【※本記事は2019-06-17更新しました】
こんにちは。李哲です。
今日は私の鍼治療例。
2018-6-24
今日の中で、印象深い二人の患者さんの感想を述べます。
顔色が白くなり、全身がシャキッとなった
一人目の女性。
1ヶ月ぶりに会ったら、顔の筋肉が落ちているというか、顔色は黒かったです。
話を聞いたらいろいろあって、かなり疲れたそうです。
鍼をしたのは、一般的な滋養強壮効果があるツボ。
彼女は胃腸が弱いので、脾胃のツボが多かったです。
腎兪、天柱、肺兪、足三里、公孫、太衝、腎兪、天柱、関元、中脘など。
鍼が終わって帰るとき、彼女が言うのは「目だけじゃなくて、全身がシャキッとして、鏡を見たら顔色まで白くなりました。」
私がよく見たら、確かに顔色が明るくなり、顔の筋肉が引き締まって、人が全体的に生き生きとした感じでした。
疲れ目に対して、鍼は1回で効果が分かります。
以前の記事があるので、参考にしてください。
(彼女は顔の太陽穴を刺してないです。ほかのツボでも、同じ効果が出ました。)
足を上げるとき、膝が痛いのが治った
当日の二人目の女性。
膝の痛みで通っている方です。
鍼治療でだいぶ良い感じですが、膝を強化するためにいつも膝周り・滋養強壮効果があるツボを刺しています。
彼女も帰るとき、一つの変化を教えてくれました。
「家には高い階段が一つあって、いつも足を上げるとき膝が痛かったけど、いつのまにか治りました。気づくのが遅いですが、あちこち良くなるのが分かりますね。」
鍼灸医の仕事に関して
患者さんの諸症状が良くなったのを聞くとき、私が一番嬉しいときです。
鍼の仕事をして良かったと思います。
逆に、鍼でなかなか効果が出ないときは落ち込みます。
癌、指定難病など、一般的に見られる病気ではないので、渾身の力を使います。
もっと有効なツボがないのか?
古代と現代の鍼灸名医たちは、似ている治療例がないのか?
いろいろ本を調べて、暇のときも考えます。たまにアイデアを思い出すと、一人でニヤニヤ。電車でこんなことしたら、変人扱いされるでしょう。
昔、ある本で読んだことありますが、鍼灸は入門が早いけど、精通するのには時間がかかる。漢方は入門が難しいけど、あとで楽。
以上の説は正しいとは思いませんが、最近は違う感想がありました。
勉強には終わりがない
中医学は奥深いので、1年後に復習するとまた新しい収穫があります。
鍼灸にせよ、漢方にせよ、精通するのには重なる勉強と悟りが必要。
年を取れば、うまくなるものではないです。
西洋医学みたいに、たくさんの薬・病名を暗記すれば、治療できるものでもありません。
中医学の聖典に書かれているのは、もっとも基本的な治療法則と生理学内容です。
その法則をいかにも巧妙に利用し治療するかは、漢方医・鍼灸医の腕による。
今はもう一度『黄帝内経』、『鍼灸大成』など聖典を読みながら、臨床での不足を考え直しています。
癌・難病患者さんがご来店するのは、天狗にならないように困難を与えることでしょうか。 気を引き締めて、引き続きがんばります。