近視の鍼治療:度数が低ければ、鍼で治る【孫培栄先生の症例】
【※本記事は2019-06-22更新しました】
こんにちは。李哲です。
今日は孫培栄先生の鍼灸症例を翻訳しました。
近視は軽度であれば鍼治療で治るので、ぜひ試してください。
近視を鍼治療で治した症例
症例1:2回で完治した軽度の近視
湯さん、女性、19歳。
住所は台北県土城長風三村。
近視、メガネ度数は100度。
1970年4月20日、治療に来ました。
刺したツボは、目窓、侠渓(きょうけい)、天柱、復溜、光明、曲泉。2回で完治しました。
症例2:近視の兄弟、4人のうち3人が完治して、1人は無効
1970年4月25日、騰君の紹介で呂氏兄弟4人が治療に来ました。
彼らの住所は土城郷員林村。出身は台湾。
呂小霞、16歳、近視で200度。鍼は16回。
呂☓華、13歳、100度くらい。鍼は7回。
呂☓美、11歳、80度くらい。鍼は2回。
この3人は視力が正常になりました。
上のお兄さん、18歳、メガネは700~800度。メガネしたのは3年も経っています。
20回くらい鍼をしたけど、著しい変化はなかったです。
軽度の近視は、鍼ですぐ効果が分かるけど、高度の近視は治療効果が薄いのが分かります。
李哲の感想
私も臨床で近視の方を何回か治療しましたが、やはり効果がある人とない人がいます。日本の計算で、視力0.6以下になると戻すのが難しい感じですね。
誰でも効果があるとは保証できない。
近視を発見したら、すぐ治療した方が良いです。
近視がひどくなって、かなり年数が経ってから来た場合、鍼でも効果がないかも知れません。
追加説明
↓↓↓
中国のメガネ700度と言うのは、だいたい日本の視力0.1です。
100度はだいたい0.6(0.6は軽度の近視)
0.1の視力は、戻すのがなかなか厳しいと思います。