子宮内膜症の腰痛は6日の漢方薬でだいぶ良くなり、全身の赤かゆい湿疹と耳鳴りも同時に減った治療例
【※本記事は2019-07-27更新しました】
こんにちは。李哲です。
今日はアメリカでの中医師、鄭智城先生*1の文章を翻訳しました。
中国語本文のリンク先は、
子宮内膜症の腰痛は、6日の漢方薬でだいぶ良くなり、全身の赤かゆい湿疹と耳鳴りも同時に減った
ある日、インタネットでの友達が診察に来ました。
子宮内膜症があるそうです。
ちょうど親戚にお医者さん(西洋医学)がいて、彼女がアドバイスを聞いたら「子宮内膜症は西洋医学で治せない」と言われて、とても落ち込みました。
彼女が言うのは、
「親戚に言われたから余計に落ち込みます。
ほかの知らないお医者さんだったら、まだ希望があるけど…」
本当に可愛そう。
でも、よく考えて見ると、
西洋医学は何が治せたでしょうか?
何も治せてない。
ただ単に、コントロール.管理(Manage)するだけです。
つまり、死ぬまで薬を飲まないといけない。
あなたは死ぬまで、西洋薬の奴隷!
この患者さんは、ほかに症状がありました。
- 全身に赤い湿疹ができて、とても痒い
- ベロは赤くて舌苔は灰黄腻
- 唇の色は赤い
- 口臭がある
脈診では最初は弱いけど、強く押してみたら実。
生理中は腰痛があり、普段は耳鳴りがある。
これは中医学で言う湿熱証です。
こんなにたくさんの症状があるのに、「湿熱」この2文字でまとめます。
西洋医学になると、最初は皮膚科に行かせるでしょう。ステロイド剤を塗って、今日は良くなり明日はまた再発。最後は骨粗しょう症で終わり。(李哲説明:ステロイド剤の副作用は腎臓を壊して、腎臓が弱くなると骨粗鬆症になります。)
私の処方は、桂枝、蒼朮、ヨクイニン、土茯苓、茯苓、、黄柏、澤瀉、菖蒲。6日分。
1週間後、再診察に来ました。
すべての症状が良くなりました。
全身の湿疹は減って、痒みがなくなり、耳鳴りは減りました。
ちょうど生理が来たけど、以前は見たことがない粘膜組織が排出され、生理中の腰痛はだいぶ良くなりました。
私は彼女に言いました。
「子宮内膜症でしょう?
西洋医学はどんな複雑な病名を付けるか、関係がありません。中医学では簡略して湿熱と瘀血といいます。」
病名がかっこよくて科学的に見えますが、なんの役に立ちますか?治療になるでしょうか?
2回目は彼女に少し熱い生薬を入れましたが、すぐ熱が上に上がる症状が出ました。彼女にまだ湿熱が残っているのが分かり、3回目にはまた湿熱証を治す処方箋を出しました。
2回目の生理が来た時、また粘膜組織みたいな物を排出し、これは子宮内膜症が長年治ってないからです。
でも、緊張する必要がありません。
徐々に漢方薬で排出できます。
李哲の解釈
鄭先生の話はとても正しいです。
西洋医学は数え切れないほどの病名があるけど、治したのがあるのか?
ありません。
怖い病名は患者さんを脅かす道具になり、自分だけ知っている自己満足に陶酔し、患者さんの前で権威を振りまくだけ。
辛口すぎると言われるかも知れませんが、いい間違ってますか?
中医学は患者さんの体調を全体的に治すので、いろんな不調が同時に治ります。つまり、中医学の治療を受けると一石二鳥の効果がある。
子宮内膜症であろうと、子宮がんであろうと、生理中の痛み(腹痛、腰痛など)はすべて足つぼ整体、針灸、漢方薬で治せます。死ぬまで薬を飲む必要がありません。
以下は2つの足つぼの症例です。
以下は一つの鍼治療例。
体質改善して永遠に生理中の腹痛、腰痛から逃れるか。
もしくは、安易に西洋薬に死ぬまで頼るか。
自分で選んでください。
*1:鄭智城先生の紹介は、オススメの漢方医・鍼灸医(海外) をご覧ください。