食後の眠気の原因は缶コーヒー!食後眠くなる症状以外に、物忘れ・朝たち・腰痛も改善した例【足つぼ整体】

【※本記事は2019-06-23更新しました】

 

こんにちは。李哲です。

 

食後にすごい眠くなるのは、脾臓が弱いから起きる病態の症状です。

言い換えると、脾臓を強化すれば、食後の傾眠症状は治る。

 

脾臓の強化ができるのは、漢方薬・鍼灸・足つぼ整体などの自然療法のみ。

 

脾臓をダメにするのは、コーヒー・人工甘味料が一番多いです。

つまり、コーヒーを飲めば飲むほど、甘いお菓子を食べれば食べるほど、体がだるくなり食後に眠くなる。

 

食後に異常な眠気で困る方へのアドバイスです。

コーヒー、甘いお菓子を止めてください。

止めるだけで、自覚症状が改善できます。

 

今日は一つの治療例で、詳しく説明しようと思います。 

足つぼ整体で、食後の傾眠が治っただけではなくて、朝たちが増えて腰痛がほぼ治り、足のダルさが消えて、物忘れまで良くなった症例

 

食後にすごい眠くて、我慢できなくて倒れる患者

 

今日は一人40代男性の例です。

彼の主な悩む症状は、

  1. 左腰の痛み(1ヶ月前から)
  2. 食後にすごく眠くなる(2ヶ月前から)

 

どんなふうに眠いかを聞いたら、「我慢できないくらい眠くて倒れる」そうです。

 

8年前にも腰を痛めたことがあり、ほかの整体院で治してもらいました。今回のはおそらく、過労でまた腰を痛めたでしょう。

 

問診で分かったのは、

  • 睡眠が浅くて、朝起きるのが辛い。
    (中医学の診断:心臓が弱い)
  • 手足は冷たい。
    しかも、仕事場が冷たいところなので、余計に冷える。
    (中医学の診断:同上)
  • 大便は回数が少し多くて、軟便の時が多い。
    (中医学の診断:心臓と小腸に問題がある)
  • 小便は薄い黄色だけど、1日10回くらいは行く。
    (中医学の診断:腎臓・膀胱に問題がある)
  • 朝たちは少ない。
    (中医学の診断:肝臓と腎臓が弱くなっている)

 

施術後の改善点を中医学理論で説明する

 

彼が受けた施術は足ツボと整体。

合計1時間のコースです。

 

以下は整体してからの症状の変化と、それに対する中医学の解釈です。

1回の施術で、朝たちが増えて腰痛は治り、手足の冷えが改善


一週間後の2回目に来た時、変化を教えてくれました。

1.気になる腰痛はなくなった。

ただし、整体の途中は痛くて、息ができなくて大変。

押した筋肉痛も何日か続いたけど、自然になくなったそうです。

 

2.朝たちの回数が増えて、1週間で3~5回くらいまで増えました。

 

3.小便の回数も1日10回から、5~6回まで減りました。

 

4.大便の回数は減ったけど、まだ柔らかい方。下痢っぽい。

 

5.前回施術してから、気のせいか分からないけど、目がよく見えるようになった


6.手足は前ほど冷えない感じがする。

 

7.前は少し歩くだけでも、「あぁぁ~~~疲れた!」の感じだったけど、今はなくなりました。

 

しかし、睡眠の質はまだ悪いです。

食後にすごく眠いのは、まだ続いてる。

 

男性の場合は、必ず朝たちの回数を聞きます。

増えれば進歩している。

減ったら病状が悪化。

 

朝たちに関して説明したのは、以下の記事が参考になると思います。

 

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2回受けた後:食後の傾眠が緩和、物忘れが治り、尿の勢いが良くなった

 

3回目に来た時、以下の変化がありました。

1.小便の回数は変わらない。

でも小便の勢いが、さらに良くなった。

 

昔はお茶飲んだらすぐトイレに行きたかったけど、今は大分我慢できる、まとめて行ける。つまり、一回の小便の量が増えています。

 

