時々気を失うのを、お灸で治した歴史話
【※本記事は2019-06-11更新しました】
こんにちは。李哲です。
今日は歴史に残っているお灸の話。
宋の時代の有名な医学家:窦材の治療例の翻訳文です。
この先生はお灸をたくさん使う人で、面白い臨床例があるので、今後も少しずつ翻訳文を出そうと思います。
翻訳文:
『扁鵲心書』の一節:
一人の婦人、時々気を失う症状は、すでに2日経っている。
ほかのお医者さんは、風邪だと診断し治療したけど治ってない。
中脘に50荘お灸したら治りました。
李哲 説明:
古代の1荘というのは、大きさが米粒大のもぐさを、そのまま皮膚の上で燃やすこと。
50荘を燃やしたら、相当効き目があるけど、火傷になるのは想定できます。
しかし、時々気を失うよりは、良いじゃないですか?
日本にはせんねん灸商品があって、素晴らしいと思いますが、一つ2つやるだけでは火力不足で、痛くも痒くもないと思います。
せんねん灸で中脘にお灸するなら、なるべく大量の方がいいです。
宋の時代の有名な医学家:窦材のストーリーは、以下の日本語ページを参考にして下さい。
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