膝の痛みは50%減って、便通は3日に2回出るようになった:膝痛。頑固な便秘症の針治療例(3)

【※本記事は2019-07-19更新しました】

 

こんにちは。李哲です。

今日は私の鍼灸治療例。

 

最初の記録(1)は以下をご覧ください。

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li-hari.hatenablog.com

 

以下は続きの記録です。

 

去年の鍼治療で1年は持ったけど、今年は体重の増加で、また腰痛と膝痛が再発

 

2017年6月17日。

1年後の施術になります。

 

今日の主訴は、

  • 両膝が痛い。特に膝のお皿から外側が痛くて、腰痛(左が特に痛い)もある。

  • 手足のしびれ。手はたまに第一指から第三指までしびれる。もしくは第四指と小指がしびれる。5本指が全部しびれる時はないそうです。

  • 足がすごくむくむ。
  • 耳鳴りがひどい。
  • 大便は3日に1回。
  • 尿は透明色。

彼女が言うのは、「去年最後の鍼が終わってから、腰と膝の調子は良かったです。でも、今年に入ってから徐々に悪くなり、体重も増えてきて、痛みがかなりあるでしょう。

 

今日刺したツボは後渓、束骨、内関、中脘、巨闕、関元、天枢、大巨、中極、鶴頂、内膝眼、外膝眼、陽陵泉から陰陵泉につなげる、太衝、復溜。

 

鶴頂、内膝眼、外膝眼、陽陵泉から陰陵泉につなげるやり方は、以前自分の膝痛を治すときにも使ったセットです。当時の治療記事は以下をご覧ください。

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左膝の痛みは良くなり、鍼した翌日はバナナ便が出た

 

2017年6月21日。

彼女の報告:

前回の針をした翌日は、バナナ便が出た。その後は出そうで出ない感じ。

 

左膝の痛みは良くなった。

今、気になるのは右膝、足がむくむのと首こりと肩こり。

 

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尿はまだ透明色。しかも濁っている。

これは腎機能がダメであることを示します。

 

今日はいつものツボ以外に、支溝、照海などを追加。

便通を良くするためです。

 


 

2017年6月24日。

昨日と一昨日は便が出た。黒くて細い便。

私は彼女に説明しました。

「黒い便は古いやつです。おそらく中で出血し、それが出てくると黒い便になります」 

 

膝は左右とも痛い。

風邪を引いたみたいで鼻水が多い。

 

前回と同じツボをさして、ほかには三間と液門を追加して風邪の対策を取りました。

 

黒い便が出た患者さんは、他にもいます。

以下の鍼治療例、どうぞご参考に。

 

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階段を上る時の膝痛は治り、痰が絡むのは鍼してから楽になった

 

2017年6月28日。

彼女の報告:

風邪が治らなくて、咳が止まらない。

今日は当院まで歩いて来る時、階段を昇るのは膝痛がなかった。降りるのはまだ痛いそうです。特に右膝。

 

便通はまだ週に2~3回。

今日は便通の強化のために支溝、照海を追加。

咳が止まらないので、天突穴を追加。

 

帰りに彼女が言うのは、「痰が喉に絡んだのがだいぶ楽です」

 

1回で痰が絡むのが楽になるのは、よくあることです。

私が診た患者さんの中で、もっと不思議な感想を言った人は、鍼を刺した瞬間に痰が消えました。

 

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2017年7月1日。

風邪が長引いている。咳して痰が多い感じ。

膝痛はまだあり。

足はむくむ。

左腰が広い範囲で痛い。

便通は昨日と今日は出たけど、一昨日は出てない。

 

今日はうつ伏せで肺兪、風門など刺して、仰向けでは水金と水通(董氏奇穴)を刺して、頑固な風邪を治すようにしました。

 

仰向けで置鍼中に咳が頻繁に発作したけど、天突穴の鍼を少し回したらその後は静かになりました。

 

膝が痛いのは、前よりだいぶ良い。お腹も前ほど冷えなくなった

 

2017年7月5日。

彼女の報告:

膝痛は前よりだいぶ良い。

階段を降りる時の痛みはまだある。特に右膝。

 

便通はまだ3日に1回。

左腰とお尻が痛い。

尿はよく出るけど、まだ透明色。

お腹はもう前みたいに冷えないそうです。今は平温。

 

お腹がすごい冷えると子宮筋腫、膀胱がん、子宮がんなどになります。以下はもう一人の鍼治療例、参考になると幸いです。

 

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2017年7月7日。

大便は2日に1回になり、彼女は「調子が良い」と言ってました。

尿はまだ透明色。

膝痛はまだ少しある。何かこわばっているような感じだそうです。

 

