 

脈診:

緩、少し有力、弦脈ではなくなった。

 

舌診:

舌苔乾、少し厚い。

 

処方箋:

既成品の苓桂朮甘湯+辛い(辛夷) 蒼朮 菖蒲 加工したトリカブト 葛根 白芷。

 

鍼灸のツボ:

三陰交。陰陵泉穴。地機。合谷穴。迎香穴から内迎香穴までつなげる。

 

2012年7月19日

西洋医学の先生:Dr. Winston Vaughanが、患者さんのをSinus CT Scanしてから、メールをくれました。

 

“There is for sure less swelling in the maxillary sinus on the right side. She still had a polyp in the frontal recess and we reduced it. She will follow up and we will see how she does. Thanks so much for helping in her care !!”

 

2012年9月6日。

再診察。

 

主訴:

6月から今日まで、鼻のアレルギーはなくなった。手は暖かくなったけど、足はまだ少し冷たい。

また旅行に行ったので、前回渡した既成品を飲みきってない。

 

脈診:

弱。

左の関部は躍動感がある。

 

舌診:

舌苔は白乾。

 

処方箋:

前回の残りを飲みきる。

 

鍼灸のツボ:

三陰交。陰陵泉穴。地機。合谷穴。迎香穴から内迎香穴までつなげる。

 

2012年9月19日。

再診察。

鼻のアレルギーはもう大丈夫。

 

討論:

ステロイド剤が体に対する害は、非常に大きいです。

 

たくさんの患者さんはステロイド剤を使ったあと、体内の冷えがひどくなり、鼻の奥に寒気と湿気が溜まるだけではなくて、全身にも及びます。

 

しかし、彼女はまたまた更年期障害(子宮が乾燥し始める)、車のエンジンは弱いけど、冷却水が足りなくて上の熱さが現れるのです。

 

治療には寒気と湿気を除去するのがメイン。

あとは、生薬の力を鼻まで持っていく。

 

鼻を治療するだけに見えますが、実はトリカブトと白朮茯苓の作用で、全身のいろんな問題が同時に解決できました。

 

この白人女性は漢方薬と鍼灸を受けたことがありません。

 

最初、Dr. Vaughanが私を紹介した時、彼女は私がもう一人の西洋医学の先生だと思ったそうです。

 

身分を解釈してから、彼女は試すことを選びました。

 

漢方薬はとてもまずいと私は彼女に何回も説明しました。

 

彼女の答えは、10年以来ずっと鼻で苦しんで来たから、どんなに漢方薬がまずくても、どんなに鍼が怖くても体の事は任せます。

 

結果的に何回か漢方薬を飲んで、非常に満足して急いでメキシコとメイン州に旅行に行ったのです。

 

彼女から電話が来ましたが、ずっと鼻で苦しんでいたので旅行にも行けなかった。今日からは人生を楽しみたい!