右半身麻痺で痛みを感じない、左足の震えがとまらないのは1週間で治った。ALS、左半身の冷えが治って、力が入るようになった。筋肉の痙攣も著しく改善。10年の関節痛を2週間で完治。
【※本記事は2021-07-09更新しました】
こんにちは、李哲です。
アメリカの著名な中医学先生:倪海厦(ニハイシャ)先生*1の治療例を翻訳しました。中国語本文のリンク先は、身體的陰與陽
- 右半身麻痺で痛みを感じない、左足の震えがとまらないのは1週間で治った男性
- ALSの患者さん、筋肉萎縮とともに痙攣
- 胃痛と全身のリウマチの女性
- 半身麻痺は風邪を追い出し、脾臓・腎臓を強化して治す。半身麻痺を起こした元凶はワクチン!
- ALS、左半身の冷えが治って、力が入るようになった。筋肉の痙攣も著しく改善
- 体内の冷えを治すことで、10年の関節痛を2週間で完治
- 男女の陰陽がわかると、診断ができるし治療の追跡もできる
右半身麻痺で痛みを感じない、左足の震えがとまらないのは1週間で治った男性
3月に3人の面白い治療例がありました。
私の説明を加えて、陰と陽に関して話したいと思います。
一人目は若い白人男性、主訴は以下の通りです。
- 右半身が麻痺して、痛みを感じない。
- 左足の震えが収まらない。
- 左足が弱くて上げられない。
西洋医学の診断は、「頚椎ヘルニア」。
手術をしたけど、改善されたところか逆に悪化。しかし、漢方薬を1週間飲んで、全部治りました。
▼李哲の補足説明:頚椎の問題は手術で治るものではない。経絡・五臓六腑を強化して治すのが王道です。以下は一つの症例、参考になると幸いです。
ALSの患者さん、筋肉萎縮とともに痙攣
二人目は46歳男性。
去年の5月から筋肉萎縮が始まり、筋肉がよく痙攣し始めました。ほかには、左足が非常に冷えるのに右足は非常に熱く、寝るときは右半身を布団の外に出さないと寝られない。
彼は去年の10月、病院で「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」だと診断されました。
胃痛と全身のリウマチの女性
三人目は胃痛30年の患者さんの奥さん。主な症状は、以下のとおり。
- 手足の関節痛。
- 右半身が風.寒気に弱いけど左半身は大丈夫。
西洋医学の診断名は、「全身のリウマチ」。
この三人は西洋医学の診断ではみんな違います。しかし、よく見ればみんな片方の不調です。2人の男性は先に左半身がダメになり、女性は右がダメになっています。
なんで男性と女性は違うのか?
西洋医学は陰陽の理論がないから、解釈もできないし治療もできない。中医学の角度からみると、これは解釈しやすいです。以下、私が簡単に説明します。
半身麻痺は風邪を追い出し、脾臓・腎臓を強化して治す。半身麻痺を起こした元凶はワクチン!
一人目の白人男性。
私の治療は風邪を追い出して、脾臓と腎臓を強化し、陰陽のバランスを整いました。
中医学の理論で「震えるのは風邪」。
だから風邪(ふうじゃ)を取り除く生薬を使えば良いです。
私は漢方薬以外に鍼灸もしました。
1週間後彼は完治して、とても喜んでました。
彼の病気は致命的なものではないけど、みんなの前で左足だけ震え、右半身が感覚がないのは変な目で見られるでしょう。今は私たちの治療で治り、彼は正常な生活ができて喜んでました。
▼李哲の補足説明:「ふうじゃ(風邪)」は震える症状を引き起こすだけではなくて、じんましんも起こします。
彼の様々な症状は、インフルエンザワクチンの副作用です。私は何回も話してますが、インフルエンザワクチンは打たないで!風邪を引いたら漢方薬を飲んで下さい。漢方薬は1~2日で治ります。
もし、あなたが住んでいる近くに漢方医がいなかったら、私が書いた記事を読めば処方箋がわかります。
ALS、左半身の冷えが治って、力が入るようになった。筋肉の痙攣も著しく改善
二人目の46歳の男性。西洋医学の診断でALSだと言われました。
ALSは西洋医学で治療方法がありません。アメリカでALSの診断をされたら、障害者手帳をもらって一生救済金が出ます。
初診時、彼が言うのは、「会社が無料でコーラを提供したから、仕事の時、2時間毎にコーラを飲んでいて、最後は中毒(依存症)になりました。以前は熱がりだったけど、今は寒がり。以前は冷たい水が飲みたがったです。」
ほかの症状は以下のとおり。
- 熱いものを飲みたがる。
- 汗はよく出る。
- 100m歩いただけでゼーゼーして大汗をかく。
- 左半身は右半身より明らかに冷たい。
- 左半身の筋肉はよく震える。
彼が言うのは、「最初背中が痛かったです。」
私が背中を検査したら、彼の痛いところはT5とT6の間でした。この部分は心臓と督脈の間にある。つまり、彼の病気はSLEと白血病の間にあります。
私が診断したのは、心臓と腎臓と表の陽気が足りない。
▼李哲の補足説明:白血病は西洋医学にとって不治の病だけど、中医学では十分治せる余地があります。以下の症例、どうぞご覧ください。
