1回の針で呼吸困難が消え、動悸・不安感も改善:嗅覚障害(蓄膿症)(1)

【※本記事は2019-09-11更新しました】

 

こんにちは。李哲です。

今日は私の鍼灸治療例。

 

患者さんは30代の男性。

最初に来た時の主な自覚症状は、

  • 鼻づまり(花粉症もある)
  • 1日中疲れている
  • 朝起きても眠たい
  • 頻尿…

 

子供のときはよく風邪を引いて、しょっちゅう西洋薬を飲んでいたそうです。

 

彼の1日中疲れているのは、睡眠時間が短すぎるからです。仕事がめちゃくちゃ忙しいのもあって、1日2~3時間くらいしか寝てない。こんな睡眠時間だと、鉄人でも倒れます。

 

最初は鍼治療が始まってなくて、足つぼ整体しか受けてない。

 

体調は足ツボ.整体で徐々に良くなりました。

頻尿が減って背中は軽くなり、鼻も前より通るようになったけど、花粉症はまだある。

 

花粉症は鍼治療の効果がとても良いです。

以下は1つの施術例、参考になると幸いです。

 

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今年の4月、鍼灸師の免許を取って鍼治療になってから、更に詳しい話を聞きました。

 

彼が言うのは、鼻づまりで2回、鼻骨を削る大手術をした。

 

手術前、鼻づまりがどのくらいひどいのか?

彼の話では、「匂いが全然分からない。 

手術すると1ヶ月くらいは匂いが分かるけど、またすぐ鼻づまりで匂いが分からなくなる。」

 

匂いが分からない嗅覚障害は、鍼治療での効果があります。

以下は1つの鍼治療例。孫のうんちのニオイも分からなかったのが、施術後にニオイが分かるようになりました。

 

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1回目の鍼治療に来た時、彼から話を聞いたのは、左の腎臓に膿疱が見つかって、中に溜まっているのは悪性の癌細胞かどうかは、生検してみないと分からない。ただし、「60%は悪性であるだろう!」と言われ、病院の先生はとりあえず手術しないで、経過観察をすすめたそうです。


腎のう胞以外に、彼の自覚症状は

  • 不安感が強い
  • 動悸
  • 心臓がドキドキする
  • 呼吸困難
  • 息を吸うのが苦しい

 

1回目の鍼治療で選んだツボは、公孫穴、内関穴、巨闕、中極、関元、陰陵泉穴、膻中、霊骨、大白、腎関(最後の3つは董氏奇穴)。


施術のあと、彼がいうのは「息を吸うのは楽になった!」

ここに来る前は、安静時でも呼吸困難の状態でした。

 

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3日後の2回目、彼が来て話したのは、

「呼吸困難はもうなくなりました。動悸、不安感は、まだ少し残っている。」


彼は呼吸困難で病院に行った時、病院の先生が言うのが「喘息ではないですかね?」

 

彼は不思議に思って、私に質問しました。

「大人でも急に喘息になるんですか?」


私は答えました。

 「喘息は急になるものではありません。

急になる呼吸困難は、薬物中毒.打撲症などのケガです。」

 

病気は徐々になるもの。

ケガは急にできるものです。

 

食べ物アレルギー(そばアレルギーなど)、急にできるものではない。

徐々に体内に老廃物が溜まって、ある日誘導体で爆発するのです。


病気とケガ。

皆さんはこの2つの言葉、間違わないで下さい。

 

~つづく~

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