西洋医学の定義では、「35歳以上の初産婦を高齢出産」だと言うそうです。
高齢出産のリスクは、流産・妊娠高血圧症候群・妊娠糖尿病などが挙げられます。
45歳だと超高齢出産で、超ハイリスク妊娠ですよね?
しかし、李宗恩博士の治療例を見ると、すべての問題を漢方薬で解決して無事出産しています。
簡潔な治療記録ですが、参考になると思います。
以下からは本文。
こんにちは。李哲です。
ニハイシャ先生の弟子、アメリカの中医師:李宗恩博士*1の治療例を翻訳しました。
中国語本文のリンク先は、
(03/05/2019発表)
45歳で無事出産を終えた女性
今日はとても嬉しかったです。
一人の患者さんが再診察に来て話したのは、先週順調に出産して、すべてよし。母子とも健康。私はやっと肩の荷が下りました。
この女性、45歳です。
ここ数年、彼女はいろんな不調を治療しにきました。
1年から彼女は「漢方薬で妊娠を助けてほしい」と希望がありました。夫婦ふたりとも子供がほしいけど、あと数年後には閉経する。今子供を産まなかったら、あとはチャンスがないのです。
去年の夏休み、彼女は自然に妊娠できて喜んでいました。
しかし、彼女は45歳になっていて、産婦人科医たちは大敵にでも会ったように、患者さんにいろんな危険性を教えました。
胎児の健康問題を含めて、様々なハイリスクも話しました。
たとえば
- DNA異常(ダウン症など)
- 胎児の成長の遅延
- 流産の確率も高い
- 妊娠糖尿病
- 妊娠高血圧症候群
- 妊娠高血圧腎症
- 早産
- 逆子
- 常位胎盤早期剥離(じょういたいばんそうきはくり)
産婦人科医たちは、患者さんにたくさんの検査を受けることをすすめ、またいろんな警告を出しました。たとえば、「予定日の数週間前に帝王切開術したほうがいい」など。
妊娠中のすべての体調不良を漢方薬で解決し、産婦人科医が言うのは「ありえない!」
患者さんは、確かにいろんなトラブルに遭いました。
最初はつわりがひどい。嘔吐。心臓の拍動が速すぎる、ゼーゼーハーハーする。
その後は、妊娠高血圧症候群・妊娠糖尿病・貧血などの症状が現れました。
しかし、彼女は中医学を信じて、ずっと中医学の治療を受けてきました。
私も毎回の状況によって解決方法を考え、軽い漢方薬で患者の血圧・血糖値・心臓の拍動を正常に戻しました。
産婦人科医たちは、非常に驚いていました。
高齢出産でたくさんの異常が出たのに、西洋薬を飲まないで正常に戻るのはありえない!
妊娠後期になって、産婦人科医たちが心配しているのは「逆子」。
1ヶ月前から、「帝王切開の準備が必要だ」と患者に警告しました。
結果的に、患者さんは妊娠39週目に出産し、赤ちゃんは3500グラム、身長52cm、お母さんも体調の回復が良いです。
去年、患者さんが自然に妊娠したとき、私はとても喜んでこの治療例を書こうとしました。
しかし、妊娠はまだはじめの一歩で、今後は流産などの様々なリスクがあります。
一歩一歩進みながら、順調に出産し親子とも無事。
肩の荷が下りたので、記事にしてお祝いする事ができました。
李哲の感想:漢方薬・鍼灸は、妊娠中すべてのトラブルを解決できる
漢方薬は医食同源のものが多いので、妊娠中はもちろん、妊娠してなくても食べて大丈夫です。
漢方薬の効果は、様々な翻訳文で分かると思います。
以下は結果は書いてないですが、分析が面白い翻訳文。読んだことがない方は、どうぞご覧ください。
鍼は薬物注入ではないので、さらに安全であることは理解できるでしょう。
実際に、私は臨床で様々な妊婦さんの体調不良を解決してきました。
妊娠中のむくみ、つわり、胃痛、便秘、腰痛、猛烈な痒みに襲われたカンジタ症…
鍼で解決できないのがありません。
詳しい治療例は、以下のカテゴリーをご覧ください。
妊娠中にもっとも多い逆子の例をあげると、鍼治療は基本的に1~2回で治せます。ほかの腰痛、坐骨神経痛などは言うまでもない。数回の施術で楽になるのが分かるはずです。
妊娠中の不調があったら、 近くの鍼灸医に診てもらってください。きっと良い結果になると思います。
西洋医学が言い出した高齢出産に関して、以前反論の記事を書いたことがあります。読んだことがない方は、どうぞご覧ください。
*1:李宗恩博士のご紹介は、オススメの漢方医・鍼灸医(海外)をご覧ください。