こんにちは。李哲です
今日は簡単な鍼治療の記録です。
ある女性。30代。
よく生理中に、便通が良くないそうです。
症状が単純なので、お腹のツボだけにしました。
中脘、関元、天枢。4箇所。
いつもお腹の鍼を怖がっていたので、なるべく本数を少なめにしました。
鍼を置いている間は、腸がゴロゴロ鳴り始めました。
生理中の痛みが少しあったので、関元の響きはすごかったそうです。
鍼を回してもないのに、呼吸するのが原因なのか、響きの波が不定期に来たそうです。
20分後に鍼を取ったら、彼女が言うのは「お腹がすごい暖かくなった。痛みも消えてお腹がとても楽。」
そして、当日には大量の便と尿が出たそうです。便は普通に気持ちよく出て、しかも2回。溜まっていたものが全部出た感じ。
尿もたくさん出たので、ポッコリしたお腹がぺたんこになったそうです。
「お腹の鍼は響くから嫌だけど、定期的には受けたいです。」と彼女は言ってました。
鍼は速効性があると言われます。
即効性と言うのは、鍼を刺してすぐ分かること。
痛みがあったら、鍼を刺した瞬間に痛みが緩和・消失。
便が詰まってお腹が痛いときは、鍼を刺した瞬間に胃腸が動き出す。
全員に即効性が現れるとは限らないけど、頑固で長年の症状でなければ、一般的にはすぐ効果が実感できます。
西洋の鎮痛剤より、はるかに素早く効く。
ほかの症状に対しても鍼は速効性があります。
以下は一つの治療例。
彼女は知人の話をしたことがあります。
その知人はギックリ腰で鍼灸に行って、腕に鍼を1本刺した瞬間に痛みが消えて、ビックリしたそうです。
知人が彼女に話す時、「刺して数分後ではなくて、刺した瞬間に腰痛が消えたよ!!!」と興奮状態で言ったそうです。
私は彼女の話を聞いて、だいたい分かりました。
腕のツボと言うのは、手三里でしょう。
このツボは、ギックリ腰若しくは寝違い、ねんざ痛など。筋肉、筋の急性の痛みに有効ですね。
響きは強くて嫌がられるかも知れませんが、その場で痛みをすぐ解決するのが、鍼のいいところです。