左腰の痛みは改善がない。

今日は腰痛改善の為に、陰谷と委中を追加。

膝の痛みは50%減って、便通は3日に2回出るようになった

  

2017年7月12日。

彼女の報告:

大便は3日に2回ある。

つまり1.5日に1回の便通です。

彼女は「前より全然良い」と言ってました。

 

膝痛は5割くらい残っている。

左腰はまだ痛い、前回の針で進歩はない。

 

今日は鍼を回すのが少し長かったせいか、帰りに彼女は「腰が楽です」と言ってました。

 

ひどい腰痛には、漢方薬の鹿のしっぽとかオススメです。

詳しくは以下の記事で説明しているので、どうぞご参考に。

 

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2017年7月14日。

前回の針のあと、右かかとがしびれて重い。

左腰は楽になってない、まだ痛いそうです。

 

彼女:「最近は足がとてもむくむ、どうしたら良いですか?」

私:「たくさん歩いてください。じっと座っているとダメです。」

 

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歩くのは一番いい運動です

彼女は苦笑いしてました。

一日歩く時間がとても少なくいから。

 

~つづく~

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糖尿病:西洋医学は完全に分かってない

こんにちは。李哲です。

今日はアメリカのの中医師:鄭智城先生*1の記事を翻訳しました。

 

中国語本文のリンク先は、

糖尿病:西医还是完全摸不着头脑_郑智城_新浪博客

 

西洋医学の研究は小学生レベル 

今日一つのニュースを見ました。

30年間の研究で分かったのは、糖尿病は早期から過激な療法で、腎臓病になる確率を下げる事ができるそうです。

 

この過激な療法は、最初からインスリン注射をする。

体内に自動注射器を設置して、定期的にインスリン注射をするとなお良い。

 

西洋医学のレベルは、まあこんなもんでしょう。

研究しても小学生レベル。

もしくは西洋医学はちゃんと研究したくないでしょう。

 

患者さんがずっと薬を飲んでほしい。

こうすると患者さんは、死ぬまで金を払ってくれるから。

 

ニハイシャ先生はリピトールを飲む人たち、死ぬまでいくら製薬会社に貢献しているのか、計算したことがあります。数年で100万ドルでも足りないみたいですね。

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糖尿病は腎臓を補うことで治す

 

私は断言します。

糖尿病はみんな腎虚証から始まる。

患者さんが腎虚証であれば、最後は糖尿病になります。

 

腎虚証であれば必ず糖尿病になるのではなくて、糖尿病の患者さんは必ず腎虚証。

 

もう一つ言いますが、腎虚証と糖尿病は、眼診で簡単に見分けます。血糖値を測るなんて要らない。

 

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糖尿病を治す為には、必ず腎臓を治さないといけない。

腎臓がよくなれば、脾臓も良くなる。

両方よくなれば、自然に糖尿病も治ります。

 

西洋医学がいう糖尿病で腎臓病になるというのは、方向が完全に間違っています。本当のことは、腎臓が良くないから糖尿病になる。

 

早期からインスリン注射をして、何の役にも立ちません。

 

糖尿病→腎不全→人工透析→大量の治療代がもらえる

 

なんで最初から腎臓を強化しないですか? 

最初から腎臓を強化すれば、西洋医学で心配している腎臓病にもなりません。

 

腎臓を強化するのは、糖尿病を治す唯一無二の方法です。

 

しかし、西洋医学の考え方は、腎臓が毎日衰弱していくのを見るだけ。

腎臓がだめになり、人工透析になったら、また患者さんから大金をもらえる。

 

本当に西洋医学のボロクソを言わざるを得ない。

李哲の感想:糖尿病の合併症は、病院の薬の副作用

なぜ血糖値が高くなったのか。

それを追求しないで、ただ単に化学薬品で血糖を中和して下げる。

 

このやり方では体内の環境が治ると思いますか?

 

器械を設置して自動的にインスリン注射。

このバカげた発想はすごいですね~

 

インスリン注射に頼ると、臓器が働かなくなります。

つまり、臓器の退化が起きる

患者さんは死ぬまでインスリン注射に頼らないといけない。これが第一の副作用です。

 

第二の副作用は、化学薬品の注入で体内の環境が変わること。

身体が自分で変えたのではなくて、外部からの介入でむりやり変えています。

 

長期的に見ると、身体は老廃物.毒素の排出がうまくいかないので、いろんな重い病気になる。

 

ニハイシャ先生が話したけど、緑内障.糖尿病性ニューロパチー(手足の感覚がなくなる).足の傷口が治らなくて切断し始める.腎不全などはみんなインスリン注射の後遺障害。

