酸辣湯に含まれた陰陽五行の知識
こんにちは。李哲です。
酸ラタン。
酸ラタン麺。
好きな方はいるでしょう。
今日は食べ物を分析して、中医学の知識を説明したいと思います。
陰陽五行思想からいうと、酸っぱいのは肝臓に良くて、辛いのは肺に良いです。(食べ過ぎると逆に負担になる)
そして、肺は「金」で肝臓の「木」に勝つ。
中医学では「金克木」と言います。
酸っぱいのを食べ過ぎて、肝臓に負担をかけた時、辛いものを食べると「金克木」の現象が起きるので、肝臓は楽になります。
バランスを取る為に、昔の聖人たちが作ったのは、味が複合型の食べ物です。西洋の食べ物みたいに、単純な塩味にしません。
酸ラタンがその中の一つです。
酸っぱい味以外位に、辛い味を入れて、酸っぱいのが強すぎないようにコントロールする。そうすると料理が美味しいだけではなくてバランスも取るので、トータル的に臓器を養います。
もう一つの例を挙げます。
塩味は腎臓に良くて、苦いのは心臓に良いです。
腎臓は「水」で、心臓の「火」に勝つ。
中医学では、「水克火」と言います。
酸ラタンみたいに、苦いのと塩味を混ぜてスープを作ったらどうでしょう?
美味しいところか、噴き出すと思います。
漢方薬がちょうどこんな味です。
美味しい料理は、普段の食卓で食べるもの。
まずい漢方薬は、病気になった時に食べるものです。
良薬口苦しですね。