肺がんの吐血、咳を1年の漢方薬で治した例

【※本記事は2019-05-10更新しました】

 

こんにちは。李哲です。

今日はニハイシャ先生の治療日記の翻訳文。

咳、吐血、不眠症、食欲がまったくない…肺がん患者を1年かけて治した漢方治療例です。

 

元の中国語文章のリンク先は、

故事篇專講案例給大家聽(漢唐中醫倪海廈撰寫)

 

 

肺がん患者、やっと救ってこられた

 

2005年4月7日、くもり。

今日の診療所はものすごく混んで、私も疲れました。

時間が無いので、中の典型的な例だけ皆さんに説明します。

 

白人女性、56歳、肺がんです。

彼女は私の秘書のお母さん。

 

2004年4月26日から、この患者さんの治療をはじめました。

今日になってやっとよくなり、あと19日で満一年になります。

 

最近、私のバックには募金してくれる人たちがいて、お金が無い患者を助けているから、彼女は今日まで治療ができたのです。

 

彼女は私が一番時間をかけた患者の一人。

 

その理由を皆さんに説明ます。

 

肺がんが良くならない原因:過度な心配、ストレス

 

患者の家庭は貧しい。

ご主人も10年前になくなり、28歳の息子が極度の不安障害で仕事もできない。

 

お母さんは政府の援助金で生活してました。

経済的にすごく困難な状態です。

 

私の秘書の仕事をしてる娘の給料は、ほとんど家の生活費用に回され、病気を診るお金はなかったです。

 

彼女が診に来たのも、寄付金のお陰です。

 

長期的な生活のプレッシャーで、彼女のタバコはどんどん量が増えてました。

肺がんになったあとでも、プレッシャーでタバコを止めることができませんでした。

 

患者が楽しく過ごせない。

タバコを止められない状況で治療を始めたのです。

 

最初、彼女の症状は、

  • 咳と共に吐血する
  • 不眠症、眠れない
  • 胸と脇が痛い
  • 仰向けに寝られない
  • 便秘
  • 食欲が全然ない
  • 両ほっぺの所が真っ赤
  • 手足は氷みたいに冷たい
  • 喉は渇かない
  • 脈は一息八至

 

どう見ても死ぬしかない「厥陰症」。

(李哲の説明:中医学の診断では、この段階の病気は、ほとんど死ぬと診断されてます。もっと詳しく知りたい方は、中医学の理論を基にして、皆さんが飲んでいる風邪薬を話します を参考にして下さい。)

 

漢方薬だけで癌細胞と10ヶ月戦い、寿命を伸ばした


治療の間、私は彼女の症状によって、いろいろ処方を変えました。

 

大陷胸湯 十棗湯 甘遂半夏湯 小陷胸湯 などなど。

 

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甘遂(かんずい)の画像

 

以上の漢方は、みんな正統派の中医師が使う処方です。

 

最初の10ヶ月は、完全に漢方の力でがん細胞と戦いました。

だから、症状は良くなったり悪くなったり不安定。

厥陰症から太陰症まで進歩したあと、ずっと止まったままでした。

 

最近の2ヶ月になって、急に変化が現れました。

彼女の弟が仕事を紹介したのです。

 

そして、私が間でいろいろ話をして、彼女が娘に対する態度も一気に変わり、生きたい欲望が出てきたので、気持ちがかなり変わったのです。

 

私はすぐ彼女を陽明症と少陽症の間にまで治しました。

 

25歳の体に戻った感じだと喜ぶ患者

 

2週間前には、太陽症と小陽症の間にまで来て、現れた症状は:高熱が続く。呼吸が苦しい。眠れない。全身が痛い。咳がひどいけど、痰はない。

 

症状が太陽症なので、私は一撃必殺の処方を出しました。

大青竜湯。

煎じ薬の量は、1週間分。

 

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大青竜湯で使う石膏(せっこう)の画像

この時、彼女は咳がひどくてタバコも吸えなかったです。

 

一般の風邪のときは、生薬1日分で十分です。

しかし、彼女は7日も飲みました。

 

今日来た時、彼女の顔色は全然違います。

完全に6つの健康症状が出ていました。

 

彼女はとても喜んで、自分が25歳の体に戻った感じだと言ってました。

週末はまた仕事のために出張に行くらしいです。

 

患者:肺がんが治ったかどうかは、私自分でわかる!

 

私は試して聞いてみました。

「良くなったかをチェックするために、病院に行ってみますか?」

 

彼女の答えは、

「お金くれても行きません。

行って何が変わるんですか?

先生たちは患者を脅かすだけで、私の肺がんにはなんの役にも立たない。

 

私は今まで何年も病院に通ってました。

よくなったかどうかは、私自分で分かります。

私はもうこの一生病院に行きません。」

 

彼女は自分を治した先生こそ、病気がよくなったかどうかはを判断する資格があると考えてます。

 

西洋医学は肺がんを治したこともありません。

何の判断する資格があるでしょうか?

 

だから、この治療例で決める裁判官は私です。

 

がん治療で、患者さんの気持ちはとても大事!

 

この治療例から分かりますが、患者の気持ち(気分)はとても大事です。

100%病気の治療に影響があります。

 

しかし、西洋医学は患者の気持ちを無視して、脅かして患者を落ち込ませるだけです。患者が死ぬまで。

 

癌の患者は癌で死んだ。

これは西洋医学の話です。

 

しかし本当のことは、患者は治療の恐怖と西洋薬の毒素で殺されている!

 

読者の皆さん、私の一言を聞いてください。

 

世の中には、致命的な病気はありません。

病気はみんな治せるものです。

 

患者が病気で死ぬのは、頼った医師に問題がある、頼ったその医学に問題があるからです。