これは膀胱の尿を貯える力が、戻った証拠です。

 

2.足の冷えはまだあるけど、前よりは緩和した。

「君主」心臓の働きが、前より良くなっている証拠。

 

3.朝たちはあったりなかったり。

腎臓の力は、まだまだ回復時間が必要かも知れないです。

 

3.食後にすごく眠くなるのは、ない日がある。

前は毎回ご飯の後、倒れるくらい眠かったけど、今はそうでも無い日があるそうです。

 

これは脾臓の力が、徐々に戻ってきてることを示します。

 

そして、彼から面白い報告がありました。

以前は物忘れが激しくて、「あれ?何だったけ??」が多かったけど、今はなくなった。

 

なぜこの症状を上げたかというと、足つぼ整体は、物忘れ(現在最も多い認知症)を緩和できる事を示したかったからです。

 

ちなみに、認知症の最大の原因は、病院の薬。

特にコレステロールを下げる薬は、記憶障害を作り出します。詳しい理由は以下の記事をご覧ください。

 

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認知症を1回で改善したもう一人の患者さん

 

彼以外に、この前もう一人のお婆ちゃんがいました。

 

病院で「認知症」だと診断されて、こちらに来ました。

「なんとか少しでも良くならないかな?」と希望したのです。

 

初めての足ツボと整体で、お婆ちゃんは痛くて震えてたけど、終わったあとは隣で静かに本を読んでました。

 

一緒に来た娘が言うのには、

「もう何年も、お母さんが本を開くのを見たことがないです。」

 

そしておばあちゃんの人を見る目線も、顔色も変わってました。

 

最初は目の焦点がぼんやりして目力はゼロ、何考えているか分からなかったけど、施術が終わった頃には目に力が見えて、顔の表情も豊かになりました

 

今までたくさんの事例が無いので、100%だと言えないですが、足ツボと整体は認知症治療で確実に効果があります。

 

その裏付きは簡単。

中医学の理論では、脳は腎臓が養っているので、腎臓を強化すれば、認知症が良くなるわけです。

 


 

問題は、認知症になった時、お婆ちゃんは自分のやったことを覚えられない

思考が子供みたいになるから、物事を判断するのも難しいです。

 

結局、このお婆ちゃんは足ツボの痛みで、1回だけで止めてしまいました。多分、「表参道に行くのが嫌だ!」と娘に話したでしょう…

 

残念ですが、仕方ないことです。

 

「良薬口に苦し」と昔から言いますが、

美味しい漢方で難病を治せるのは聞いたことない。

 

同じように、優しい足裏マッサージで内蔵の強化ができるのも難しいと思います。

 

以前、脂肪肝の諸症状を改善した施術例では、患者の叫び声が青山に響くくらいでした。結果的には、とても効果バツグンでしたけど。

 

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まとめ記録:足のだるさが消えて、腰痛はだいぶ改善、食後に眠いのはほぼ治った


毎週の変化を書くとかなりの長編になるので、簡略して書きます。

 
その後、彼は仕事が忙しいのに、昔みたいに「足がだるくてだるくて...」の症状がなくなりました。


「こんなに足が軽いのは、記憶にないです!」と彼は話してました。


足ツボと整体を続けているせいもあるし、彼が自分で目を閉じて片足立ち運動を続けているせいもあります。あと、ほぼ毎日の足湯も効いてました。

 

目を閉じて片足立ち運動

最初の一日は20秒で倒れたそうです。


しかし、その次の日は30秒。

毎日の練習で10秒ずつ増えて、今は左足は5分立てるようになりました。

右足はまだ2分くらいしかできないそうです。

 

片足立ち運動を薦めるのは、もう一つの理由があります。

以下の記事で詳しく説明したので、どうぞご参考に。

 

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彼が言うのには、この運動を始めてから、足に力が入る感じがする。

特に歩くとき、地面を踏む力がわかる。踏ん張れる。

4駅くらい歩いても、全然疲れなかったそうです。

 

