プロゲステロンの副作用で失明した患者。冷え症、不眠、頭痛、倦怠感がある乳がん患者の中医学治療

【※本記事は2019-09-13更新しました】

 

こんにちは。李哲です。

倪海厦(ニハイシャ)先生の治療日記の翻訳しました。

 

プロゲステロンの副作用で失明した患者と、タモキシフェンの副作用に耐えられなくて漢方薬治療に来た患者の話です。

 

元の中国語リンク先は、

2010年08月09日跟診之診療日誌

 

 

1.プロゲステロンで失明した女性 

一人の女性。1970年生まれ。

ミシガン州から来ました。

 

初診時、彼女の両目は失明。

両足でちゃんと歩けない。

 

彼女が言うのは、4年前から両足にしびれが始まり、今は上の膝までしびれる。

西洋医学は遺伝子が原因だといい、同時に彼女の生理の量が多すぎるので、西洋薬のプロゲステロン(Progestenous)を処方しました。

 

西洋薬を処方した目的は、生理の量を減らすため。

しかし、西洋薬を飲んで2週間後に失明し、見えなくなりました。

 

女性ホルモン剤はほかにも副作用がたくさんあります。

以下の記事で臨床の例をあげながら説明したので、どうぞご覧ください。

 

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望診で分かるのは、眼球が上がって両目に力がない。

 

問診の結果は、

  • 睡眠はまだ良い
  • 寝汗がある
  • 便通は不規則
  • 喉は渇く、冷たい飲み物がほしがる
  • 両足は氷みたいに冷たい
  • 生理は正常

 

私の診断は、上熱下寒。

同時に肝臓が薬物中毒。

だから、失明しています。

 

彼女は最初、足のニューロパチーだけでした。

今は西洋薬の副作用で、視神経症(Optic Neuropathy)にもなっています。

 

西洋医学の治療で、どんどん悪くなっている。

 

治療すればするほど悪化した症例は、ほかにもたくさんあります。

以下は一つの例、どうぞご覧ください。

 

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彼女の旦那さんは歯科医です。

旦那さんのお父さんは、アメリカで有名な外科医。

肺葉切除(lobectomy)を発明した人です。

 

この手術のおかげで、患者さんは半分の肺を切り取る手術が要らなくなった。部分的な手術だけで済む。

 

私は話したことがあります。

患者さんに有利であれば、なんでも支持します。

 

今は嫁さんに起きた問題、これは西洋薬の副作用で、ひょっとしたら終身的な障害かも知れません。

 

私はなるべく鍼灸で、視力を回復できるように努力します。

どれだけ効果が出るかは、まだ分かりません。 

 

ほかの先生の治療例があるので、よかったらご覧ください。

鍼灸では失明したのも何とか治せます。

 

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2.冷え症、不眠、頭痛、倦怠感がある乳がん患者

 

一人のアメリカ白人女性。1960年生まれ、ペンシルベニア州から来ました。

 

1年前に検査で右側の乳がんだと言われ、手術で部分的に乳房を切り取り、その後はタモキシフェン(Tamoxfen) を飲まされました。病院の先生が言うのは、「5年連続で飲む必要がある。」

 

彼女は飲み始めてから強烈な副作用が出て、止めるしかなかったです。

中医学の治療を求めてきたのは、体内のエストロゲンバランスを何とかしてほしい。

 

彼女の症状は、

  • 体力がない
  • 食欲が強すぎ
  • 倦怠感
  • 頭痛
  • 不眠症
  • 毎晩寝汗をかく
  • 脈診では細小、沈脈
  • 普段は寒がり
  • 手足は氷みたいに冷たい
  • 右側の胸は左より熱い
  • 喉は渇く、温かい飲み物をほしがる
  • 右側の大腿部、がんからくる骨痛
  • 毎晩2時に目が覚めるのは、すでに3年くらい続いている

 

彼女は体内の冷えがひどいです。

冷えを取る生薬を使わないといけない。

 

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同時に肝臓のダメージが強いので、タモキシフェン(Tamoxfen) を飲むと解毒できなくて強烈な反応が出る。彼女の肝臓は、薬の代謝ができないから。

 

彼女はアメリカ人だから、私はまだ受け入れます。

もし、中国人がこちらに来る前に生検もしくは手術をしたら、私は一切診察しません。

 

ほかの診療所に行ってください。

 

上記の乳がんと糖尿病で失明した女性、続きの治療記録があります。

以下の記事、どうぞご覧ください。

 

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