【※本記事は2019-10-18更新しました】
こんにちは。李哲です。
アメリカの中医師:鄭智城先生の文章を翻訳しました。
中国語本文のリンク先は、
(発表日付:2011-11-21 11:07:26)
翻訳文
今日来た一人の女性、乳がんです。
36歳、まだ子供を産んでない。
5ヶ月前に妊娠したけど、胎児発育不全で流産したそうです。
流産してから生理が狂い始め、1ヶ月に2回来たり。生理周期が狂う前も、生理が来る時は乳房と左下腹部がすごく痛くなりました。
10月の時、生理不順でイライラし、寝てる時に無意識に左胸を触ったらシコリが見つかってビックリ。検査したら生検で乳がんだと言われました。
彼女が言う時、顔には悔しみと悩みがいっぱい書いてありました。
「自分はいつも健康だと思った。なんで一晩で癌細胞ができただろう?」
彼女は何回も言いましたが、「自分は小さい時から健康だった。」
昔、私も自分はいつも健康だと思いました。
誰でも若い時があります。
若い時は、誰でも自分はずっと健康だと思います。しかし、健康を失ってからはとても後悔する。
私が気づいたのは、35~36歳の時でした。
その前は、いつも美味しい食べ物ばかり考えて、毎日アイスクリームと冷たいものを取りました。どんなに遅くても夜中にはご飯を食べました。
日にちが経ったある日、夏の夜。アイスクリームを食べてから、お腹がはって痛くて一晩中寝れなかったです。
その時から、私は健康はずっとあるものではない、当たり前の事ではないと気づきました。
アイスクリームは最悪の食べ物なので、止める必要があります。
この女性の病気になった原因の分析は、難しくありません。
一つ目は、昔からある隠れた症状(彼女本人が気づいてないだけ)。
生理はいつも遅れて、生理中は胸がはって痛くて、お腹も痛い。
これは気血が足りないのと、胸と下腹部の血の巡りが阻害されている事を示します。
気血が足りないと、子宮内部の環境と卵子の質はもちろん下がる。
運がよく妊娠しても、胎児の発育不全になります。
流産後は、さらに気血が足りなくなります。
瘀血はもともと詰まり気味の所でさらに詰まり。そして、女性ホルモン剤の副作用で乳癌になったのです。
この女性は、当初半年も頑張って妊娠できなかった時、西洋医学の検査を受けたら、西洋医学の先生が言うのは:「卵管は詰まりがない。血液検査も正常です。」
西洋医学の先生は自信満々で、「妊娠を待ちましょう」と言いました。半年後に妊娠はしたけど、胎児の発育不全で流産。
西洋医学が分かるのは、目に見えるものだけ。
目に見えない「気血」は、存在しないものだと思う。
だから、彼女がなぜ流産したのかも分からない。もちろん、彼女がなぜ癌になったかも知りません。
中医学では病気になった原因が分かるので、解決方法も出てきます。
心臓と腎臓を強化して、血の巡りをよくする。
これは簡単です。
何千年の歴史がある中医学、診たことがない症状ってありますか?
この女性は西洋医学を信じていました。
西洋医学の手術を受けてから、徐々に漢方薬で体質改善しようと考えていたのです。
彼女の願いは良い事です。
しかし、手術のあとは経絡が切られ、詰まりが生じるて、漢方薬治療の困難度が倍増します。
毎回、私が治そうとする時、西洋医学は患者さんを火の海に落とそうとしている。
こんな状況で、怒らないワケがない。
女性ホルモン剤の治療で失明した女性患者もいます。ぜひ以下の記事もご覧ください。
この女性が言うのは、食事療法ならまだ受け入れられる。
私はいつも正規な処方箋で解決してきたので、食事療法はあまり使ってなかったです。
彼女の要望で、私は食事療法でも可能性があると思いました。
医学道理が分かれば、生薬の性質が分かれば、普段の食品でも組み合わせで一つの処方箋になるかも。ただし、これは工夫しだい。
中医学は複雑なことを、簡単にまとめる医術です。
西洋医学は簡単なものを複雑にして、台無しにする医術。
李哲の感想
誰でも若い時があります。
その時は元気いっぱいで、2日寝なくても大丈夫。朝までお酒飲んでも、翌日は機敏に動けた。
しかし、10年後には無理が効かなくなります。
体力は落ちる一方で、体のトラブルが溢れてくる。
病気は急にできるものでしょうか?
いいえ、違います。
重い病気は5年、10年…
長い間の積み重ねで、量的変化が質的変化を引き起こします。
だから、些細な体調不良がある時、すぐ治してもらってください。芽が出たときに片付ければ、後々の大変な病気にはなりません。
癌はどのようになっているのか、鄭先生の一つの記事があるので参考になれば幸いです。
上記の女性。
生検をして乳がんだと診断していますが、この生検はやらないでください。
ニハイシャ先生は言いましたが、
生検を繰り返すと確実に乳がんになる!
そして、治療が難しくなり、治せなくなります。
乳がんの予防に関しては、ニハイシャ先生の論文をご覧ください。
西洋医学では定期検診を推奨して、マンモグラフィ・生検などをすすめているけど、これはクソ役にも立たないもの。
生検して乳がんだと分かって、だからなんですか?
生検で乳がんは治って、体調は良くなりました?
乳がんは生検しなくても分かるのに、なぜ乳腺組織を傷つける生検が必要でしょうか?
テレビでさんざん乳がん治療で死んだ芸能人・有名人を見ながら、それでも勇敢にあとを踏みますか?
生検したあとは、生検の太い鍼を入れた傷口が痛くなります。
一般的に痛みには鍼がとても有効だけど、生検の痛みは鍼で治せません。人為的に作られた傷口だから。
生検した傷口の痛みが生じたら、あなたに生検を勧めた先生に、治してもらってください。
私は今まで、何人かの乳がん患者さんを治療しました。治療内容はほとんどがん緩和ケアで、完治が目的ではない。
つまり、痛みなどのつらい自覚症状を最小限まで減らし、なるべく寿命を延ばすこと。
確かに良くなった例はあるけど、がん治療は個人差が激しいので、完治の保証はできないことをご了承ください。