喉が痛い風邪、1回の鍼治療で治り、鍼の即効性が現れた症例

 

喉が痛くて風邪っぽい女性、1回の鍼治療で治った

 

こんにちは。李哲です。

風邪の初期症状:喉が痛いのを1回で治した鍼治療例です。

 

一人の女性、彼女の治療記録は以下の記事をご覧ください。

 

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今回の施術日は、2019-07-12。

3日前から風邪を引きそうな感じで、喉が痛い。ほかに発熱、頭痛、体の痛みなどはないそうです。

 

当時鍼をしたのは、うつ伏せでは風池、風門、肺兪など。うつぶせから仰向けになった時は、喉が痛いのはすでに楽になり始めました。

 

さらに、仰向けでは太衝を刺して、入念に回す。

 

太衝は肝臓の経絡のツボで、肝臓の経絡は喉を通るから、慢性的な喉の炎症には、太衝が有効です。

 

太衝を回して1~2分後に聞いたら、「喉の痛みはだいぶ楽」だと言うので、ツボは追加してないです。万が一、効き目が足りなかったら、肘の尺沢穴を追加する予定でしたが、追加しなくて済みました。

 

仰向けで鍼を20分置いたあと、鍼を取るとき彼女に聞いたら、「喉の痛みはほぼ治りました。」

 

彼女の話を聞いて、私も一安心。

以前、喉が痛いおばさんを治したときも、前後5分くらいの時間がかかっただけでした。詳しくは以下の記事をご覧ください。

 

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鍼の即効性は、様々な症状を治すときに現れる

 

施術が終わってお茶を飲む時、彼女が言うのは、「鍼は即効性がありますね~」

 

症状にもよりますが、鍼の即効性はよく見かけます。

例えば扁桃腺炎、喉の痛み、歯の痛み、ギックリ腰、寝違い、胃痛、腹痛…

 

特に痛み、腫れには即効性があります。

「即効性」というのは、鍼を刺して1時間後、1日後にやっと楽になるのではなくて、鍼を刺した瞬間から痛み・腫れが引き始めること。

 

例えば歯の痛み、頬車・合谷穴などを刺した瞬間から楽になり始める。

ギックリ腰は、手三里・後渓などを刺した瞬間、動けなかった腰が動けるようになります。

1回で完治までいかなくても、少なくとも緩和はできるはずです。 

 

もし、何も変わらなかったら、原因は2つあります。

①間違ったツボを選んだ。

②ツボは正しいけど、場所がかなりズレた。 

 

以下は鍼を刺した瞬間に、目の奥の重みが消え、生理痛が緩和し始めた例。気の流れは新幹線なみに速いことも説明しました。

 

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気の流れがとても速いから、鍼をした瞬間に痛みが緩和します。

現代医学では気の正体がまだ解明されてないけど、5000年前からある鍼灸は、理にかなう考え方と治療効果があるから、今まで伝わってきたわけです。

 

自分が理解できないから、「非科学的」だと決めつけるのは愚か者。

先に鍼灸の効果を検証してから、議論するのが正しいでしょう。

 

風邪の諸症状を治すには、漢方薬・鍼治療がオススメ

 

風邪の諸症状には、漢方薬はもちろん鍼治療も有効なので、ぜひ信頼できる鍼灸院で治療してください。

 

ちなみに、風邪の初期症状:喉の痛みには葛根湯がオススメです。

葛根湯が風邪を治せる機序、原理は以下の記事で詳しく説明しています。参考になると幸いです。

 

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