【※本記事は2019-07-14更新しました】
こんにちは。李哲です。
倪海厦(ニハイシャ)先生の治療日記を翻訳しました。
3つの治療例が入っています。
- 余命宣告4ヶ月の末期肺がん、漢方薬で何年も生きている患者さん
- 麻酔薬の副作用で、てんかんになった患者さん
- 全身性エリテマトーデスの不眠症、関節痛、赤くなった皮膚、冷たい足、体力がないなどの症状が、劇的に改善した患者さん
中国語本文のリンク先は、
- 余命宣告4ヶ月の末期肺がん、漢方薬で何年も生きて、病院の先生がビックリしている
- 麻酔薬で「てんかん」になった患者さん
- 全身性エリテマトーデス(SLE):不眠症は治り、関節痛は改善し、赤い皮膚が減って、足が暖かくなり始め、体力も増えてきた
余命宣告4ヶ月の末期肺がん、漢方薬で何年も生きて、病院の先生がビックリしている
今日、末期肺ガンの患者さんがまた来ました。
前回の治療内容は以下をご覧ください。
前回4種類の生薬を追加してから、彼女は仰向けで寝れるようになりました。
しかし、右脇がまだ痛いので、右側を下にして寝れない。ほかの症状はみんな良くなっています。
ほかの自覚症状の変化は、
- 脈診は一息6~7回から5~6回に減少
- 四肢の温度はだいぶ暖かくなった
- 食欲は良いけど、味覚はまだダメ
- 寝汗をかくのは治った
- 肺の痛みも治った
彼女は続けて同じ処方を飲めば良いです。
末期肺ガンの彼女は、治療が適切なので今まで生きています。
最初、彼女の西洋医学の主治医は、「漢方薬が効くなんてありえない。あなたの余命は4ヶ月です!」と言ってました。
何年経った今でも彼女は生きて、その主治医は漢方薬の効果にとても驚いているそうです。
その主治医は今態度が変わって、彼女に言いました。
「漢方薬を止めないで下さい。西洋医学は、なぜ漢方薬が効くのか分からないけど、あなたを見てる限りとても良い感じです。続けて漢方薬を飲むのは、悪いことではないです。」
麻酔薬で「てんかん」になった患者さん
一人の患者さん。
てんかんで治療に来ました。
アメリカ白人、中年女性。
彼女が言うのは、「自分はこの一生、てんかんになったことがない」
去年の11月、歯科医院で口腔手術をしてからおかしくなり、良くけいれんするようになりました。
地方の西洋医学の先生は、検査したあと「てんかん」だと診断して、抗てんかん薬を処方。彼女は抗てんかん薬を飲んでも、けいれんが止まりません。
ほかの症状は、
- 両足は氷みたいに冷たい、体も両手も氷みたいに冷たい
- 体は痩せ型で食べたらすぐ吐く
- 脈診は細くて力がない
- 体力がない
記憶力は抗てんかん薬を飲んでから、大幅に減退しました。
現在、彼女は西洋薬を飲まなくてもつらい。飲んでもつらいです。
彼女の主治医も、なぜかが分かりません。
これは体内の冷えです。
私が思うのは、当時の歯科手術で使った麻酔薬が原因。
彼女はその薬にアレルギーがあって、体内の冷えを引き起こしたのです。
熱証は縦(ダランと伸びる)。
寒証は縮(縮まる)。
これは寒証で間違いはありません。
私は体内の冷えを追い出す処方を出しました。
彼女は、手足が暖かくなるまで飲めば良いです。
彼女は本当のてんかんではない。
麻酔薬からくる後遺障害です。
だから、今日診察室で話した時、けいれんがあったけど一時的になもの。本当のてんかん患者さんみたいに失神、白泡を吐く、目が宙吊りになるなどの様子はなかったです。
本当のてんかんの治療例は、以下の記事が参考になるります。
どうぞ、目を通してみてください。
全身性エリテマトーデス(SLE):不眠症は治り、関節痛は改善し、赤い皮膚が減って、足が暖かくなり始め、体力も増えてきた
今日来た患者さんはみんな重症ではない。
治療例はあるけど、あげるほどではないです。
なので、今日私は空き時間を利用して、08/05ニューヨーク州から来た全身性エリテマトーデス(Lupus)の治療法を説明します。当時の治療内容は、以下の記事をご覧ください。
彼女の主な症状は
- 不眠症
- 足が冷たい
- 食欲は過剰にある
- 極端に喉が渇く
- 冷たい氷水が好き
- 体力がない
- 顔にはたくさんの紅斑ができている
これは標準的な上熱下寒の症状。
彼女は生理不順で、西洋医学の先生に「生理を止める薬を下さい」と言いました。
西洋医学の先生は、母乳と生理が同じであるのを知らない。
そのまま生理を止める薬を出した結果は、火に油を注ぐやり方で、全身性エリテマトーデスの悪化が加速します。
彼女は8月5日から飲み始め、ずっと同じ処方。同時に漢唐2番を飲みました。
以下は彼女の変化。
- 今月の21日以後は、毎晩ぐっすり寝れるようになった
- 極端な喉が渇くのも、だいぶよくなった
- 食欲が下がり、もともと飲んでいたステロイド剤も減量中
- 顔の皮膚は薄くなり、赤色も薄くなった
- 関節痛はだいぶ改善して、鎮痛剤も要らなくなった
- 体力は回復し、両足は暖かくなり始めた
いろんな変化が現れ、彼女は漢方薬に対して更に自信が増えました。
私は処方箋変更なしで、続けて初診時の処方箋を使うつもりです。
状況が続けて進歩すれば、患者さんの回復は時間の問題だけです。
臨床では、鎮痛剤に頼りすぎて鎮痛剤が神様だったという患者さんもいました。複雑な自覚症状の治療内容だったけど、幸いにも結果が良い。以下の記事でご確認できますので、どうぞ1回ご覧ください。
生徒の皆さんは要注意です。
どの全身性エリテマトーデス患者さんでも、この処方で良いわけではない。臨床では患者さんの症状を見てから、処方を作るべきです。
全身性エリテマトーデスと白血病の治療法は似ています。
診断方法も似ている。
圧痛点を探すのも、1個の椎間が違うだけ。
白血病患者さんの処方箋には、必ず☓☓☓を入れます。この生薬がないと、白血病患者さんは正常に戻りません。
白血病の原因は、ニハイシャ先生が書いた記事をご覧ください。