【※本記事は2019-07-02更新しました】
こんにちは。李哲です。
今日は鍼の治療例です。
患者さんは自分。
寝てる時に寝違えたのか、朝起きたら右の脇腹が痛くなりました。
普段の動きには支障がないけど、側弯して深呼吸すると一瞬痛くなる。
筋違いだと思いますが、痛めたきっかけがよく分からない。
いったい何で痛めたか?
原因はあとにして、とりあえず治療し始めました。
脇腹の痛みには小柴胡湯も効きます。でも、鍼が無料なので先に鍼を試しました。せこいですね(笑)
左足の陽陵泉穴を刺して、30分置鍼。
置いて間は15分ごとに1回鍼を回しながら、脇腹を伸ばしました。鍼の響きはもちろん強めに。
脇腹は足の少陽胆経が流れる範囲なので、陽陵泉穴一つだけで十分です。
以下は鍼を回している自分を、撮ってもらったもの。
30分くらいで鍼を抜き、その後は普通に動き。
2~3時間後には、体を横に曲げて深呼吸しても大丈夫になりました。
鍼灸を習ってなかったら、いつ治るか不安の状態で脇腹痛を我慢し、自然に治るまで何日も過ごしたかも知れません。
鍼灸を勉強して良かったと再び思いました。
不幸にもその後、またわき腹の痛みに襲われたけど、幸いに鍼治療+刺絡療法で治ったこと。以下の記事で詳しく説明しています。よかったらご覧ください。
臨床で脇腹痛は、帯状疱疹などにも現れます。
その時も同じように、陽陵泉穴が使えます。
ほかには手の少陽三焦経の支溝穴(同じ少陽経だから)など、経絡の補瀉を考えていろいろ選べられます。
場合によって、手のツボを選ぶか足のツボを選ぶ。
どちらを選んでも、結果的にはみんな治せます。