体質改善しないで、手術だけでは問題解決にならない:子宮筋腫.多発性子宮筋腫なのに手術しない女性(2)(2018-03-01修正)

こんにちは。李哲です。

今日は続きの記事です。前回の内容は以下をご覧ください。

li-hari.hatenablog.com

 

子宮筋腫など子宮の中にできたものは、閉経に伴って子宮が萎縮するので筋腫も萎縮します。

 

簡単に説明すると、閉経すると子宮に行く血液が減る。栄養が足りないので筋腫も自然に萎縮するわけ。どうしても筋腫が気になる方は、手術で切ってもかまわないです。

 

ただし子宮卵巣がないと、女性ホルモンバランス異常になりやすいので、将来的の悪影響も考えないといけません。

 

後々になって、ホルモンバランス異常だから子宮卵巣を返してなんて、できない。

 

子宮卵巣がなくてホルモンバランスが崩れたから、「女性ホルモン剤を利用すればいいのでは?」と思う方。

 

女性ホルモン剤の副作用として、乳がんと子宮がんがあります。

私が専門学校で習った西洋医学の教科書には、子宮がんの原因は女性ホルモン剤だと書いています。

 


 

子宮がないから子宮がんにならない。

このような発想は正しくないです。

 

子宮を取っても子宮がんになります。

乳房切除術をしても乳がんになるのと同じ。

 

癌の原因は、その臓器があるかないかではなくて、体内の環境(ホルモンバランスなど)と関係があります。

 

体内のホルモンは、その臓器がなくても分泌されます。

体内の環境を整えるのではなくて、ただ単に切るだけでは問題解決にはなりません。

 

切ったあとに中医学の治療を求めても、他の患者さんより大苦労します。治療の困難度があがり、めちゃくちゃ時間がかかる。 

 

なぜなら、あなたの臓器が足りないからです。

 

私が習った董氏奇穴の本(楊維傑 著)では、子宮筋腫は鍼灸治療の適応症。ただし、6cm以上になると難しいと書いてました。おそらく、これは楊維傑先生の経験だと思います。

 


 

 今後は子宮筋腫の方が来たら、そのまま伝えたいと思います。

  

6cm以上の場合、不正出血.生理痛.貧血症など改善できるけど、完治は無理。筋腫を全部消すのは無理。


6cm以下でも、完治の保証はありません。

 

鍼灸は時間がかかるものです。

体調が良くなっても、子宮筋腫のサイズが変わらないかも知れません。

 

自覚症状はどうでも良い。

筋腫だけなんとかしたい。

 

子宮筋腫のサイズにこだわる方は、鍼灸より西洋医学の治療を求めたほうが良いです。