【※本記事は2020-04-22更新しました】
こんにちは。李哲です。
今日はある女性患者さんの感想。彼女の前回の治療内容は以下をご覧ください。
肩甲骨内側の痛みは鍼１回で消えたけど、また徐々に再発。その後マッサージのお店で、２回ほどほぐしてもらったそうです。
今日の主訴は、
- 首コリ
- 肩こり
- 腰痛
- 目の疲れ
パソコン作業が多い現代人に、ありがちな症状です。
当時、鍼をしたのは風池、大ちゅう（骨会）、腎兪、京門、陰谷、委中、後谿。仰向けでは気海、関元、中脘、三陰交、太衝、合谷、足三里、内関、太陽。
うつ伏せが終わって、仰向けで針を刺す時、彼女は風池穴に関して感想がありました。
「首の後がつらいので、そのツボを刺すとすごく気持ちいいです。マッサージも他の鍼もダメだし、もうここに来るしかないですね。」
一般的に風池穴を刺すと、頭の半分がしびれるような響きがあるので嫌がる人が多いけど、彼女みたいに平気に受けて「風池が好き！」だと言う人は初めてです。本当に不思議な方。
風池穴は風邪の鼻水も止まられます。
以下の記事に出た男性は、左の風池を押したら左の鼻水が止まりました。面白い変化でした。
今日は入念に回したせいか、彼女は「以前より響きますよ！バージョンアップでもしたんですか？」と質問してきました。
私は笑うしかなかったです。
「角度と深さで響きが変わります」
鍼治療が終わってお茶を飲む時、彼女が言うのは「体がスッキリです。むくみがすごい消えました！」
私「足のむくみですか？」
彼女「足だけではなくて、お腹もです。」
足の内側は三陰交穴しか刺してないので、これだけでむくみが消えたのは初めてです。もしかして三陰交穴を、置鍼中に２回回したのが効いたかも知れません。
足のむくみがひどい時は、陰陵泉・地機も一緒に鍼すと、さらなる効果が出ます。以下はもう一つの鍼治療例、鍼を刺した瞬間からむくみが消えました。
お腹の方は、関元と気海が効能を果たしたと思います。たまには、関元一つだけでもお腹が熱々になり、溜まっている水が消える。
私「そういえば、お腹は確かにむくんでいる感じでしたね…」
彼女「なんでお腹がむくみますか？」
私「会社の強い冷房と、普段の食事が関係していると思います」
彼女「もしかして、食べている飴がだめですかね？」
私「え？！飴はダメですよ。飴には人工甘味料がたっぷり入っているので、"最強"のものです。しろ砂糖より何十倍も強い。甘い物食べたいなら、果物とか黒糖にしてください」
彼女は笑いながら、「飴はだめですか？うん、ドライフルーツは大丈夫ですね？」
私「ドライフルーツは自然なものなので、OKです」
人工的な甘い物を禁止物にする理由は、過去記事で詳しく説明しました。以下の記事、どうぞご覧ください。
「食べ物には気をつけてください」と皆さんに伝えていますが、やはり気をつけてない所がありますね。
私は鍼治療と一般的な知識を伝えることしかできないので、あとは一人ひとり日常生活で気をつけてもらうしかないです。