 

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糖尿病だった私のお父さんを見ても、腎虚証の症状が著しかったです。

この点では、鄭先生の話は合っていると思います。

 

お父さんの糖尿病、一番近い記事は以下。

参考になると幸いです。

 

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鍼治療の場合は、もちろん腎虚証を治すツボはたくさんあります。

時間はかかると思いますが、根本的に解決する事は可能です。

 

死ぬまでインスリン注射に頼る必要はない。 

*1:鄭智城先生の紹介は、オススメの漢方医・鍼灸医(海外) をご覧ください。

腎不全、1週間の漢方薬でクレアチニン値が下がり、尿意が回復してむくみが全部消えた

【※本記事は2019-08-05更新しました】

 

こんにちは。李哲です。

今日はニハイシャ先生の弟子:顔北辰先生の記事。

 

わずか1週間の漢方薬で、腎臓のクレアチニン値が3.9から3.4になり、なくなった尿意が回復し、下半身のむくみが全部消え…様々な変化を起こした漢方薬治療例です。

 

中国語本文のリンク先は、腎臟衰竭案例

 

 

腎不全の原因は、西洋薬の飲み過ぎ

 

男性、インド人、63歳。

初診は2008年10月30日。

 

患者さんは2004年、突然脳卒中で左半身麻痺と言語不利になり、病院に行って検査したら高血圧症だと診断されました。当時の血圧は210/92。

 

その後から、高血圧を下げる薬と利尿剤など飲み続けて、同時にリハビリ。

患者さんは回復して、左半身の動きと言語はだいぶ良くなりました。

 

6ヶ月前、急に尿意が減少し下半身のむくみが始まって、血液検査したら腎不全だと診断されました。甲状腺の数値も高いので、また西洋薬を飲み続けました。

 

半年治療しても腎不全にのまま、尿意がまったくない状態。

下半身のむくみは取れないので、西洋医学は人工透析を勧めました。

 

患者さんは人工透析がいやで、友人の紹介でこちらに来院。

 

初診の時、患者さんの症状は

 

  • 顔色は黒ずんでいる
  • 疲労感が強い
  • 睡眠の質が悪くて寝つけられない
  • 起床後も体がだるい
  • 食欲は良好
  • 喉は渇かない
  • 大便は2日に1回、おならが多い
  • 小便は利尿剤を飲まないと、1回しかなく量が少ない。利尿剤飲むと1日3~4回はあり、量は中くらい。小便の色は濃い黄色で混濁
  • 手と額は温かい、足は氷みたいに冷たい
  • 汗はかかない
  • 脈診では、洪大有力(秋で夏の脈が見える)

 

眼診:肝臓の区域は平たい、瞳孔の収縮は弱い。

西洋医学の検査では、腎機能のクレアチニン値は3.9(正常は1.6以下)

 

患者さんは過度な西洋薬で腎不全になったと、私は判断しました。

 

ニハイシャ先生の治療例には、救えてこられた腎不全患者と西洋薬の副作用にやられて、救えなかった腎不全患者の例があります。以下の記事、どうぞご参考に。

 

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ニハイシャ先生は話しましたが、西洋薬はみんな性質が寒い。

過度の西洋薬で、体内が冷えて身体の陽気が壊れます。

 

腎臓の陽気が壊されるケースが多いのは、西洋薬の毒物は肝臓で代謝されたあと、必ず腎臓から尿として出るから。日にちが経つと腎臓が壊れるわけです。

 

ある程度壊れたら、腎臓の陰まで影響して、この時は腎機能低下だけではなくて、実質的な腎不全になります。

 

五行説では水は火に勝つ。

だから、たくさんの腎不全の患者さんは不眠症、便秘、寒がりなど、心臓の陽気が壊れた症状が出ます。この時すぐ治さないと、最後は腎不全と心不全で死にます。

 

治療では腎機能低下を治す以外に、心不全も予防しないといけない。

 

心臓を治せるのは、中医学の漢方薬・鍼灸しかないことを知ってください。

 

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私は患者さんに、先にすべての西洋薬を止める事を要求しました。

 

あとは☓☓湯で心臓の調子を戻し、睡眠の質を改善。

☓☓湯では体内の冷えを取り、☓☓湯では陽気を増やして下半身のむくみを治し、小承気湯で便通を良くして、毒素が外に出れるようにしました。

 

他には、補骨脂、巴戟天,、陽起石などで腎臓の強化。

沢瀉、猪苓で利尿。

同時に漢唐68番で、肝臓の毒素を出しました。

 

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巴戟天(ばげきてん):腎機能を強化する有名な生薬。

 

