【※本記事は2020-03-27更新しました】
こんにちは。李哲です。
今日はある女性の施術記録。
主訴は左の肩甲骨周りの痛み。3週間前から痛かったそうです。
どこが辛いのか指で指してもらったら、左の肩甲骨の外側と下の方。これは小腸経が流れているので、右の後谿で十分。左の後谿にも刺しましたが、これは首肩コリのためです。肩甲骨周りの痛みのためではない。
うつ伏せから仰向けになった時、「左肩を回して見てください」と言いました。彼女はグルングルン回して見て、「さっきより全然楽!すごい!」と喜んでました。
まだ少し残りがあるようなので、右の陽陵泉を追加して根本を切る事を狙いました。最後、鍼を取るときには、肩甲骨周りの痛みがほぼ治り。
ただし、手足を触ってみたら、まだ冷たかったです。最初から冷えていたので、下半身の温度をあげようとしたけど、効果はイマイチの感じ。
私「最近かなり寒がりですか?」
彼女「そうですね。寒いです」
私「コーヒーとか甘い物とか食べてないですか?」
彼女「甘い物はあまり食べてないけど、コーヒーはよく飲みます」
私「コーヒーで胃が冷えるので、止めたほうが良いです」
彼女「果物もよく食べますが、これはダメでしょうか?」
私「果物はどれくらい食べていますか?」
彼女「りんご1個。ほかにもいろいろ食べます」
私「果物が主食になるとダメです。果物はあくまでもご飯を食べたあとに食べるもの。少なめで良いです。」
彼女「え?果物はダメですか?」
私「そうです。あなたは今冷え症が強いので、果物を食べなくても良いです。あと、生ものもなるべく避けたほうが良いです。たとえば刺身・野菜サラダとか。」
彼女「え?野菜サラダもダメですか?なんで?」
私「胃が冷えるからです。」
彼女「だって野菜でしょう?そんなに冷えるのですか?」
私「野菜は火を通せば大丈夫です。火を通さないと胃に入った時、胃は余計にエネルギーを使って暖めないといけません。胃のエネルギーが減るので、体内が冷えると言うのです。刺身も生野菜・果物と同じように冷えます。」
彼女「へえ?果物が大好きですごい食べていますが。野菜サラダもダメなら、食べる物がないですよ…」
私「野菜は火を通せば大丈夫です。」
果物の食べすぎて、体調不良になった女性の例があります。以下の記事、どうぞご参考に。
生もの(刺身・野菜サラダなど)に関しては、皆さんも気をつけてください。
生ものをたまに食べるのはOK。主食になったり、しょっちゅう食べるとダメです。
昔の人たちは野菜サラダ、果物を主食にしてないのは、その理由があるのです。
先にも述べたように、胃袋は冷たいものを消化するために、余分にエネルギーを使わないといけない。そして、胃袋のエネルギーが足りなくなる→胃袋の温度が下がる→手足の温度も下がる→全身の温度が下がる(冷え症・低体温症)。
胃と手足の関連性を証明するのは簡単です。
お腹が空いて寒くて帰宅した時、熱いスープを飲んで少しご飯を食べればすぐ手足が熱くなります。
熱いスープを飲んでも手足が冷たい?
あなたの五臓六腑は問題があります。
あなたはすぐ手足を暖かくしてくれる針灸医・漢方医を探すべき。
野菜サラダが流行る理由の一つ、おそらく酵素が挙げられますが、酵素に関しては過去記事があるので参考にしてください。
※追記内容※
生理中は生もの(果物、刺し身、野菜サラダなどを含み)を避けてください。この期間は、いつもより冷えやすいので要注意。