膝痛、腰痛、お尻の痛み、坐骨神経痛、むくみがひどい:膝痛、頑固な便秘症の針治療例(1)(2018-02-21)
こんにちは。李哲です。
今日は私の鍼灸治療例です。長いので7回に分けて書きました。
一人の女性、50代。
彼女は昔足つぼ.整体に来たことがある人です。
その時は、足つぼ.整体が余りにも痛くて我慢できなくて、通うのを止めたのです。
彼女が言うのは、「鍼なら我慢できそうだから来た」
彼女の主な自覚症状は、
- 坐骨神経痛
- 膝痛
- 頑固な便秘症
- むくみ
- 肩こりと首こり
- 食欲が強すぎる
坐骨神経痛は腰からお尻、大腿部の外側に沿って痛い。
膝痛は左側。
階段の昇降ときに、特に痛い。
便秘症はひどくて、1~2週間に1回の便通。
(私が今まで診た一番ひどい便秘です)
慢性的な肩こりと腰痛。
足のむくみはひどくて、くるぶしが見えない。彼女のむくみは、本当にすごいです。これは腎臓など内臓の機能がとても弱っていること。
膝痛も腎虚証から来るし、むくみも腎虚証から来る。
施術した時、彼女が乳製品をまだ食べていると聞いたので、「極力止めてください!」と話しました。
牛乳で作られたもの、すべての乳製品。
飲めば飲むほど腎機能が弱くなり、老廃物が下半身にたまって足が太くなり、下半身がむくみます。
以下は鍼治療の記録です。
2016年4月23日。
1回目。
刺したツボは割と多い。
陰陵泉、地機、三陰交、巨闕、関元、中脘、水道、腎兪、志室、委中、陰谷、下委中(圧痛点を探して刺す)、後渓、申脈、太谿、風池穴、腎関(董氏奇穴。腎機能の強化のため)。
2016年4月28日。
2回目。
あまり変化なし。
彼女が言うのは、「コーヒーは止めたけど、乳製品はまだ食べている」
2016年4月30日。
3回目。
特に変化なし。
2016年5月6日。
4回目。
彼女が言うのは、主に左の膝痛なのに今日は右膝痛。なので、両膝とも施術しました。いつものツボを少しアレンジ。
施術後に彼女が言うのは、「以前は便意もなかったけど、今は便意がある。ただし、自宅じゃないと落ち着かないので出しにくい。便を出す時、お腹に力が入らないせいか、便が硬いせいか、出してもすっきり感がない」
2016年5月12日。
5回目。
彼女が言うのは、お尻の痛み(坐骨神経痛)は消えた。両膝の痛みもたまにしか出ない。
便通は2週間に3回ある。
前は1週間に1回の便通だったので、彼女は前より良いと言ってました。
2016年5月19日。
6回目。
彼女が言うのは、階段の昇降時の膝痛はまだある。
お尻の痛み(坐骨神経痛)はない。それより腰痛が気になる。
肩こりと首こりは、あまり気にならなくなった。
便通は今週2回あった。
最近はたまに2日連続で便が出る時がある。
~続き~