1週間後:諸症状がだいぶ改善して、患者は大喜び

 

1週間後、患者さんが再診察に来て、とても喜んで話しました。

「こんなに効果があると思ってなかった!たくさんの友達にも中医学を紹介したい!」

 

クレアチニンは3.4になり、尿意が回復して1日の小便は6~7回。

尿量は中、色は薄い黄色。顔色は黄色で潤いが出ました。

 

睡眠は少し良くなり、起床後のだるさはまだあるけど、全体的に精神状態はとても良い。

 

下半身のむくみはほとんど消えて、大便は1日3回、少し柔らかい方です。

身体はまだ寒がり、足は冷たい、手と額は温かい。

 

脈診では、滑有力、前回の洪大有力ではないです。

 

眼診:肝臓の区域はまだ平たい。

瞳孔の収縮はだいぶ良くなった、心臓の区域はピンク色になった。

 

以上の事で分かりますが、腎機能は回復し始めています。

でも、まだ体内の冷えが強いので、もとの処方箋に生のトリカブトを入れて強化しました。

 

言い換えると、体内の冷えが完全になくなったら、彼の腎機能も完全に回復した時です。

 

ほかにも、ニハイシャ先生の治療例があるので、どうぞご参考に。

 

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まとめ

 

患者さんの回復は、私の予想以上に早かったです。

ニハイシャ先生が言ったように、経方は本当に「一剤知、二剤已」。

 

この治療例で私たちは、ニハイシャ先生が西洋薬を悪魔だと言う理由が分かります。

 

あなたが飲んでいる西洋薬が多ければ多いほど、内臓の疾患が増えて、死ぬのが早まる。死ぬ時はなぜ死んだかも知らない。

 

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もし、ニハイシャ先生の教えがなかったら、この患者さんは人工透析に行って最後は心不全と腎不全で死ぬ。

 

ニハイシャ先生が教えるのは仏様の医学で、人を救う医学なのは、まさにそうだと思いました。

 

ニハイシャ先生の評価


北辰医師は私の優秀な生徒さんの一人です。

 

彼は私の診療所で働いて、善良で慈悲で忍耐強い。

彼は西洋医学の手術、抗がん剤などを受けて無効だと言われた患者さんを専門に診ています。

 

このような患者さんは、私は外国人しか診ません。

何故かと言うと、私は性格が悪くて短気でよくボロクソを言うから。

 

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中国人が私のボロクソを浴びないように、このような患者さんは最初から北辰医師に任せます。

 

上の治療例は彼の臨床治療の一部分。 

ほかにはたくさん書いてない治療例があります。

 

彼は診察で精いっぱいだから。

今後もし時間と体力に余裕があったら、彼はきっとたくさん書いて中医学の治療効果を証明するはず。

 

一人の中国人婦人。

乳がんで手術し抗がん剤をしてから、がん細胞が肺と骨に転移したのを見つけました。

彼女は西洋医学の無能に失望し、改めて中医学の治療を求めて来ました。

 

紹介でこちらに来たけど、私が彼女みたいな患者さんを受付しないのを知って、北辰医師に治療してもらいました。漢方薬を1週間飲んだだけで、病状はだいぶ良くなり、いろんな所で回復しています。

 

彼女の為に嬉しかったです。

彼女は良い先生に出会えたから。

 

乳がんの原因は、古い母乳の貯まりすぎです。

以下の記事で詳しく説明しているので、どうぞご参考に。

 

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上の治療記事に書いた生のトリカブト、台湾の衛生省は2006年11月10日、あるバカ官僚:林宜信という人で輸入禁止になりました。

 

権力者は彼がバカであることを知らないで、彼を中医薬委員会の委員長にしたのです。彼は病気を治したことがない。

 

生のトリカブトが良薬であることが分からない、そして輸入禁止にしたのです。

 

この決定で台湾の漢方医は、誰でも腎不全を治すことができません。

 

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附子(トリカブト):癌・腫瘍を治すもっとも大事な生薬。

 

我々が腎不全の患者さんを人工透析の悪夢から救おうとしているのに、台湾にはバカ官僚が現れて、今後の台湾人は人工透析の悪夢から逃げる事ができない。

 

現在、台湾は世界ナンバーワンの人工透析率で、世界で有名です。

本当に国の恥。

 

国の恥の本当の原因は西洋薬だけど、この林宜信と言う人は間接的に中医学の発展を阻止しています。

 

彼がまだ在職中なので、台湾の中医学は発展することができない。

こいつを片付けしないと、台湾人は人工透析を続けるしかないです。

 