彼が受けたのは漢方薬と鍼治療。
2回目の診察の時、彼が言うのは「低体温だった左半身は温度が上がり、左半身は力が増えた感じ。治療してる間、左半身の筋肉の痙攣は大腿部からふくらはぎに下がり、今は足指の痙攣しかないです。」
中医学を勉強した人は分かりますが、病気が中から外へ、体の中心から四肢に行くのは病気が良くなっていることです。私たちの治療の方向は正しい事を証明します。
2週間の治療で、彼の両足は温度が同じようになり、左半身の力が戻って来ました。残っているのは背骨の圧痛だけ。
2週間しか治療してないのに、回復が早くてもうすぐにでも治りそうで、彼はとても喜んでました。「回復がこんなに速いとは、思ってもなかったそうです。中医学は本当に不思議だ!」と彼はずっと言ってました。
彼が言うのは、自分のお母さんもALSで亡くなったそうです。彼のお母さんを見たことがないので分かりませんが、もしかしたら遺伝性疾患かも知れません。でも、最初から中医学に診てもらうと、治る確率はたくさんあります。
▼李哲の補足説明:手足の力が入らないのは、原因は様々です。西洋薬の副作用があれば、ワクチンの後遺障害もある。以下は一つの症例、コロナワクチンを打ってからの副作用を鍼で治した例です。
私は彼の病気を治しただけではなくて、コーラ中毒(依存症)も治しました。そして彼に教えました。「コーラはあなたの敵に飲ませるものです。自分が飲むものじゃない!」
彼は大笑いしてました。
私は嬉しかったです。
また一つの家庭を救って。
彼は北京大学から来た優等生で、パソコンソフト開発をする専門家です。前途がある青年。しかし、コーラで病気になっている。コーラは本当に最悪な飲みもの!
体内の冷えを治すことで、10年の関節痛を2週間で完治
三人目の手足の関節が痛い女性は、とても寒がりで風を嫌う。彼女が診察に来た時、他の人は長袖.半袖なのに、彼女はズボン2つに分厚いセーターを着てました。
また、彼女は冷たい椅子に座れない。冷たい水が飲めない、飲むとすぐ全身の関節痛が起きる。寒い所にいると汗が出る。
彼女の手を握って見たら、私はびっくりしました。
氷みたいに冷たい!
彼女の痛みは、体内の冷えがあるからです。病気を治すためには、手足の冷えを治さないといけない。
漢方薬を飲んで何日後、再診察に来た時、彼女が言うのは:「漢方薬を飲んで何時間後には痛みが消えるけど、薬効が消えるとまた痛くなります。」
これは処方箋は合っているけど、処方量が足りないからです。そして、量を増やしました。
3回目の診察の時、関節痛は全部消えてました。前後合わせて2週間くらい。10年の関節痛がすぐ治ったのは、漢方薬のおかげです。
▼李哲の補足説明:関節痛の一つとして、手首の腱鞘炎があります。鍼でどれだけ早く治せるかは、以下の症例を見ればわかります。
彼女は私に教えました。
「本当に不思議です。私は右半身だけ寒がりで風を嫌う、左半身はなんともない。最初に気づいたのも右半身からです」
彼女がもし西洋医学の先生にこんな話をしたら、きっと「精神科に行きなさい!」と言われるでしょう。西洋医学は陰陽の概念がないから。
彼女のご主人は冗談を言ってました。
「私がデカイ鐘を作って彼女を被らせれば、風を嫌わないでしょう。」
男女の陰陽がわかると、診断ができるし治療の追跡もできる
我々中医学の理論では、左半身は血で右半身は気です。
男性は左半身が陽で右半身は陰。
女性は逆で、左半身は陰で右半身は陽。
風を嫌う女性とALS患者さんは、気の所が障害されて問題が起きる。若い白人患者さんは、気の所以外に血の所も障害されています。
皆さんは気づいたでしょう?
三人とも陽の所に問題が起きています。
我々はなぜ陰陽を分けているのか?
陰陽を分けると、病気の診断と治療の追跡が可能になります。
上に書いた3人は、みんな体内の陰陽のバランスが崩れているからです。漢方薬で陰と陽のバランスを整えば、左右が同じようになります。
3人の治療例から分かりますが、違う原因でも体の一側に障害が起きる事がある。しかし、病気の最初は陽の所にあって、治しやすいです。だから、治療は早めにしないといけない。タイミング逃すとダメです。いったん、血の所に入ったら治療には労力と時間がかかります。
3人の治療で分かりますが、中医学の陰と陽の理論は、とても筋が通る話。『黄帝内経』に書いたのは、「不知陰陽者,不可為医」。台湾のたくさんの中医学の先生は、陰と陽を知っているはずです。
◆右半身麻痺、体が寒い、高血圧症の頭痛、めまいは3日の漢方薬で全部治った
◆子供が高熱・けいれん・意識障害後に、半身麻痺・話す能力が退化したのを1週間で著しく改善した例
◆重症筋無力症の原因は「陽明」にある。15回で重症筋無力症を治した鍼灸症例をもとに説明します。
*1:倪海厦(ニハイシャ)先生の紹介文は、リンク先記事をご覧ください。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介します