のどが痒い・咳が8ヶ月も続くのを鍼3回で治した例【孫培栄先生の鍼灸症例】
【※本記事は2019-07-30更新しました】
こんにちは。李哲です。
孫培栄先生の鍼灸症例を翻訳しました。
のどが痒い・咳が8ヶ月も続くのを鍼3回で治した例
患者さんは張君、44歳。
山東省广饶県の出身。
住所は台北市愛国東路。
症状は、咽が乾いてつばを飲み込みたくなる。
常に喉に何がある感じで、飲み込んでも吐いても、出てこないです。痛痒くて時々むせて、咳が止まらない。
以上の症状は、すでに8ヶ月も経っていました。
治療に来たのは、1966年9月3日。
刺したツボは列缺、照海、二間、足三里。
前後3回で治癒。
李哲の解釈
この治療例は、以前翻訳した梅核気:孫培栄先生の治療例と似ています。
孫培栄先生の経験話では、喉が乾いてむせて咳が止まらない。つばを飲み込みたくなるのは、肺.胃.三焦の陽気(熱)が上がってきたのが原因。
だから、二間を使うでしょう。
足三里は、上がった陽気を下に降ろす為。
列缺.照海は八会穴で、治療範囲はとても幅広い。主に喉の病気に使います。
喉頭癌であろうと、喉づまり・扁桃腺炎であろうと関係なしで対応しています。
漢方薬治療ではさらに難病の癌を改善した例がありました。以下の記事、どうぞ参考になると幸いです。