痛風で親指が痛いのは鍼1回で治り、睡眠の質まで変わりよく寝られた:私のオジサンとおばさん(7)
【※本記事は2020-01-30更新しました】
こんにちは。李哲です。
今日は痛風の痛みを治したついでに、睡眠の質が変わりよく寝られた鍼灸症例です。
本シリーズの最初の記事は、以下をご覧ください。
痛風の痛みで、死にそうになったおじさん
2017年9月1日。
オジサンだけ来ました。
死にそうな痛風の痛みで、今日やっと来たのです。
オジサンが言うのは
「両足の親指の内側が痛くて、腫れている。
右の親指が特に腫れて、先日は歩けなかった。
今日は少し良くなったけど、靴を履くのが大変。
親指を曲げるのも痛いし、靴に当たるのも痛い。
仕事で車運転するのに、アクセルペダルなど踏めなくて、かかとで踏んでいる。」
最近ずっと来てないので、腰と肩甲骨の後ろも痛くなり、手のこわばりがまた再発。以前は針をした後、2ヶ月再発してなくて治ったと思ったそうです。
私はオジサンに話した。
「食事を変えないと、また再発するよ。」
(おじさんはコーラ、コーヒーをよく飲むから)
鍼1本で、痛風の痛みはほぼ消えた
とりあえず、今日は緊急対応として針をしました。
腎兪、京門、肺兪、心兪、大チュウ(骨会)、三間から労宮をつなげる。
仰向けでは関元、中極、太白。
痛風の痛みを治すのは、太白に1本だけ。
本当は公孫も刺したかったけど、オジサンの足が怖くて逃げていたので刺せなかった。
刺して15分後に回して、30分後には全部の鍼を取りました。
鍼を取った時おじさんが言うのは、
「痛風の痛みは、ほぼ治った。
ただし、左足が暴れて内出血し、内出血の腫れた痛みがある。」
足ツボでも痛風の痛みを治す事ができます。ただし、足ツボは相当痛いので覚悟が必要です。
以下は過去記事、痛風の痛みはなぜ親指に出て、なぜ男性が痛風になりやすいのか?…などを解釈した小論文です。参考になると幸いです。
朝たちは、男性の健康のシンボル
関元と中極に関して、オジサンは不思議がってました。
鍼した翌日から朝たちが出たから。
ちなみに、ここ数年は朝たちもなかったそうです。
中極と関元は滋養強壮効果が著しい。
病気を治すだけではありません。
私は他の男性にもよく言いますが、体調が悪くなった時、男は最初に朝たちがなくなる。だから、男は毎日自分で健康診断ができます。
朝たちがなくなったら、すぐ治してくれる所を探すべき。
西洋医学には最初から治療を止めたほうがいい。
西洋医学の健康診断には、朝たちがありますか?の質問もありません。
夕方、オジサンに連絡してみたら、昼寝して起きたら更に良い。内出血した痛みもないそうです。
睡眠の質が変わり、とても良く眠れた
翌日、オジサンから連絡がありました。
「鍼したあと、とても良く寝られたのは、鍼の効果かな?」
変わったのは鍼した事だけなので、鍼の効果でしょうね(笑)
睡眠が浅い。
寝ている途中で目が覚める。
このような方は、コーヒーを飲んでないでしょうか?
コーヒーを止めれば、睡眠の質が良くなります。
検証した方がいたので、ぜひ試して下さい。
コーヒーを飲んでないのに、睡眠の質が悪かったら鍼治療を受けて下さい。数回で睡眠が変わります。
痛風の痛みに鍼は即効性がある
痛風の患者さんは何人も見ましたが、だいたい1回で痛みが緩和もしくは消えます。
痛風の痛みを取るのは、鍼が漢方薬より速いかも知れません。
鍼は鎮痛剤みたいに、肝臓と腎臓を傷つけることもないです。
ただし、体質改善には時間がかかる。
あと、オジサンの食事が変わらないと、いずれかまた痛風の痛みに襲われます。
その時は、また救急車として出動するしかない。
本人が鍼を受けたいと言うのなら…
(本シリーズはこれで終わり)