【中医学】脂肪肝の症状、原因と脂肪肝を改善した足つぼ整体の症例
【※本記事は2019-05-06更新しました】
こんにちは。李哲です。
現代人に多い脂肪肝と肝機能低下。
その原因と症状は何で、対策(改善・治療方法)はないのか?
脂肪肝の諸症状が良くなった患者の施術例をもとに、脂肪肝の原因と症状を中医学の角度から解釈しました。
参考になると幸いです。
脂肪肝の様々な症状
脂肪肝は文字とおり、肝臓の代謝が悪くて脂肪が肝臓の中にたまる症状です。
肝臓が悪いと様々な自覚症状で分かります。
- 食欲不振
- 疲れやすい、だるい
- 夜中に足がつりやすい
- 尿が濃い黄色で、匂いがきついときがある
- 男性は朝たちがなくなり、ED(勃起不全)になる
- 目のピントが合わない、視力のトラブル(複視、乱視、近視、遠視など)
肝機能低下のもっとも多い5つの原因
肝臓の解毒作用が弱くなる(肝機能低下)のは、すべて脂肪肝を引き起こす原因にもなります。
以下は肝機能低下を引き起こす5つの原因を述べました。
臨床でみると、脂肪肝ともっとも関係があるのは項目3と4。
脂っこい食事、過度なお酒、コーヒー、乳製品などの食べ物です。
薬、サプリを取らない方でも、普段の食事に間違いやすいので、十分気をつけましょう。
①病院の薬・ヘロイン・麻薬・覚醒剤
すべての薬(化学薬品)は、肝臓と腎臓に負担がかかり、最終的には肝臓と腎臓を壊します。
長年飲み続けると、その副作用から逃れる人がいません。
ヘロイン・麻薬・覚醒剤は人工的に合成された化学薬品。
最後は肝不全・腎不全・人工透析になるので、怖くなければやってください。
【▲ 肝不全・腎不全を引き起こすヘロイン・麻薬・覚醒剤】
②人工的な栄養:サプリメント
良かれと思うサプリメントは、思わぬ落とし穴。
特にビタミンAは、肝臓への破壊力が強い。
肝臓がんになりたかったら、どんどんビタミンAを食べてください。
ビタミン剤に関する情報は、以下の翻訳文が参考になると思います。
③脂っこいファーストフード、大量のお酒(★★★)
ファーストフードを作るときの油は、最悪の油。
いくら美味しそうに見えても、食べないでください。
自分で脂っこいものを作るときも、サラダ油は止めてラードがオススメです。
お酒はほどほど。
これは詳しく説明する必要がないでしょう。
【▲ 大量のお酒は脂肪肝・肝硬変・肝臓がんの原因にもなる】
④コーヒー、乳製品、人工甘味料たっぷりの甘い物(★★★)
コーヒーと甘い物は身体を冷やして、血管が縮まるから老廃物がよけいにつまります。
乳製品は下腹部の膀胱、腎臓、子宮、卵巣にくっついて老廃物になるので、なかなか頑固な毒素になります。
日常での食べ物だから、われわれは気づきにくい。
毎日3食も食べ続けたら、徐々に量が変化が質の変化をきたし、処理できない老廃物が溜まったときは病気になります。
以下はコーヒーに関する記事。
参考になると幸いです。
⑤夜更かし、過労
夜は肝臓が働いている時間帯です。
解毒作業をすすめて、体内の血液中の毒素をきれいにしています。
このときに寝ないと、解毒作業が邪魔されて、毒素が身体に残ります。
一日二日は徹夜してもかまいませんが、長年夜更かしの習慣になると、肝臓が悲鳴をあげる。最終的には肝臓が壊れます。
脂肪肝だと診断された女性の施術例
患者は70歳の女性です。
病院の検査で、「脂肪肝」だと言われました。
あと、肺癌の疑いがあるから、タバコもやめさせられたそうです。
おばさんがこちらに来たきっかけは、いつも行ってるマッサージ屋さんのスタッフから噂を聞いて。当院に来たことあるスタッフは、紹介するときに「タオル一枚用意したほうが良い」と言ったらしいです。
スタッフが話した理由は、
「口に何か挟まないと我慢できないから。」
その紹介したスタッフは、1回きりで来てないです。
「こちらに来るのが、とても恐怖だ」と言って。
最初おばさんを見た感じは、体型が大きい。話し声がデカイ。
(声が大きいのは、まだ治しやすい人たちです)
問診で一つ分かったのが、40年前にマンホールに落ちて、右側全身を強打。
その後、右足が象の足みたいに腫れて病院に行ったら、先生に「骨も折れてないし、安静すれば治る。他に治すところはない。」と言われたそうです。
