漢方薬でいろいろ改善:筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療

(※2019-02-11更新しました)

筋萎縮性側索硬化症(ALS)、西洋医学では不治の病です。

原因不明であり、有効な治療法もありません。

 

しかし、中医学ではその原因と治療法が分かります。

 

筋萎縮性側索硬化症(ALS)だと診断された方は、西洋医学の副作用だらけの治療薬よりも、先に漢方薬・鍼灸など試してみてください。

 


 

こんにちは。李哲です。

今日は倪海厦(ニハイシャ)先生の弟子:陳先生*1が書いた治療例の翻訳文です。

 

中国語本文のリンク先は、ALS患者(漸凍人)

 

 

筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者さんの症状、中医学の診断・処方

初診は1997年11月10日。

病気が発作したのは1994年。

 

患者さんの主な症状は、

  • 顔色は黒
  • 食べるのはまだ良い
  • 手足は冷たい
  • おでこは熱い
  • 小便は薄い黄色
  • 睡眠の質は悪い
  • 逆流性食道炎でで胃が辛い
  • 大便は毎日1回(西洋薬の軟便剤を飲んでいる)
  • 両手足は空気が入ったように腫れて動けない
  • 話しても2つの単語、言葉がはっきり出ない

 

目の診断では、心臓の陽気が足りない。脾臓の区域が大きすぎ、腎臓の陽気はまだ良い。

 

他にあるのは、

  • 舌は赤くて、舌苔は乾いてない
  • 口の中が粘る
  • 喉に痰がたくさんある感じ

 


 

治療法則:心臓と脾臓の陽気を補充。

処方箋:(単位は銭)

柴胡3

鬱金(ウコン)5

黄芩(おうごん)2

竜胆草2

半夏2

ナマのトリカブト(附子)3

黄連2

乾姜3

炙甘草3

桂枝3

澤瀉(ダクシャ)5

茯苓3

白朮3

竜骨5

加工したトリカブト(附子)3

補骨脂2

川窮 1

当帰3

黄耆5

防已2

地竜1.5

 

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乾姜(かんきょう)の画像


ほかの市販の粉薬:脾臓の強化と大便を出すためのやつ。

 

漢方薬治療してから症状の変化

12月10日。

4回目の診察。

 

胃酸逆流で胃が辛いのは治りました。

患者さんが言うのは、「漢方薬を飲んでから手足が2~3時間くらい暖かくなり始めた」

顔色は黒いのがなくなっています。

 

 今は漢方薬飲んだあと、

  • 目が疲れた感じでよく見えない
  • 心臓の動悸がある
  • 首がこる
  • 両足はむくむ
  • 小便の量が少なくて、小便の時に熱く痛くなる

 

処方箋:

柴胡3

鬱金5

黄芩2

竜胆草2

桂枝3

澤瀉5

茯苓3

白朮3

ナツメ2

加工したトリカブト3

芍薬3

黄耆5

麻黄1

通草1

 

※ナマのトリカブトを飲んで中毒反応があるので、ナマのトリカブトを削除。

 

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【▲ トリカブト(附子)の画像 】

 


 

12月18日。

5回目の診察。

よく見えないのと動悸はなくなり、足のむくみは消え、小便の時に熱いのもない、小便の量も可。

 


 

12月25日。

6回目の診察。

前回の処方箋に防已2を追加。

 


 

1998年1月2日。

7回目の診察。

乾姜2を追加。

 


 

1998年1月9日。

8回目の診察。

処方箋の中から防已2を削除。細辛1.5と白僵(ビャクキョウサン)を追加。

 

今回の診察でみたら、空気が入ったように腫れているのは、ほぼ正常に戻っている。

もちろん、治療中には手背のシワがなくなったのが、徐々にシワが戻って来た。これは陽気が流れていることを示します。

 

同様に、患者さんは漢方薬を飲んでから手足が暖かくなり、徐々に手足の温度も上がってきました。

 

粉薬は以下の物に変更(単位はグラム):

当帰四逆湯9、葛根2、麻子仁丸3。

 

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葛根(かっこん)の画像

 


 

1998年1月16日。

両手の腫れているのはなくなり、患者さんは屈指運動が少しできました。リハビリ運動を続ける事をすすめました。

 

処方箋は変わらない。

「麻子仁丸」では排便が出切れないので、小承気湯4に変更。

 


 

1998年1月23日。 

進歩はたくさんある。

両肩は上がる、両足の指も屈伸運動ができて、動ける幅が広い。

 