腰痛は大分なくなり、

食後にすごく眠くなるのも、ほぼ消えました。

たまに眠くなるけど、前と比べたら天と地の差。


朝立ちは、週に3~4回まで増えました。
ここに来る前は、朝立がないほうが多かったです。


そして、小便の勢いはとても良い。

大便も毎日1回は出る。


両足の冷えは、まだ気になるけど、治療する前と比べたら大分マシ。


冷える大きな原因は、会社がすごく寒いから。

黒砂糖生姜湯をいっぱい飲んでいるけど、それでも長時間の座りっぱなしの仕事で、足が冷えるのです。

 

腰痛、冷え性などは鍼治療で簡単に解消します。

以下は鍼を刺して回したら、腰が燃えるように熱くなった例、参考になると幸いです。

 

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食後にすごい眠い原因:缶コーヒーで脾臓が壊れたから


彼が一番困る症状:

食後にすごく眠くなるのは、脾臓が弱いのが原因です。

 

脾臓が弱くなった一番の原因は、

一日缶コーヒーを3杯以上も飲んでいたからです。

 

仕事の過労もあるけど、コーヒーには敵いません。

コーヒー.ソーダ飲料水などは、もちろん施術を始めてからみんな禁止。

飲めるのはお水とお茶だけ。

 

1回の施術で変化はいろいろあったけど、まだまだ時間がかかると思います。

 

缶コーヒーは、コーヒー+人工甘味料の最強に最悪な飲み物。

コーヒーだけでも脾胃がダメになるのに、人工甘味料たっぷり入れたら、もう死期を催促する飲み物だとしか言えません。

 

コーヒー、人工甘味料などを反対する詳しい理由は、以下の記事をご覧ください。

 

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西洋医学の洗脳教育で、なぜ尿・大便を聞かれるかを不思議がる患者

 

残念なのは、彼はこのような変化が、良いことであるのを知らなかったです。

 

彼の大小便の変化なども、私が質問して記録しなかったら、彼は大小便を聞く意味を分からなかったそうです。

 

これは仕方ないですね。

 

今まで皆さんがよく聞いているのは、

「何々値が良いから、体調はよくなっていますね!」

 

大小便を聞いて、睡眠の質を聞いて、朝立ちがあるかないかを聞いて、判断するのは少ない。

西洋医学が主流になっている世の中で、医学というのは人間の感覚を分析するのではなくて、検査値だけになりました。

 

だから、彼も「自分が良くなっているかどうかも分からない」と言うのです。

 

中医学と西洋医学の考え方は大きく違います。

以下はその違いを詳しく説明した記事、参考になると幸いです。

 

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長年の辛さに慣れてしまうと、分からないときもある

 

辛いのが長く続くと、麻痺と言うか人間の体は慣れます。辛いのを忘れちゃうのです。

 

ずっと辛い.痛い感覚は、人をヒステリーにさせるから。

体の認知システムは勝手にシャットダウンして、この辛い感覚がないようにする。

 

ある意味で、これも体が自分を守るためでしょう。

 

彼のつらい症状は、かなり長引いています。

だから、麻痺して分からなくなったのもあると思います。

 

一旦、体の自己治癒力が回復した時、どこが痛いか、どこが辛いか。明確に分かるようになります。

 

そして、ある日調子が悪くなった時、すぐ探知できる。

これが普通の体なのです。

 

以下の記事で、もっと詳しく説明しているので、良かったら目を通してください。

 

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患者が深夜の仕事をしてなければ、さらに回復できるはず


中医学では血液検査とかしないけど、以上のことから分かりますが、彼の体は徐々によくなっています。


まさか、このような変化があっても「科学的な検査データがないと確認できない!」と言うオバカさんはいないでしょう?


