【※本記事は2019/07/25更新しました】
こんにちは。李哲です。
今日はアメリカでの中医師:鄭智城先生*1の文章を翻訳しました。
中国語本文のリンク先は、
(2012-07-20 04:31発表)
- 8回の流産、中医学の治療を紹介しないのは、わざと?
- 大昔の中国、流産・胎児発育不全の治療法がなかったら、なぜ世界一人口の国になった?
- 子宮頸を金具で止めても、流産してしまった女性
- 子宮外妊娠は当帰芍薬散で治せる
- 胎児発育不全は、八味地黄丸もしくは膠艾四物湯で治せる
- 李哲の解釈
8回の流産、中医学の治療を紹介しないのは、わざと?
今日偶然に見たニュース。
ある女性は8回も流産して、まだ妊娠してないそうです。
おうまいゴッド!
本当に狂った世界。
最初言いたいのは、この妊娠したい女性は気が狂っています。
俗語でも言いますが、1回騙されたら騙した人のせいにしていい。2回も騙されたら、あなた自身が悪い。
しかし、この女性はなんと8回も騙される?
誰のせいにしたらいいですか?
まあ、社会のせいにしましょう。
そうすると、みんな責任を負わないから。
2つ目は、西洋医学も気が狂っています。
中国は何もない野蛮な国ではない。
中医学の発祥地です。
中国の西洋医学の先生も、中医学を少し習っています。
何回も流産する患者さんに、西洋医学の先生は中医学に紹介もしない。
これは故意ですか?
西洋医学が愚かだから?
もしくは金もうけで気が狂った?
この状況が逆だとします。
中医学治療で8回も流産したら、女性はきっとネットにボロクソ書き込んで、中医学がどれだけデタラメで詐欺師であるかを訴える。
まあ、8回も要らないでしょう。
1~2回で効果がなかったら、すぐ中医学は効かないと断定する。そして、西洋医学に飛びつく。
大昔の中国、流産・胎児発育不全の治療法がなかったら、なぜ世界一人口の国になった?
たくさんの頭良い人は、こう思うかも知れません。
大昔の中国人は流産、胎児発育不全なんか知ってない。
癌の知識もない。
しかし、頭良い彼れは思ったことがありますか?
もし中国人が流産、胎児発育不全、癌を知らなかったら、なぜ中国の人口が世界一でしょうか?
なぜ唐・宋時代に世界一強くて金持ちの国になったでしょうか?
少し前に、ある読者が私に質問しました。
読者「両側の卵管につまりがあるけど、中医学は治せますか?」
私「これは中医学にとって容易なもの。十中八九、治ります。」
その読者は、私がホラを吹くと思ったでしょう。
読者「実質的なつまりですよ。それでも中医学は治せるのですか?」
私「中国人はこの5千年で、卵管のつまりがなかったでしょうか?卵管のつまりはこの100年、ダーウィンの進化論で生まれた新しい組織ですか?中医学を信じないなら結構です。時間のムダ!」
信じない人は治せない。
ニハイシャ先生もハッキリ言ってました。
子宮頸を金具で止めても、流産してしまった女性
以前、中医学を勉強した時、一人の先生は例を挙げてました。
先生は国内の西洋医学病院で働いた時、ある同僚が8回も流産したのです。
病院も多分メンツがないと思ったでしょう。
自分の従業員も治せないなんて!
最後、悪どくな方法を見つけて、金属の糸で同僚の子宮頸をしっかり締めたけど、最後はまた流産。
まあ、西洋医学はどうせこんなレベル。
鄭先生は、以下の記事でも、西洋医学は小学生なみのレベルだと言ってました。
子宮外妊娠は当帰芍薬散で治せる
私の昔の彼女、お互い結婚したあとでも連絡がありました。
彼女が初めての妊娠したのが、子宮外妊娠だったのです。結果的には手術して胎児を取りました。
本当にかわいそうです。
子宮外妊娠は「傷寒雑病論」ではっきり書いてあります。
胎児発育不全は、八味地黄丸もしくは膠艾四物湯で治せる
残念なことは、今の主流メディアは『傷寒雑病論』を見ない。
せっかくの妊娠が、このまま終わってしまったのです。
まあ、1回目は運が悪かったから、仕方ないとします。
もう一度やり直そう!
2回めの妊娠して、今度は羊水が足りないのが見つかりました。
どんなに自宅で安静して、動かないようにしてもダメ。
7~8ヶ月の時、胎児発育不全で流産しました。
羊水が足りないのは、「傷寒雑病論」でどう解決したか分かりません。
ただし、水は腎臓と関係しているから、おそらく八味地黄丸もしくは膠艾四物湯でしょう。
八味地黄丸は以下の記事でも出ています。
参考になると幸いです。
www.li-hari.net
私はたまに思います。
西洋医学は、わざとして世界の人口をコントロールしようとしているのかな?
なんで毎回こんなふうに、「手術は成功したけど、患者さんは死んだ」?洗脳された患者さんは相次いて火の海に飛び込む?
もしかして、私が考えすぎたかも知れません。
ハッハッハ。
李哲の解釈
1~2回流産したら、また同情ができます。
しかし、8回も流産したら愚か者だとしか言えない。
中国人として、中医学があるのも知らないなら、もう救いようもない。
「傷寒雑病論」の婦人科内容は、数ページしかないです。
(もともと傷寒雑病論の本はとても薄い)
しかし、女性の妊娠する前・妊娠中・出産後のすべてのトラブルに関して、処方箋が書いてあり、この処方箋は2千年以上使われている。
当帰芍薬散は腹痛によく使うもの。
臨床での症例は、以下の記事が参考になると思います。
膠艾湯はもともと7種類の生薬で構成されているけど、後世の人たちは炙甘草を取り除いて、名前が「膠艾四物湯」になりました。
日本では芎帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)が既成品として使われていますね。外出先では煎じられないので、とても助かる漢方薬です。
芎帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)は、子宮頸がん治療に最も多く使われています。以下の記事、参考になると幸いです。
どちらの処方箋が良いかは、臨床で患者さんの症状を見ないと分からないので、信頼できる漢方医に聞いてください。
鍼灸治療の場合は、もう少し考え方がシンプルなので、治療も迷いが少ないです。
去年、2回流産して鍼治療に通った女性がいましたが、10数回の鍼したあと自然に妊娠しました。治療例としては書いてないけど、今後もし同じ治療例があったら書きます。
流産したときは、もう一度妊娠するのではなくて、体質改善をしないといけません。なぜなら、臓器の働きを強化しないと、もう一度妊娠しても流産するから。
流産する原因は、ほとんど子宮の冷え(温度が低い)。
詳しい説明は以下の記事をご覧ください。
冷えの時は、セルフ灸がオススメです。
鍼で子宮の環境を強化できるのは、肝経と脾経のツボ。あとは、お腹のツボがあります。関元、中極穴、気海、、血海、三陰交などが有名。
妊娠中のトラブルは、すべて鍼灸で解決できるので、困っている方は信頼できる鍼灸院に問い合わせしてみてください。
*1:鄭智城先生の紹介は、オススメの漢方医・鍼灸医(海外) をご覧ください。