口臭とサヨナラ!口臭の原因・根本的治療法・予防のまとめ

「毎日、歯磨きしているのに、口臭が消えない…」

「歯垢(しこう)、歯石(しせき)を歯医者さんに掃除してもらったのに、口臭がまだある…」

 

口臭の原因は、口腔内の衛生だけではない。

内臓から来ている時が多いので、歯を磨くだけでは治りません。

 


 

こんにちは。李哲です。

口臭の原因と治療法(鍼治療例を一つ添付)、日常生活での注意点を書きました。参考になる情報になると幸いです。

 

 

1.西洋医学は、口臭の根本的な原因が分かってない

西洋医学では、歯垢(しこう)、歯石(しせき)、口腔がん、むし歯、歯周病などが原因だといいます。

 

口腔中の菌が増えすぎて、においが生じるという説もあり、舌苔の除去をすすめる方法もあります。

 

どの病名を見ても、だいたい口の中が原因。

市販の薬には、口の中の菌を殺す薬もありますね。  

 

果たして、口腔内の菌を殺すことで、口臭は治るのか?

舌苔を除去することで、においは消えるのか?

 

残念ですが、答えはそうでもない!突き止めた原因が、間違っているから。

 

口の中にシュッシュッと薬を入れても、舌苔の除去をしても、みんな一時的な効果があるだけです。

 

しばらく経つと、また薬を使わないといけない。

これは治ったと言いません。

 

治ったの定義は、その薬がなくても、良い状態をキープする事です。

 


 

歯周病・歯垢(しこう)などが原因の場合、歯医者さんの治療で根治ができます。しかし、歯の病気もないのに、歯をちゃんと磨いているのに、口臭に悩んでいる方はたくさんいます。

 

ここで分かりますが、西洋医学は口臭の原因が完全に分かってない。歯周病・歯垢(しこう)が原因だと言うのは、ごく一部の人だけです。

 

西洋医学は口臭がある患者さんの「特別な舌苔」を知っています。

しかし、

「なぜ、舌苔が分厚くなったのか?」

「なぜ、口の中に菌が増えすぎたのか?」

を分かっていません。

 

口臭は「湿+熱」が原因

口臭は「湿+熱」が原因

 

2.中医学で口臭の原因は、「湿熱」

中医学の理論では、べろは胃のエネルギー(気)が到達するところで、心臓の働きを表すところでもある。心臓と胃に「湿熱」が溜まったときは、ベロの舌苔が変わります。

 

だから、舌苔の除去は表面処理ができるだけでは、根本的に口臭を解決することができない。

 

胃と心臓は、どうやって湿熱を生み出すのか?

 

「湿熱」は文字とおり、「湿+熱」。

片方の「湿」もしくは「熱」だけでは、病的なひどい口臭になりません。

 

湿は主に胃腸などの消化系から生じます。

熱は心臓と胃、両方から生じる。

①心臓の熱:心労(過度なストレス)が原因である

例を挙げると、

  • 心配・悩み事が多い
  • 欲望が叶えなくて鬱憤
  • 言いたいことが言えない
  • イライラ、怒り
  • 目標に追われて、焦っている

 

皆さんも経験したことがあると思います。

悩み事が多いと、夜は胸あたりが熱くて眠れない。

焦って何かをする時、身体だけではなくて、頭まで熱くなります。

 

一時的な気持ちだったら良いですが、日にちが経つと身体には熱がこもります。怒る・心配などの気持ちは、体内のバランスを壊すから。 

 

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気持ちの持ち方は、体内への影響が強い。平常心が1番です。

 

②胃の湿熱:食生活が原因である

胃湿熱(胃に湿気と熱がこもる)は、西洋医学で言う「胃腸障害」の一つ。

 

なぜ胃に湿と熱がこもるのか?

簡単にいうと、食べ物が胃袋の中で腐るからです。

 

よくある原因を挙げます。 

  • お酒の飲み過ぎ。
    お酒は湿気と熱をため込むので、適量なら身体も自力で解消しますが、飲み過ぎは胃腸だけではなくて、肝臓も大変なことになります。

  • イライラしながら食事。
    消化不良になり、食べ物が胃の中に詰まるから、最終的には「胃の湿熱」を生じます。

  • 食べてすぐ寝る。
    胃の消化には2~3時間かかります。食べてすぐ寝ると胃の動きも止まるので、食べ物が胃の中で発酵して「湿熱」が生じます。

  • 辛いものを食べ過ぎると、「胃熱」が生じやすいです。

  • 便秘。
    胃の中のものが降りられないから、胃の中に滞在する時間が長くて「湿熱」が生じます。

 

もう一つは、当院の禁止物。

食べ物は胃腸に大きな影響があるので、注意しないといけません。

li-hari.hatenablog.com

 