患者さんたちは、中医学の先生を責めないでください。

台湾の中医学の先生は、非常に良いです。

しかし、この悪魔の阻止で、処方箋を知っていても治療できません。

 

コイツが政策を変えない場合、彼を私の著作に書きます。

中医学の歴史で、1万年も悪名高くさせる。

もしコイツが反省したら、良い名声を残してあげます。

  

NHKスペシャル「人体」 命を支える“神秘の巨大ネットワーク”を見た感想と評論

こんにちは。李哲です。

今日はNHKスペシャル「人体」シリーズを見た感想と評論です。

 

私がテレビで見たのは以下のみ。

 

以下は番組HPで見た内容に関して、評論したいと思います。 

個人的見解なので、間違いがあるかも知れません。その時はどうぞご教授ください。

 

 人体 神秘な巨大ネットワーク

テレビを見て最初に感心したのは、西洋医学はやっと臓器同士の会話を認めた事です。

 

以前は単独で肝臓は何の役割、腎臓は何の役割とか研究したのに、今はちょっとレベルアップしています。

 

中医学を少し触れている方は分かると思いますが、中医学には陰陽五行論があります。

 

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陰陽五行(相生相剋)

 

昔々から中医学の理論では、五臓六腑は別々の存在ではなくて、お互いに繋がりがあってお互いに牽制しています。

 

だから、病気治療の時に治すのは一つの臓器だけではありません。周りの関連する臓器も同時に治療します。

 

例えば肝炎・肝臓がんなど治療する時は、肝臓だけではなくて肝臓を制覇する大腸・肺も同時に治療。

 

肝臓に制覇される脾胃も同時に強化して、肝臓の悪影響が脾胃にまで届かないように予防します。

 

この治療方針は、2000年前の『難経』・『傷寒雑病論』などに書いてあります。

 

中医学の治療は全体像を見ているので、必ず関連する臓器も同時に治さないといけないのです。

 

西洋医学が分かったのは、ごく一部の中医学内容です。

これが新しい発見ですか… …

 

西洋医学は臓器を一つひとつのパーツだと思うから、以下のような笑うしかない事があるわけ。

心臓からの"メッセージ"で「がん転移予防」

西洋医学は心臓から出す物質『ANP』が癌の転移を防げると言ってます。

 

それでは、中医学では心臓と癌の関係を、どのように考えているのか話します。

 

心臓は中医学で言うと、役割は『君主』で五行説では『火』です。

国の君主なので病気になったりしません。

 

皆さんは大腸がん、肺がん、腎臓癌、乳がん、悪性脳腫瘍、リンパ癌、骨ガンなど聞いても心臓癌は聞いたことありますか?

 

心臓が病気にならない理由は、以前の記事で書いたことがあります。

↓↓↓

 

体の中の熱(エネルギー)は心臓が提供しています。 

簡単な理屈ですが、心臓って筋肉で作られている。

 

心臓は死ぬまですごく摩擦している。

摩擦すると熱が生じるのは物理的な現象で、皆さんも理解できると思います。

 

ネットを見たら、人の一生の間の心拍数はざっと計算して15~20億回。すごい数です。

 

だから、心臓はすごい熱いわけ。

中医学ではこの熱い現象を『火』と言います。

 

体内の臓器が正常に働くためには、適切な温度が必要。

外側の体温を測ると、正常な体温というものがあるわけ。

 

すべての臓器がちゃんと動く時は、老廃物・毒素がたまりません。

 

老廃物・毒素の塊は大きくなると、西洋医学で言う腫瘍・癌です。 

 

ほかの言葉でいうと、

心臓が元気に働いている→→体内の温度はいつも熱い→→各臓器はちゃんと働いている→→老廃物・有毒物質が貯まらない→→癌・腫瘍ができない。 

 

中医学の考え方からすると、心臓が何々のメッセージ物質を出して癌転移の予防をするのではない。

 

心臓がめちゃくちゃ熱い状態をキープするから、癌ができないだけです。

 

ニハイシャ先生は話しましたが、心臓を治せない先生は癌も治せない。 

 

西洋医学は心臓の一つの成分の役割しか分かってない。

心臓自体の役割を分かるまで、さらに何百年かかるかも知れません。 

腎臓が寿命を決める。

中医学にはこんな理論があります。

『精者、生之本也』。

『腎蔵精』。

『腎者主水、受五臓六腑之精而藏之』。

(以上は『黄帝内経』より)

 

この文字で分かりますが、腎臓は生きるか死ぬかと関わる一番大事な臓器。

 

2千年前の『黄帝内経』では、すでにこの理論を出しています。

 

中医学にはもう一つ有名な理論があります。

『脾胃乃後天之本、腎乃先天之本』

 

