【※本記事は2019-06-11更新しました】
こんにちは。李哲です。
今日は簡単な鍼治療例。
朝から気持ち悪い、吐き気がするのを鍼20分で治した例です。
先に説明しますが、書いてるのは1回で完治しことではないので、ご理解をお願いします。
以下は私が鍼灸専門学校にいた時の話。
ある日、一人の男子学生が具合悪そうな顔をしてました。
話を聞いたら、朝何を食べたか知らないけど、ずっとすごい気持ち悪い。本人に確認してみたところ、確かに胃酸が喉まで逆流してつらいそうです。
彼に「中国針を試してみる?」と聞いたら、「OK!」だと言うので、公孫と内関を刺しました。
座ったまま両手と両足に合計4本。
その後、針を徐々に回して響かせたら、中国針に慣れたという彼でも少しは唸っていました。
置鍼して3~4分くらい経ったら、彼が言うのは「胃酸が喉から胸に下がっている」。更に10分くらい経って彼が言うのは、「胸から胃の少し上まで下がっている。」
置鍼20分位で全部の針を抜きました。
気持ち悪いのはすべて治り。
公孫と内関は、胃腸の病気だけではなく、心臓病の痛みなどにも効きます。
どのくらい効き目が早いかというと、ほぼ刺した瞬間に狭心痛などが消える。どの鎮痛剤もこの素早さには敵いません。
なぜ彼に胃酸逆流が起きたか?
普段の食べ物.飲み物が大きな原因です。(西洋薬は最も悪い!たくさんの西洋薬は処方するとき、胃薬も一緒に処方してるのがバレバレ)
コーヒー.大量のお酒など強い酸性のもの。
コーラ、ケーキ、チョコレート、お菓子、市販のジュースなどの人工的な甘いもの。
長年渡って胃酸過多症で胃を腐食し、胃袋上の噴門(食べ物が食道に戻らないようにするもの)が溶けて隙間ができ、胃酸逆流が起きるのです。
胸まで上がってくると胸焼け。
食道、喉まで逆流すると、声がかすれる。周囲組織のやけど変性で、食道がんの元になります。
針ではつらい症状をすぐ治せるけど、貴方が食生活など変えないかぎり、胃酸逆流.胃痛などは治ってもまた再発します。