原因は様々あるので、治療するときは原因を突き止める必要があります。

そうじゃないと、治療しても無駄になるから。

 

たとえば、便秘で胃の湿熱が生じたのに、ストレスを解消するツボを刺しても効果がないです。

 

3.「湿熱」の舌苔は、ベロを見ればすぐ分かる

中医学は口臭を判断する時、もちろんにおい以外にほかの判断基準があります。

 

一番分かりやすいのは、ベロを見ること。

中医学では、「舌診」だと言います。

 

以下は湿気が多い舌苔。

赤い丸で囲まれている所が、湿気が多くて白くなっている。 

 

湿気が多いと、自然に熱がこもり気味になります。

症状が軽いときは大丈夫だけど、後々には口臭が生じる可能性が高い。

 

腻厚苔:赤い丸で囲まれているのが、白い舌苔。体内に湿気が多いから、このような白いのができる。

腻厚苔:赤い丸で囲まれているのが、白い舌苔。体内に湿気が多いから、このような白いのができる。

 

以下は典型的な湿+熱の舌苔。 

白い舌苔の上に、さらに黄色くなっています。

 

舌苔黄色くて垢が多い(厚腻苔):熱がこもって黄色になり、湿気が多いから垢が多いです

舌苔黄色くて垢が多い(厚腻苔):熱がこもって黄色になり、湿気が多いから垢が多いです

 

このようなベロになった時は、要注意!

口臭の確率がきわめて高いので、早めに治療したほうが良いです。

 

治療法は病院の薬ではなくて、中医学の漢方薬・鍼灸がオススメ。根本的な治療と体質改善ができるから。

 

4.中医学の治療

中医学の治療には、おもに2つの方法があります。

漢方薬と鍼灸。

 

漢方薬は大ざっぱのご紹介だけになりますが、鍼灸は私の治療例を一つあげます。

①胃腸を整える漢方薬

胃腸の調子を整える漢方薬は、たくさんあります。

 

以下は例。

平胃散(へいいさん)

半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)

附子理中湯(ぶしりちゅうとう)

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

小柴胡湯(しょうさいことう)

調胃承気湯(チョウイジョウキトウ)

大承気湯(だいじょうきとう)

大柴胡湯(だいさいことう)

 

便秘で湿熱がたまったのか?

過度なストレスで湿熱がたまったのか?

これは、漢方医に診てもらって、治療してもらったほうがいいです。

 

②口臭の鍼治療例

鍼も口臭に対する効果がバツグンです。

 

大昔から記載されている、口臭に特効のツボは「大陵」と「人中」。 

当たり前ですが、大昔から口臭の患者さんがいたので、解決策もあったわけです。

 

以下は一人の男性の例。

口臭が気になると言うので、大陵と人中に刺して瀉法を行いました。お腹には消化系を強化する中脘を一つ追加。計3本のみ。

 

3~4回鍼治療してから、白っぽい舌苔がだいぶ綺麗になり、口臭が消えました。それ以外に、胃の調子も前より良いそうです。

 

手首の大陵と、鼻下の人中は回した時にじん~じん~響くけど、「口臭があまり気にならなくなって嬉しい!」と患者さんは言ってました。

 

 

5.日常生活で気をつけるポイント

上には原因が書かれました。

口臭予防のポイントはもちろん、湿熱をためる原因を避けることです。

 

たとえば

  • 食べてすぐ寝ない
  • お酒を飲み過ぎない
  • 辛いものはほどほど
  • イライラしながら食事しない
  • ストレスを溜め込まないで発散する
  • 便秘ぎみだったら、すぐ治してくれる先生を探す

6.まとめ

歯周病・歯垢(しこう)などが原因の口臭には、西洋医学も効果があります。しかし、ほかの原因のときは解決策がない。体質改善にもつながりません。

 

内臓が原因の口臭には、漢方・鍼灸治療がオススメ。

 

内臓からくる口臭が治ったあと、食事に気をつけて、過度なストレスをためなければ、口臭とは無縁になります。

 

7.追記内容:口臭の除去に良い食べ物:ゴーヤ

苦いゴーヤは、心臓と胃腸の湿熱を取り除く作用があります。

 

忙しくてイライラが多い。

仕事に追われて焦っている。

このような方は、ゴーヤ料理を積極的にとった方が良いです。

 

ゴーヤ料理は身体に良い!ストレス軽減にもつながる。

ゴーヤ料理は身体に良い!ストレス軽減にもつながる。

 

軽い口臭の時は、ゴーヤ料理は有効ですが、ひどくなったときは効果が薄いかもしれません。

 

口臭がひどくなったら、家近くの漢方薬・鍼灸医に治してもらってください。数回治療すれば治ります。

 

(おわり)