脾胃は後天のものなので、鍛えて養う事ができます。

腎臓は生まれつきなので、もとを変えることはできません。(よく補腎の話はありますが、あくまでも少数を補うだけで先天の本質を変えることはできない) 

 

人間を作った神様は公平です。

先天のものは変えられないけど、後天の物を強化することで、先天不足を補う事ができるのです。

 

中医学の治療法則には、どうしても原因が分からない・どうしても治せない時は一律脾胃と腎臓を強化する方法を使います。

 

脾胃と腎臓の気さえ残れば、人は死なないから。

食べられるし、大小便が出るので死なない。

 

西洋医学は腎臓が寿命を決めると言うけど、話は半分しか合っていません。

 

寿命は腎機能で決められているけど、後天の脾胃を強化することで、寿命を伸ばす事は可能です。

 

100歳まで生きた年寄りを見てください。

みんな食欲が良くて、たくさん食べられます。

豚角煮を好む年寄りも少なくありません。

 

中医学の観点では、

食欲さえあれば死なない。

食べられなくなったら死ぬ日も遠くない。

と言います。

 

ここで臨床での不思議な事を話したいです。

 

西洋医学の抗がん剤は打った日から髪が抜けて、食欲がなくなり激しい嘔吐が続きます。食べられないからステロイド剤を飲ませて、むりやり食欲を維持する。それでもダメだったら、外部からの栄養点滴で生命を維持します。

 

西洋医学はがん細胞が小さくなった。

手術で腫瘍が取れた、大成功!など言います。

 

患者さんが治療後に食欲があるかないかは、どうでも良い。

 

なぜこんな常識がないのか?

 

中医学の観点から見ると、これは死ぬしかない”治療法”です

“脂肪と筋肉”が命を守る

脂肪と筋肉の正体はなんだろう?

 

中医学の観点では、筋肉は脾臓が生み出します。

中医学の言葉で、『脾主肌肉』と言います。

(中国語の”肌肉”は、日本語の”筋肉”の意味)

 

だから脾臓の摘出術後に、患者さんは全身倦怠感に襲われ、食欲がないしどんどん痩せます。

 

脾臓のもう一つの大きな役割は、上に書いたように『後天之本』。長生きできるかどうかは、脾臓の機能とも関連しています。

 

脂肪は現代の言葉で、昔の本には書いていません。しかし、昔の人達はほかの言葉で定義を出しています。

 

それが、”三焦”というもの。

 

歴代、この三焦が存在するかどうかで、中医学の先生たちは議論が多かったです。

 

心臓・肺・肝臓などは解剖で目に見える。

しかし、三焦はどこにあるんだ?

 

『黄帝内経』にはハッキリ書いてないけど、三焦は存在するものです。

 

豚肉、鶏肉を食べる時、内臓の外側に薄い黄色い膜・脂肪を見たことあるでしょう?

 

その薄い膜と油(脂肪)が、中医学でいう”三焦“ です。

内臓と内臓の間に挟まれている部分(脂肪も含め)が、全部三焦の範囲。

 

つまり、三焦は頭から足の指先まで幅広い範囲にあります。

 

三焦は心臓みたいに実質的な形がないので無視されがちですが、全身を含めているので、その作用はとても大きい。

 

中医学では、三焦は陽気を走らせる道だと言います。

《难经• 六十二难》に書いてるのは、『三焦行諸陽,故置一输名曰原』。 

 

陽気が足りない・陽気が詰まる場合、三焦の所に老廃物がいっぱい溜まって、いわゆる脂肪が増えてメタボリック。水がたまって、むくみます。

 

メタボリックの解決には、もちろん運動が必要。あとは、ファーストフードなどゴミ食品を食べないこと。

 

三焦の流れを良くするためには、漢方薬・鍼灸治療が有効です。

三焦の概念があるのは、中医学しかないから。 

まとめ

人体は巨大なネットワーク。

臓器同士がメッセージ物質を分泌してお互いに会話をしている。

 

以上の発見は西洋医学の進歩だと思います。

 

しかし、私は心配する事もあります:メッセージ物質の乱用

 

また何の薬を発明して、これは何のメッセージ分泌に良いとか言い出すのではないか?

 

食品も同じだったでしょう。 

乳酸菌が良いから関連食品が発売され。

酵素が良いから関連食品が発売され。

悪玉菌を減らす効果があるから… …

 

ファッションみたいに次から次へ。

また泡みたいにすぐ消える。

 

本来は内臓が自分で分泌するメッセージ物質を、外から注入して内臓の働きの代わりにする行動。

 

果たしてその副作用はないのか? 

 

化学薬品であれば、必ず副作用がある!

