こんにちは。李哲です。
今日は私の簡単な鍼治療例。
一人の女性。
特に調子が悪くなければ、だいたい1ヶ月に1回くる方です。
メンテナンスと言うか、その時その時にある症状をまとめて治療するような感じ。
この前来た時、面白い感想がありました。
暑いから冷たいものを取りすぎたのか、お腹がボチャボチャしやすい。体に水がたまる感じがする。
鍼をしたのは水分、水道、陰陵泉、地機、三陰交など。
帰るとき、彼女が言うのは「いつも鍼をして帰るとき、靴がゆるゆるになります。」
鍼を置いている間、彼女は大量に汗をかいてない。鍼した後にトイレも行ってない。なのに、むくみが消えている。
この現象は以前の記事でも、討論したことがあります。
三陰交、地機、陰陵泉のむくみが取れるのは、脾経のツボであること。
陰陽五行論では、水が氾濫する時に土を強化すれば定める。
むくみは水、
土は脾胃です。
簡単なツボセットですが、いろんな病気で効果があります。
むくみ以外に例えば腹水、尿が出ない(尿閉)、尿の出が悪いなど。
鍼だと一番効果が良いですが、セルフマッサージも効果的なので自宅もしくは会社で、やってみてください。
ツボの簡易図は以下のとおり。
陰陵泉、地機、三陰交が重点的に押す場所。
みんなスネのすぐ内側にあるので、間違わないでください。
押すとしびれるような、痛気持ちいい場所があるはずです。
そのコリをほぐしながら、まんべんなく何回か繰り返して押せば、むくみなども消えて足がすごい軽くなり暖かくなります。
注意点:
乳製品(牛乳・チーズ・バターを含み)、チョコレート、お菓子、ケーキなど食べながらマッサージしても無駄です。足がまたむくむから。
食べ物に気をつけるのが、もっとも重要なこと。
足マッサージしなくても、食べ物にさえ気をつければ、むくまなくなります。
臨床でみると、食事に気をつけている人は、むくみなど消えるのも早いです。だいたい2~3回で足が細くなるのが分かる。
しかし、食事に気をつけない。
歩く時間すら少ない人は、こんな早い変化は出ません。
私は食事が乱れる方によく言います。
「鍼はせいぜい週1回です。しかし、食事は毎日3回。
食事のほうが回数が圧倒的に多いので、間違った食べ物だと悪影響が強いです。
普段から食べ物に気をつければ、鍼の効果ももっと長く持ちます。」