目の奥が重いのは鍼した瞬間に治り、生理痛は鍼を刺したときから減り始めた。気の流れの速さは新幹線なみ?
【※本記事は2019-07-15更新しました】
目の奥が重いのは鍼した瞬間に治り、生理痛は鍼を刺したときから減り始めた
こんにちは。李哲です。
今日は簡単な治療例。
一人の女性。
目の奥が乾くというか、重いというか、とにかくつらい。
反対側の太衝穴を刺したら、刺した瞬間に目の奥の重みが治りました。
治るまで、1秒もかかっていません。
私が大げさだと言ったら、彼女が言うのは、「前回も同じ感じがしました。本当に刺した瞬間に、目の奥の重みが消えていて嘘ではないです。」
また、彼女は生理痛があったので、関元に1本だけ刺しました。
鍼を置いて10分の間、生理痛は半分になり、その後ホッカイロを貼って外に出たら、20分後にメールが来て生理痛が9割消えたそうです。
痛みは針を刺した瞬間に効くのもあるし、ジワジワと効果が出るのもありますね。
目の奥の痛み.重みが太衝穴ですぐ緩和する。
生理痛は関元ですぐ緩和する。
このような鍼の効果は、日常茶飯事です。
「鍼は魔法使いだ」と言われたときもあります。
確かに、1回で完治できるのはあるけど、数回~数十回の施術が必要なときも多いです。何でもかんでも、1回で治る鍼だと勘違いしないで下さい。
気の流れの速さは、新幹線なみに速い
私が気になったのは、太衝穴を刺した瞬間に目の奥の重みが消える。雷のスピードだと言えるでしょう。
果たして経絡のスピードは、どのくらい速いのか?
興味津々でネットで探してみました。
以下は2つ見た記事。
①気の早さ
②https://www.jstage.jst.go.jp/article/ryodoraku1960/1960/3/1960_3_3/_pdf
一秒に4m=0.5秒で2m。
この速度なら、彼女の例に当てはまりそうですが、それでも遅いような気がします。
もう一つ見たのは、血液雑学/血液の流れる速度は新幹線並み! - 血液が教えてくれること
この記事だと、血液の流れは時速216km。
秒速0.06km=60m。
0.5秒で30m。
この速度なら妥当、足を刺した瞬間に目の奥が楽になるのが解釈できます。
中医学の理論で言うと、血液が流れるのは気が前で引っ張っているから、血が流れるのです。『気為血之帅、気行則血行』と言います。
血の流れが秒速0.06kmであるなら、気の流れも同じだと推測されます。心臓のポンプの力だけで、秒速60mは難しいですね。
変な話ですが、心臓だけ取り出して秒速60mの噴射ができるように圧迫した時、おそらく心臓は壊れるでしょう。
「気」というものが血管をカバーして、しかも血液を引っ張って走っているから、血液は新幹線なみのスピードが出ますね。