 

体の働きを良くするのは、自然療法が王道です。

 

身体の足りないのを外から入れるのではなくて、身体を刺激して身体自分でその物質を作り出すことが大事。

 

自然療法では、漢方薬・鍼灸が特にオススメ。 

 

もちろん、ほかの足裏マッサージ・整体・気功・太極拳・薬膳・ヨガなど、自然療法はいろいろあります。

 

この辺は皆さんの好みなので、自分が納得する療法を見つけて、元気に長生きすることを願います。

鍼を刺した直後の面白い感想

こんにちは。李哲です。

今日は一人の女性の鍼したあとの感想を書きます。

 

当時彼女に刺してあげたのは腎兪、大腸兪、胃兪、脾兪、肝兪。

10本の針。

 

針を置いてる間、彼女は少しウトウトしてました。

20分後に鍼を取って、彼女が感想を教えてくれました。

 

腎兪と大腸兪を刺したあと、太腿とふくらはぎと足までジンジンする。下半身に何か流れている。徐々に暖かくなってきて、気持ちよくて眠くなった。

 

上の胃兪、脾兪、肝兪を刺したあと、お腹が動いていた。下腹部の何か詰まっていた所、縮まっていたものがファン~~と溶けて広がる感じ。

 

ちなみに、彼女は急性虫垂炎(盲腸炎)で虫垂(盲腸)を切りました。その後からお腹の便が詰まったような痛みがたまに出ます。きっと手術の傷口の所が詰まるでしょう。

 

毎回、鍼をさすとお腹の詰まったような痛みが消えたのです。

 

今回は背中のツボだけだけど、それでもお腹は動いていたのです。おそらく、脾兪と胃兪を刺したからでしょう。

 

お腹のツボ、例えば天枢.中脘.関元など刺した時も強い響きと共に、胃腸がぐるぐる動き出します。

 

今回は背中だけなのに、似ているような面白い感想がありました。

 

翌日、彼女のさらなる感想をもらいました。

いつも夜たくさん食べた翌朝には、お腹があまり空かなかったけど、今回はモリモリ食べられたそうです。

 

やっぱり背中のツボは効きますね~

 

ツボは奥深いけど、人間の身体にある経絡は、本当に不思議です。

 

余談:

昔は急性虫垂炎になったら、虫垂を切り取る手術が一般的だったけど、今はどうでしょう。切らないで済むやり方ってあるでしょうか?

 

私のオススメは、なるべく虫垂を取らないで。

後々になって、彼女みたいに生理痛でもない便秘でもない腹痛に襲われます

 

人間が生まれてからついてる臓器、部品はすべてその必要性があるから、神様がくれたわけです。

 

「切っても大丈夫。」だという西洋医学の話は信用しないでください。

 

戻せるなら切っても良いけど、後で大事な役割があるのを知ったら、貴方はどうしますか?

 

盲腸炎(虫垂炎)は切らなくても治せるものです。

詳しいのは以下の過去記事を参照してください。

去年の冬は血便が3回もあったけど、今年は1回もない:血尿女性の鍼治療(2/4)

【※本記事は2019-10-23更新しました】

 

こんにちは。李哲です。

今日は続きの記事。最初の1の記事は、以下をご覧ください。

 

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ケガした傷口、漢方薬の粉を貼ってからすぐ浸出液が止まった

2017年12月27日。

 彼女の報告:

左腰の中、左大腿部の後ろ、両足のアキレス腱はたまに痛くなる。あとは特に辛くない。

 

脈診では、脾臓と心臓の脈がまだ弱いので、脾兪と陰陵泉など追加しました。

 

彼女は右足首の後ろをケガして、医療用バンドを貼ってました。

まだ傷口から浸出液が出て痛いそうです。

 


 

2018年1月17日。

 彼女の報告:

足首のケガした所は生薬の粉を塗ってから、翌日には浸出液が出なくなったそうです。

 

かさぶたになり、もう少しで治りそうな感じ。今はシャワーに入っても大丈夫。

 

ケガした最初は、傷バンドを貼ったけど蒸れてダメだったそうです。

 

私は彼女に話しました。

「ケガした時は傷バンドはダメです。皮膚の穴が完全に塞がるので、皮膚が呼吸できなくて治りが遅い。」

 

漢方薬の粉で傷口の出血、浸出液を治すのは効果バツグンです。以下の症例で詳しく説明しているので、どうぞご参考にしてください。

 

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左腰、左鼠径部の違和感はなし。

腹診では、左の天枢から上2寸のところまで少し圧痛がある。

圧痛がある所までが、腫瘍のだいたいのサイズです。

 

脈診では、心臓と脾臓の脈がまだ弱い。

 

1日便通が3回もあり、お腹の腫瘍は縮まりつつある

2018年1月31日。

彼女の報告:

今日は便通が3回もあった!

