好転反応:発熱、筋肉痛の施術例を解釈します
【※本記事は2019-04-27更新しました】
足つぼ整体のあとに、発熱・筋肉痛の症状が出た女性
こんにちは。李哲です。
一人の女性患者さんから質問を受けましたので、記事として公開しました。
同じ疑問を抱えてる方に、役に立つ情報になれば幸いです。
最初、彼女の足ツボ整体をやってから変わったところと質問を述べます。
~引用開始~
【14日施術後】
■お腹の痛みは、弱くなった。
■1~2時間後、体全体がだるくなった。
■3~5時間後、背中・腰がひどい筋肉痛のようになり、
背中や腰をそらせるストレッチ(運動)をしたくなる。
ストレッチをすると、気持ちがよい。
■6~8時間後、就寝しようとするが、ひどい悪寒。38.1度の発熱。
なかなか眠れない。(13日夜から、37度の微熱はあった。)
【15日~16日現在】
■お腹の痛みは、ほぼなくなった。
朝食を食べても、胃痛がしなくなった。
しかし、便秘気味は続く。
■背中・腰の筋肉痛が消失。背中・腰・肩が軽くなった。
■首をまわしても、ぽきぽき音がでなくなった(15日のみ)
■36度の平熱に下がった。
そこで質問です
①14日施術後の発熱の原因は?
②14日施術後はなぜ、背中や腰が筋肉痛のようだったのか?
また、15日には筋肉痛が消失したのはなぜか?
~引用終わり~
もっとも多い好転反応:発熱と筋肉痛
次には自分なりの説明をします。
違う意見がある方はどうぞ~コメントください。
彼女の質問は二つありますが、答えは同じ:好転反応。
つぼを仕刺激することで、内臓は活発になる。
普段ためている老廃物を外に追い出そうとする。
この戦いで、熱と筋肉痛みたいなものが出ます。
正気と邪気の戦いで、発熱が起きる
中医学の特別な考え方がありますが、
身体の『正気』と『邪気』は常に戦っていると思ってます。
『正気』は身体を守る力。
パワー、エネルギーとも言えるでしょう。
『邪気』は病気にさせる力。たとえばウィルス、菌、寒気、湿気など。
中医学は細かい源を調べるのではなくて、まとめて分析.全体的にみるので簡単に『邪気』といいます。
かぜの経験がある方は覚えていると思いますが、
かぜを引くと熱が出ます。ひどい人は、筋肉痛と関節痛もある。
これは、体内の『正気』が『邪気』と悪戦苦闘しているから、
激戦区では激しい反応が起こるわけです。
子供と大人。この反応を持っているのが多いです。
年をとると、ほとんど微熱で高熱は出ません。しかも、激しい反応ではなくて、ただだるい.ずっと眠い.食欲がないなどの重症ではない感じの症状。
これは、引いたかぜが軽いからではなくて、戦う力が足りないから激しい症状が出ないだけです。
『邪気』を追い出したら熱も自然に下がる。
追い出せなくてずっと戦う場合は、高熱が続く。
筋肉痛のところは、新しい血液が流れている
筋肉痛は、つまっている経絡が通ろうとしているからです。
つぼの刺激で強化された気は、
途中のじゃまものを飛ばそうとします。
流れる気とじゃまもの(老廃物)の真正面の衝突ですね。
だから痛くなるのです。
途中のじゃまものがなくなって、気の流れが順調であれば、衝突もないので痛みも自然に消えます。
施術後の筋肉痛と、運動したあとの筋肉痛は違う
筋肉痛に関しては、整体と激しいスポーツは似てるけど、違うところもあります。
1.整体の筋肉痛みたいなものは、大体次の日に消える。
スポーツでの筋肉痛はもっと時間がかかります。
厳密に言うと、整体後の痛みは
乳酸がたまっておきる筋肉痛ではありません。
2.スポーツでは、たくさんのつぼを押すことができない。
スポーツ好きな方は、回復に整体も試してください。
スポーツ後の筋肉痛はほっとくと何日もかかりますが、
整体をやると回復時間がかなり短縮できます。
味わえなかったすっぱい痛みも分かりますよ(笑)
この女性のお腹が痛いのは、なくなってよかったです。
ほかの症状は、もう少し時間がかかりますね。
まとめ:好転反応は最初だけで、そのうち消える
足つぼと整体を受けると、最初は大体反応が激しいです。
だるくなる.すごく眠い.筋肉痛…など。
でも、2回3回やれば、こういう反応はなかなか出ません。
これは、2回3回ですっかり良くなったことではないです。
最初の1回の戦いで、身体は大量の『正気』(エネルギー)を使っちゃったから、戦う力はもうないです。
足つぼ.整体を続けてやれば力の『貯金』ができて、
ある程度までためたらまた熱などの症状が出ます。
戦いがまた始まるわけですね。
こういうときは、よく休んで体力を蓄えるか或いは風邪には漢方薬!代表的な6種類の漢方薬処方内容・適応症を、自覚症状ごとに細かく説明しますを見て、自分の症状に合う生薬を買って飲んでください。
かぜは漢方だと一発で治ります。
プライブケアに何ヶ月も通っている方は、最後よく風邪を引くようになります。
これは、患者の身体が弱くなったのではなくて、免疫力が強くなり、戦う力がどんどん強くなっているからです。
最後にはどうなるか?
体内の敵(老廃物)が少なくなったら、激しい戦いも起こらないです。
『正気』も強いので、外から悪いものが入ることもなかなかできません。
体質がここまで改善されたら、大成功ですね。
2019-04-30追加内容:
鍼治療でも好転反応:高熱が出る時があります。
ちょっと稀な例ですが、以下の記事があります。参考にしてください。