耳だれを3回で治した鍼治療例2つ【孫培栄先生の鍼灸症例】
【※本記事は2019-06-30更新しました】
こんにちは。李哲です。
耳中が痛くて腫れたのを治した、孫培栄先生の鍼灸症例2つを翻訳しました。
参考になると幸いです。
症例1:耳だれに血が混ざる症状、3回で治った
秦君、52歲。
出身地は山東、住所は台北市博愛路203巷。
左耳中に化膿して、常に耳だれに血が混ざって苦痛だそうです。
治療に来たのは1968年9月16日。
刺したツボは、聴宮。外関。関衝。少沢。足竅陰。
3回で耳中の痛み、腫れが取れました。
症例2:たくさんの名医も治せなかった耳だれ、3回で治った
張君、55歳。
出身地は浙江、住所は台北市木柵溝子口。
耳掃除で耳中を傷つけ、痛みと腫れが起きて膿が出続けた結果、半分くらい聴力がなくなりました。
この症状はすでに5年も続いて、たくさんの名医に診てもらったけど治らないそうです。
武さんの紹介で、1970年5月11日に治療に来ました。
同じツボを3回刺して、痛みと腫れが取れました。
李哲の感想
聴宮と外関は理解できますが、足竅陰.少沢.関衝などはちょっと分からないですね。おそらく熱証だから、井穴を刺したでしょう。
とりあえず聴宮と外関を刺して、効果が少なかったら足竅陰など追加するつもりです。
耳の中が化膿するのは、漢方薬も良い効果ありますが、鍼も著しく変化します。同じ症状で悩んでいる方は、ぜひ鍼を試して下さい。
以下は自分の中耳炎を治した例。参考になると幸いです。