 

1998年1月30日。

両足がむくんだので、もとの処方箋の黄耆を5から10に変更。

舌は赤く、苔は少なくて白潤。

(陽気が流れていれば、陰は自動的に生まれる)

 

陳先生のまとめ

1.ALS患者さんは望診だけで分かります。

ニハイシャ師匠からずっと教わったのは、陰と陽を分別すること。

陰は目に見えるもの。陽は見えないもの。

 

四肢は脾臓がコントロール。

四肢の筋肉の収縮をコントロールします。

 

患者さんは四肢が動けないので、脾臓の陽気が足りないと判断できる。

 

心臓は血脈を司る。

脈絡が順調に流れば、詰まり無し。

しかし、患者さんは四肢が腫れているので、心臓の陽気が足りないと判断。

 

言語不利から、更に心臓の陽気が足りないのが分かる。

 

以上のことから、治療法則は一目瞭然。

同様に、この原理は病気が進歩したか悪化したかも判断できる。

 

腎不全で透析をする患者さん、もし記憶力が良くなり、白髪が黒い髪になり、大小便が正常になったら、患者さんの腎臓が回復したのが分かります。

 

だから、ALS患者さんの四肢が暖かくなり(心臓の熱が四肢まで行けること)、指が動ける(脾臓の働きが戻ったこと)。

 

以上の症状で、我々あ病気が徐々に良くなっていることが分かります。

 

師匠はよく言ってるけど、中医学は外に立って中になにがあるかが分かる学問。

黄帝内経にも書いてあるのは、【望而知之謂之聖】

 


 

2.筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者さんは、もともと心臓の陽気が四肢に行けなくて、上に逆流してベロが赤くなり舌苔がなくなる。つまり、ニセの「陰虚」症状

 

そのもとは、心臓の陽気が四肢に行けなくいこと。

理由は途中での詰まりがあり、心臓の陽気が逆流するのです。

 

だから、治療法は陽気を流して、つまりをなくすのがメイン。

 

心臓の陽気が順調に流れれば、空気が入ったように身体が腫れるのもなくなる。舌苔も徐々に戻ってきます(熱が逆流しないから)。

 

患者さんは漢方薬を飲んだあと2~3時間は暖かさを感じるのを見ると、漢方薬は症状に合っている。

 

ベロが赤くて舌苔がないから、陰虚だと判断して陰ばかり補充すると、病気は悪化するだけ。

 

師匠がよく言うのは、

「陽気が戻れば陰は自動的に生まれる。」

 

弟子の蛇足ですが、「陽気が通れば陰は自動的に消える。」と解釈しております。

 

弟子 陳医師 報告

 

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倪海厦(ニハイシャ)先生の評価


筋萎縮性側索硬化症(ALS)の原因は、陽気がものすごく足りないからです。

 

なぜ陽気がここまで非常に足りないのか。

これは西洋薬のお陰。

全ての抗生物質は、身体の陽気を破壊します。

 


 

筋萎縮性側索硬化症(ALS)は前世紀に発見したもので、大昔にはこんな病気がなかった。昔はなかったけど、今ある病気はすべて西洋薬の製薬会社の傑作です。

 

西洋薬の製薬会社がなかったら、こんな病気も現れないはず。

 

例えば認知症(痴呆)。

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)。

自閉症。

多動児(たどうじ)。

小児の白血病と悪性脳腫瘍など。

 

すべて製薬会社の傑作。

彼らが一番得意なのは、病気を作り出すこと。

 

これは彼らが信じているGODとまったく違う。

 

製薬会社の人は皆知っています。

GODは命の奇跡を作ってあげるけど、悪魔は病気と苦痛を作る専門家。

 

二者の目的は違うので、世の中には自然に正と邪の対立があるわけ。

 


 

この悪魔みたいな西洋薬の製薬会社をぶっ壊さない限り、人類の安定した生活は無理。

 

陳医師は非常に若くてレベルが高い中医師です。

将来は必ず輝く星になるでしょう。

 

私は台湾の人たちの代わりに嬉しいです。

なぜなら、素晴らしい漢方医がもう一人増えたから。

 

彼は医学知識が豊富だけではなくて、慈悲な仏様のような心も持っている。

 

患者さんが彼に出会ったのは本当に幸運です。

彼はとても素晴らしい。

 

(おわり)

*1:陳先生は台湾の漢唐中医診所の先生です。診療所の情報は、倪海厦先生の台湾診療所オープン 記事をご覧ください。