胃腸風邪の腹痛、下痢を鍼1回で治した例

【※本記事は2019-09-28更新しました】

 

こんにちは。李哲です。

今日は私の鍼治療例。

 

一人の女性。ずっと通っている方で、主に膝と腰を強化するために治療していました。

 

ある日、ガンガン冷えている所で外食をして戻ったら、胃腸風邪になってお腹を壊したのです。

 

下痢まではいかないけど、軟便ぎみで1日4~5回行く。

そして食欲が全然なくて、ヘソの上、胃のあたりが痛い。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/li-hari/20180822/20180822152801.jpg

 

今回は胃腸のツボを少し多めにしました。

中脘、上脘、下脘、公孫、内関など。

 

針を取る時、彼女が言うのは「鍼を置いている間、胃腸がグルグルなり始めて、終わるゴロにはお腹が空いてきた」

 

施術後お茶を飲む時、彼女は友だちの話をしました。

「友だちはヒザ痛で近所の鍼灸院に通っているけど、ヒザ痛だけでほかの主訴は治療しないそうです。

 

ここみたいに何でも治してくれない。

 

自分は幸運だと思います。

友だちも羨ましいと言ってました。」

 

私は聞いて嬉しかったけど、ちょっと恥ずかしかったです。普通に針をしているだけですけど。

 

ニハイシャ先生の鍼灸を習った人は、みんなできるはず。特に胃痛・下痢とかは治りがとても早いです。

 

私は彼女に説明しました。

「中医学の漢方と鍼灸にとって、内科外科などの区分がないです。

中医学が診ているのは、一つだけ。健康科のみ。

 

これは以前の記事でも討論しました。

f:id:li-hari:20180601140713j:plainf:id:li-hari:20180601140713j:plainf:id:li-hari:20180601140713j:plain
li-hari.hatenablog.com

 

後日、彼女が来て話しました。

「前回の針をしたあと、胃はもう大丈夫。普通に食べられるようになった。便通も大丈夫。」

 

1回で治ったのは、幸いのことでした。

ただし、誰でも1回で治るとは保証できません。個人差があるのでご了承ください。