喉の痛みを一瞬で治すツボ:魚祭・外関。鍼を刺した2~3分後には喉の痛みが治った症例。
こんにちは、李哲です。
風邪を引いて喉が痛い、もしくは慢性咽頭炎で喉が痛い場合、鍼灸はてきめん効果があり、刺した瞬間から喉の痛みが緩和、もしくは治るケースが多いです。
治すツボはいろいろありますが、その時の症状を見て取捨選択。今日紹介するのは魚祭穴・外関穴で治した簡単な症例。今後は違うツボで治した例を書きます。
2020-01-21
患者さんは40代の女性、ずっと通っている方です。
今回は新しい症状が出ました。
右の喉が痛い。
おそらく、風邪を引いたかも知れません。
最初はうつ伏せの鍼だったので、喉が痛いのを治すため、反対側の魚祭と外関を刺しました。刺して2~3分後に確認したら、喉はもう痛くないそうです。
もともとこれで治らなかったら、仰向けのとき違うツボで治すつもりだったけど、うつ伏せのときに治っちゃいました。
風邪の鼻詰まり、喉の痛み、高熱など。
鍼を刺した瞬間から改善できるのを知っているので、私はいつも患者さんに聞きます。もし刺してすぐ変化がなかったら、ほかのツボを選ぶか、もしくは現在刺したツボの角度・深さを調整します。
彼女は何回も鍼治療の即効性を体験しているので、特に驚いてはなかったです。皆さんも同じ体験があれば、鍼治療の即効性が常識になって、風邪を引いたら鍼灸院に行くでしょう。
以下は、外関穴一つで喉の痛みを治した例、参考になると幸いです。
鍼灸に対して、間違った認識を持っている人が多いです。「肩こり、腰痛には鍼が良いけど、不眠症・心不全・腎不全・うつ病・風邪・インフルエンザ…こんな病気も鍼灸で治せるの?!」とビックリする方が多いはず。
ほかによくある間違いは、「鍼はたくさん刺したほうが、効果高い」。事実は病気を治す時、たくさんの鍼が要りません。ほとんど数本の鍼で解決できます。これは過去記事で説明しているので、参考にしてください。
風邪の諸症状:喉の痛み・発熱・寒気がする・食欲不振などには鍼灸は効果的です。今までたくさんの症例を積んで来ましたが、風邪の諸症状は1番治しやすい。
「西洋医学でも治療方法がない風邪を鍼だけで治せるなんて、信じられなーい」と語る方が多いのは想像できます。なぜなら、あなたは治せない鍼灸師ばかり見たから。もし、治せる鍼灸師に出会ったら、あなたはちっともビックリしません。