痛くて病院に行ったのに、病気はないと言われたおばさん。
納得いかなかったけど、先生に質問するのも怖くて、そのまま我慢して自力で治ったそうです。
徐々に腫れが引いてきて、おばさんもその事故を忘れてました。
そして40年経った現在、打ったところが変な感じ。
体の芯がいつも緊張してる感じだそうです。
あと、むくみが酷い。
足つぼ整体の治療過程と症状の変化
施術というより、「格闘技」だった
おばさんが受けたのは、足ツボ整体で60分。
「すごく痛いよ!」という紹介した人の言葉を聞いて、覚悟してきてのにもかかわらず、施術の光景は壮絶な「格闘技」だとしか言えなかったです。
痛くて逃げてる足を引っ張ってきて押す。
そして、また逃げる。
おばさんの叫び声は、青山に響くくらいでした。
「あなた!私に恨みでもあるのか!!」
「あなたが先生じゃなかったら、本当に顔けっ飛ばして首を締め付けたい!!」
ダメな食べ物を教えて、歩くことをすすめた
初診の日に、私はコーヒー.サプリメント.白砂糖が入った甘いものを全部止めてもらうようにしました。
あと、毎日歩くことをすすめました。
普段の運動が少なすぎるから。
おばさんは私の話を聞いて、次の日から毎朝1時間の散歩に出かけて、コーヒーもあっさり止めました。
美容サプリで、顔がパンパンにむくんだ
おばさんは、面白い昔話を教えてくれました。
以前、美容サプリメントを飲んだそうです。
飲んでると綺麗になる気がしたでしょう。
しかしある日、久しぶりの友たちに会ったら、友たちが言うのが「あなた、顔が相撲さんの顔になっているよ。どうしたの?」
友たちの話で、おばさんはやっと気づいたのです。
確かに腫れている!
そして、おばさんはサプリメント会社に電話して質問しました。
「顔が腫れるのは、サプリの副作用ではないですか?」
会社は否認しました。
「今までそんな副作用はありません!」
認めない場合は、どうしようもないでしょう?
訴えたらいいですかね?
おばさんは、さっさと美容サプリメントを止めたそうです。
そしたら、顔つきが徐々に元に戻ったのです。
この話をするのは、皆さんにサプリメントの裏をもっと知ってほしいからです。
楽して綺麗になるなんて、ありえません!
現在、市販の美容.痩身に関するサプリメント。
その裏の顔、副作用。
消費者のあなたは、どのくらい知っていますか?
記事に書いたおばさんの場合、顔が腫れているのは腎臓などがやられたからです。
私の推測では、おそらくそのサプリメントにステロイド剤の成分が入っていると思います。
なぜかというと、仙丹だと言われるステロイド剤の一番著しい副作用が、顔がむくむ。背骨と肩がパンパンに盛り上がって、水牛の背中みたいになるからです。
おばさんはさっさと止めて良かったですが。
みなさんは、これを教訓にして騙されないで下さい。
タバコと肺癌は因果関係がない
おばさんが病院の先生んに言われて止めたタバコ。
止めるのもいいですが、正直初診の日に私は「続けて吸ってください!」と言いたかったです。
一つ目の理由は、タバコと肺癌は因果関係がないから。
肺がんになった女性、タバコを吸わない人がたくさんいます。
西洋医学の先生たち、
なぜかを説明してくれますか?
2つ目の理由は、おばさんは睡眠良い・大小便は正常・手足がいつも温かいので、中医学で言うと肺癌の疑いはありません。
3つ目の理由は、おばさんがヘビスモーカーで、吸うのが楽しみでストレス解消になると言うから。
病院の先生が言う肺癌の疑いは、ただの疑いでしょう?
「肺に影が映っているから、肺癌の可能性がある」と、病院の先生は言います。
その腫瘍が、体に害がない腫瘍か、害がある腫瘍か?
親愛なる先生よ、
あなたは何を根拠で判断するでしょう?
細胞の検査をして、がん細胞の顔が綺麗かどうかで判断する?
たくさんのがんは、進行性が遅いです。
このおばさん、今年で70歳。
20年、30年吸ってやっと致命的な腫瘍になるかも知れません。しかし、その時おばさんは100歳になります。
100歳過ぎてなくなる原因は、ほとんど老死。ガンではありません。
がん細胞と共に生きて、生活に支障なく100歳でなくなる。
この生き方、何が悪いでしょう?
無理やりタバコを止めさせた先生、
あなたは100歳まで生きそうですか?
