今日はアメリカでの中医師:鄭智城先生*1の文章を翻訳しました。
中国語本文のリンク先は、
(2013-02-27 01:29発表)
甲状腺機能亢進症(バセドー病)の女性、10日の漢方治療で2ヶ月も調子が良かった
去年の5月、一人のアメリカ人女性がフロリダ州から治療に来ました。体型は少し太っている。眼診で分かるのはひどい貧血、眼瞼の裏は血の色がなかったです。
彼女が言うのは、自分は甲状腺機能亢進症。体が熱くて腰痛があり、足もつる。普段は汗っかきで頻尿、尿失禁があり、喉は渇かない。
甲状腺機能亢進症は、非常に多くみられる病気です。
中年男女であれば、みんななりやすい病気で、若い男女すらなります。
甲状腺機能亢進症の本質は、五臓六腑の虚証。補わないとダメです。
そうじゃなかったら、死ぬまで西洋薬を飲まないといけない。
いったん西洋薬を飲み始めたら、ほぼ廃人になります。
私が処方したのは当帰六黄湯+生脈散。
中の黄芩、黄柏を芍薬に変えて、腰痛があるので杜仲を追加し、10日分を処方しました。
先月、彼女はまた診察に来て話しました。
「前回と同じ処方がほしいです。効果がとても良く、すべての症状が消えました。」
西洋薬を飲んでないのに、10日の漢方薬だけで2ヶ月も調子が良かったのです。
李哲の感想:死ぬまで飲む薬は、「治療」ではない
甲状腺機能亢進症は、私も診たことがあります。
残念なのは2回で鍼を止めました。
一つの原因は、西洋薬を止めてくれないこと。
常識で考えてほしいです。
薬を飲んで、つらい自覚症状は良くなったのか?
鍼治療を決めたら、無効な西洋薬を止めるのは良いじゃないですか?
止めるのを怖がる理由は分かります。
西洋医学の先生に「止めると悪化する!」と言われたからでしょう。
たくさんの患者さんが西洋薬を止められないのは、病院の先生に脅かされているからです。
本当にムカつく!
治せないくせに、「死ぬまで飲んでください」と言う先生は、恥ずかしくもないでしょうか?
井の中の蛙大海を知らず。
漢方薬・鍼灸で治せる事実を、知るのが怖いから?
死ぬまで薬を飲まないといけない。
これは治療ではありません!
漢方薬・鍼灸の症例はたくさんあります。
以下は一つの治療例、どうぞご参考に。
漢方薬はもちろん、鍼治療も効果があります。ただし、甲状腺機能亢進症は内臓の病気なので、ギックリ腰みたいに2~3回で治るものではありません。
最低でも2~3ヶ月の時間がかかるので、辛抱強く通う必要があります。
西洋薬で一生コントロールしたくない方は、ぜひ近くの信頼できる鍼灸院にたずねてみてください。あなたの幸運を祈ります。
*1:鄭智城先生の紹介は、オススメの漢方医・鍼灸医(海外) をご覧ください。