私は彼に話したことがあります。
「あなたの仕事が夜でなかったら、体調が戻るのがもっと早いはず。」


夜の仕事で何倍も体力が奪われるし、内臓の修復するのを邪魔します。


体内の修復工程は、主に夜に行う。
西洋医学でも知っていますが、肝臓は夜になると、解毒作業ですごく忙しいです。


こんな大事な時、人間は深い睡眠に入らないと行けないのに、仕事すると解毒作業が遅くなる。或いは止まるわけです。

 

不利の状況でも体が変わっているのに、彼がもし昼間の仕事だったら、効果はもっとあるはず。

 

中医学(東洋医学)の考え方に関して、もっと知りたい方は以下の小論文をご覧ください。

 

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患者が卒業した

 

去年の12月から通い始めて、今日まで5ヶ月くらい。

最初の腰痛、背中の痛み、食後の眠気など気になる自覚症状は、全部消えました。

 

今は食欲もある。

夜勤が終わって、昼に寝るのもよく寝られる。

寝る時間が短くなっているのに、起きたあともスッキリ。

 

手足の冷えは気にならない。

大小便の調子も良い。

朝立ちもかなり増えている。


 簡単健康チェック:6つの健康症状 がほとんど揃えているので、健康だとも言えます。だから、「来なくて良いよ」と話したのです。

 

彼から聞いた面白い変化は、最近汗をよくかくそうです。

 

去年の冬は、どんなに熱いものを食べても、汗かかなかった。しかし、今はよく頭などに汗をかくそうです。

 

これは心臓が強化された時の症状です。

 

心臓が弱い人は、ちっとも汗をかかない。
もしくは、何もやってないのに汗をかく。


彼の内臓の調子は、もうほとんど軌道に乗っているから、あとは一人でも十分面倒を見れると思います。

 

自分で足揉みをして、

毎日ストレッチを忘れないでやれば。

 

卒業させて良かったです。

長く付き合うのは好きではないから。

 

痛み、病気とうまく付き合いましょう。

これは誰の名言か知らないけど、こちらの方針ではありません。

 

良くなるなら良くなると話す。

解決できないなら、ほかの治療院を探してくださいと話します。

追記:治療中にあった患者の面白い感想

こちらに通っている途中で、面白いことがありました。

以下は彼から聞いた話。

 

風池を押したら、鼻水がすぐ止まった

1回、彼は風邪を引いたまま、治療しにました。

その時、まだ鼻水が結構出てました。


しかし、整体をやっているうち、左の「風池穴」を押したら左の鼻水が止まって、右の「風池穴」を押したら右の鼻水が止まりました。

 

彼は「不思議!なんで?」と言ってました。


実は、不思議な事はないです。

「風池穴」はもともとそんな効果があるから。

 

うでが良い鍼灸師にやってもらうと、どんなひどい鼻詰まりでもこの「風池穴」を刺した瞬間には両鼻が通ります。

 

以下は、鍼した15分後に鼻水が止まった例。参考になると幸いです。

 

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体調が良くなって、怒らなくなった

この前来た時、彼が言うのには「会社の人からあまり怒らなくなってね~と言われました。家でも怒らなくなったし。肝臓が良くなってますかね...」

これは肝臓だけではなくて、ほかの臓器たちも調子が良いからです。


体が辛いと怒りやすくなります。八つ当たりとか。

経験したことがあるでしょう?


逆に言うと、体が辛くなければ、そんなに簡単に怒りません。

割りと平常心になります。

 

以下はもう一人の治療例、イライラがだいぶ改善した例です。

 

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怒らせる言動に対して怒るのは正常、五臓六腑とは関係ないです。
ただし、こんな時でも怒らないようにすると、かなり「修行」が進んでますね。


中国語では、怒るのを「生気」と言います。

気(エネルギー)を使うから。


すごい怒鳴ったあとに、疲れる人はいませんか?
怒るのは他人のエネルギーを消耗するのではなくて、自分のエネルギーを消耗します。

 

他人が不健康になるのではなくて、自分。

 

怒って一つも得がない。

知っているのに、やっちゃう人が多いじゃないかな?

 

イライラと肝臓の関連性は、以下の記事で詳しく説明しています。

参考になると幸いです。

 

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(おわり)