施術3日後、体が若くなって軽い、尿の色は薄い黄色になった
1回目の施術を受けて帰るとき、おばさんはヘトヘトだったそうです。
「電車で帰るのがとても辛かった。次の日に40年前に打撲したところが、今まで痛くなかったのに、急に痛くなった。打撲した時は、余りにも腫れていたので記憶に新しい」と言ってました。
痛くなっただけではなくて、微熱まで出ました。
痛みと微熱が続いたのは、前後で3日くらい続きました。
筋肉痛と微熱の原因は、前に書いた記事を参考にして下さい。
3日後におばさんは、「急に自分の体が若くなった感じがして、軽かった」と言ってました。
小便の色も透明から、薄い黄色に変わりました。
小便の勢いも良い。
透明色の小便は、
下腹部の臓器(膀胱、小腸など)が冷えているからです。
正常な人だったら、小便は薄い黄色。
目玉が勝手に動くのは、肝臓の問題
2回目に来た時、おばさんが言うのは面白かったです。
40年前に体内に潜んでいたものが、ツボの刺激で外に出ているからあちこち痛いでしょう。
最初来た時、おばさんは不思議な自覚症状を教えてくれました。
「目玉がたまに、勝手に外側へ向く。
必死に戻そうとして、やっと目線がちゃんと前を向いている。」
これは病院の先生に話したら、絶対あなたの精神がおかしいと言われるでしょう。
中医学から見ると、これは原因があるのです。
肝臓の問題で、瞳が急にけいれんして動きだす。
中医学の言葉では、「肝風内動」 と言います。
この症状は、何回か足ツボと整体を受けている間に治りました。
目玉はもう勝手に動きません。
もう一つ良くなっている証拠は、前の記事で書きました。
目の病気:老人性黄斑変性症が治りました。
肝臓の経絡:足の親指に挟まれている「輪」が消えた
3回目か4回目の足ツボをしてる時、おばさんはまた不思議な自覚症状を話しました。
「左側の親指に、何か輪が挟まれているような感じ。」
もちろん、本当に輪が挟まれているわけではありません。
感覚だけです。
なぜこんな不思議な自覚症状が出るか、皆さんに説明します。
おばさんは病院の検査で、脂肪肝だと言われました。
経絡から見ると、肝臓の経絡は足の親指を通っています。
だから、親指に輪が挟まれているような感じがする。
【▲ 肝経のツボ:大敦、太衝 】
この変な感じは、足ツボを何回か受けてるうちに、徐々に薄くなり最後その「輪」がなくなりました。
つまり、肝臓が良くなっていることを示します。
肝臓が痛くなったのは、デトックス(好転反応)の一つ
7~8回通ってから、おばさんはある日、急に肝臓が痛くなったそうです。
その痛みは2日も続いて、おばさんはちょっと心配しました。3日目まで痛くなったら、病院に行こうと決めたけど、3日目になったらごロット治りました。
そして、おばさんは一時的の好転反応で、肝臓がよくなっていることだと確信したのです。
身体が40代に戻った感じ!
現在、おばさんの体重はそんなに変わってません。
しかし、友達には後ろから見ると締まっているそうです。
ほかの変わったことは、おばさんが言うのは、
「肌の調子がとても良い。化粧するときに分かるから。」
それ以外に、変わったのは「怠け者」から脱出したこと。
ここに来る前までは、なんでも「明日でいい!」とかヤル気が出なかったけど、今はさっさと家事もやっているし、庭の掃除もやっているし、ご主人がビックリして「前と全然違うね~」と言っているそうです。
この「ヤル気が出た!」と言うのは、もう何人から話を聞いたか知りません。
みんな死ぬほど痛かった足ツボと整体を受けて、翌日から体が元気になり、勝手に動き出します。(もちろん、だるくだるくてしょうがない方もいる)
おばさんは「自分の体が40代の時に戻った感じ」と喜んでました。
同年代の友達に会うと、
元気すぎて羨ましがられるそうです。
不思議な感想:背中に張り付いたものが飛んでいった
この前、また不思議な感想がありました。
前回施術後のある日、急に背中に張り付いていたものが飛んでいって、その後から階段を上がる時の息切れがなくなったそうです。
「背中に張り付いてものが飛んでいった?」
「霊?」
他の人から聞いたのは、足つぼの時足の親指から何が出ていく感じ。その後、足がとても軽くなった方もいます。
正直、なぜこんな不思議な自覚症状があるか、私はさっぱり分かりません。とにかく体調が良くなって何よりです。
おわりに:時間さえくれれば、脂肪肝は改善できる
おばさんの脂肪肝を治すだけではなくて、あと30年、100歳まで元気に生かせるのが、自分の仕事で任務だと思いました。
現在もおばさんは、2週間に1回治療に来てます。
最初に来た時、「1週間に1回の方がいいですよ!」と話したら、施術後におばさんはでんでん太鼓みたいに頭を振ってました。
「むりむり!1週間じゃ、この痛みが忘れられない!」
このおばさんは、本当にプライブケアの記録に書くべきの人です。
なぜなら、
ベットから落ちたことがあるからです。
痛い足ツボで暴れ。
当院でベッドから落ちた人は、このおばさんだけです。
痛い足つぼ整体ですが、数ヶ月の施術が終わってから、肝機能がいろいろ変わってきたのが分かります。
時間さえくれれば、脂肪肝・肝機能低下は治ります。
病院の薬に頼るのではなくて、自然療法を試すのも良い選択肢じゃないですか?
(おわり)