【翻訳文】人生の選択(2018-02-21修正)

こんにちは。李哲です。

今日はアメリカの開業医:李宗恩博士の記事を翻訳しました。

 

中国語本文のリンク先は、

人生的抉擇 – 當張仲景遇上史丹佛

翻訳文

昨日、私は一人の末期がんの患者さんに、「抗がん剤療法をして下さい」と話しました。

 

抗がん剤は、末期がんに効果より害が大きいといつも思いますが…

 

たくさんの西洋医学のがん治療権威も、抗がん剤は末期がんに役に立たない、さらなる問題を引き出すと言いますが…

 

この患者さんは非常に若い、まだ34歳です。

 

2ヶ月前に体調不良で病院に行ったら、子宮頸がんだと診断され、しかも全身に拡散している。

 

がん治療科の先生が言うのは、「抗がん剤を始めても5~6割の有効率しかない。そして、今回の抗がん剤が有効だとしても、すぐ再発する可能性が極めて高い。」

 

この患者さんは10何日前に治療しに来ました。


当時はお腹がすごくはれている。

舌苔はとても白くて分厚い。

 

中焦と下焦の寒気と湿気はひどいのです。


すぐ体内を温めて、溜まった水を出さないと、水が溢れて肺にまで来た時には、心肺停止は避けられない事。その時は状況が非常に難しくなります。

 

急いで処方したのは、加工したトリカブト、生姜、桂枝、茯苓、猪苓、ダクシャ、柴胡、鬱金、枳実、栝蒌実、薤白。5日分。とりあえず、全般的に大事な所を先に守るようにしました。

 

昨日、患者さんが再診察に来ました。

分厚い舌苔はなくなり、患者さんは身体が軽くなった。精神状態も良くなり、お腹の圧力も減り始めていると言ってました。

 

患者さんのお母さんも、患者さんの全体的に良くなり、顔にも血の色が出て来たという。

 

がん治療でこれは進歩だとは言えないけど、少なくとも患者さんはまだ漢方薬を受け入れる。溜まった水が減っているのを見ると、漢方薬は彼女のためになると判断できます。

 

しかし、なぜ私は彼女に抗がん剤療法をして良いですと話したのか。

 

彼女は中国人。

旦那さんはアメリカ人です。

幼い子どもが2人いる。

 

前回、私は彼女の家庭環境を聞きました。

 

彼女が言うのは、1年半前に予想外に二人目ができて、同時に引っ越しもあり非常にプレッシャーが強くて鬱になった。

 

このうつは、癌の非常に大きな誘因です。

 

今回、癌だと診断が出てから、旦那さんはすぐ抗がん剤療法をを勧め、患者さんの感受となぜ中医学の治療を受けるのか、なぜ患者さんの親が抗がん剤を反対しているのかを完全無視。

 

患者さん、旦那さん、患者さんの親の争いは発熱化して、敵対関係になりました。

 

争いの重点は、幼い2人の子ども。

 

末期がんで、しかも全身に拡散。

中医学でも西洋医学でも、ほとんどの場合、延命治療しかできません。

 

長期的に生きる可能性は少ないです。

 

他の言葉で言うと、この患者さんはいずれかは死ぬ。

 

もし、患者さんが西洋医学の治療を受けて死んだら、患者さんの親族たちは患者さんの運が悪い。こんなに若くて癌になり、苦しい闘病生活を送って最後はで死んだと言います。

 

誰も西洋医学の治療を疑わない。

さらに西洋医学の治療を勧めた親族を恨まない。

 

もし患者さんが中医学の治療を受けて最後は死んだら、

たとえ生存期間が西洋医学の先生の予測したより長くても、

中医学の治療期間中に生活クオリティが高くても、

西洋医学の治療が放棄してから中医学の治療を受けに来たとしても、

患者さんが最後死んだら必ず親族の誰かが中医学のせいにして、中医学は無効で詐欺だと言う人がいます。

 

さらに中医学の治療を勧めた人たちを恨んで、勧めた人たちの無知と迷信で患者さんが死んだと言います。

 

昨日、患者さんの状況を見ると、患者さんが中医学の治療を受けたか受けてないか関係なしで、患者さんの親が抗がん剤を反対する事で、旦那さんと大喧嘩になっている。

 

患者さんが死んだ後、アメリカの法律によると、旦那さんが子どもを受け取ります。

 

旦那さんと患者さんの親が大喧嘩になったら、将来はお父さんが子どもを会わせてくれないかも知れない。

 

ひょっとしたら、子どもにお母さんは爺ちゃん、婆ちゃんのせいで死んだと教えるかも知れない。そして、子どもは一生爺ちゃん、婆ちゃんを恨む。

 

もし、結果がこうなったら、患者さんの2人の子どもにはとても不公平で残忍です。

 

末期がんの彼女はいずれかは死ぬ。

2人の子どもは母の愛情を失い、爺ちゃん.婆ちゃんの愛も失い、恨みの影で一生過ごすのは、私にはとても見たくない結果です。

 

だから、私は私の医学知識.臨床経験に違反して、彼女と彼女の親に、抗がん剤療法を受けてくださいと言いました…

 

これが人生の選択でしょうか。

 

心が痛いけど、さらなる危険で苦しい道を患者さんにあげました。

 

でも、私は分かります。

彼女の最大な願いは、ガンが治る奇跡ではなくて、2人の子どもに幸せな人生があること。