1回目は普通の便、2回目からは徐々に柔らかくなり、3回目は軟便。

 

鍼が終わって腹診して見たら、 左の天枢穴から下2寸くらいまで硬い物が触れる。

 

膀胱の募穴:中極穴には圧痛がない。深く押してやっと硬い物が触れるくらい。

これで判断できるのは、腫瘍がもう少し小さくなっています。

 

彼女が言うのは、「部屋の暖房が壊れたので寒い!」

東京と違って田舎なので、今朝起きた時はマイナス10度だったそうです。防寒対策のために、ホッカイロを12枚も貼って来ました。

 

寒いのは腫瘍に不利なので、早く暖かくなる事を祈ります。

 

以前、足つぼ整体の有効性を説明するとき、手足の冷えが良くなるかならないかで判断すると言いました。単なる自覚症状だと思われるかも知れないけど、冷え性が良くなったかどうかは、非常に大事な判断基準です。

 

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坐骨神経痛は再発するけど、またすぐ収まるようになった

2018年2月7日。

彼女の報告:

大腿部の後ろが少し痛くなるけど、またすぐ収まる。

 

脈診では左寸≧右寸。右関が沈細。

心臓と肺のバランスは良いけど、脾臓の脈がまだ弱い。

 

今日鍼をする時に気づいたのは、関元と中極穴は1.3寸くらい入って硬い腫瘍に当たる。以前より深く入れるので、腫瘍が小さくなっていると判断できます。

 

他には身体の表面を巡る膀胱経を強化するために、委中と陰谷を追加。

彼女は膀胱経が弱いので、左足の小指の下にタコができて痛い。委中と陰谷はちょうどこのタコを消す為にも役に立ちます。

 


 

2018年2月28日。

彼女の報告:

夜のトイレは1回、またすぐ寝れる。

 

左腰と左大腿部の後ろが少し痛むけど、またすぐ治る。

久しぶりに皮靴を穿いてみたら、足指のタコは痛くなかった。前は左足の小指の下にできたタコが痛くて、皮靴をはくなんか思ってもなかったそうです。

 

脈診は正常に近くなりました。

鍼が終わって腹診して見たら、硬い物の範囲は前回とほぼ同じ。

 

足指のタコであろうと、手首にできたガングリオンであろうと、鍼はみんな改善ができます。以下の記事、参考になると幸いです。

 

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去年の冬は血便が3回もあったけど、今年の冬は1回もない

2018年3月7日。

彼女の報告:

左腰と左下腹部には痛みがない。

左大腿部の後ろは、たまにこわばって痛む。

 

去年の冬は、血便が3回もあったけど、今年は1回も出てない。

 

脈診では緩、有力。

左寸が少し弱いので、まだ冷え症は完全に治ってない、心臓がまだ弱いと判断できます。

 

心臓の問題がある時、必ず漢方医もしくは鍼灸医に治してもらってください。病院はダメです。

 

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鍼が終わって腹診して見たら、硬い範囲は変わってないけど、硬さが変わっています。強く押すとフニャッと動く。

 

以前は腫瘍を強く押すと圧痛があったけど、今は強く押しても大丈夫でした。

 

手足のしびれ、坐骨神経痛はすぐ治って、今残りは足の冷えとお腹の腫瘍のみ

 

彼女は自分の記事を見て、前の症状を思い出したそうです。

 

今年も4月からも頭にだけ汗をかいて、「下半身がすごく寒い症状が来たらどうしよう!」と心配してましたが安心させました。以前よりはだいぶ良いので、強い冷え症と頭にだけ汗をかく症状は出ないはず。

 

手足のしびれ、坐骨神経痛はすぐ治って、今残っているのは足が冷たいのとお腹の腫瘍です。

 

これは一日二日で解決できるものではないので、引き続きお灸と鍼が必要です。

 

彼女はこんな事を話したことがありました。

「自分がこんなに長く生きるとは思わなかった。

紹介してくれて姉に感謝しています!」

 

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癌は先に中医学の治療を受けて、ダメだったら手術などするべき

 

膀胱がんはすぐ死ぬ病気ですか? 

良性の腫瘍であろうと悪性の腫瘍であろうと、鍼灸では冷え症を治しながら徐々に腫瘍を小さくすることはできます。

 

手術で膀胱を切り取って、ストーマ(人工膀胱)を付ければ癌が治ると思いますか?

 

なぜ癌ができたのか?

どうすれば癌ができないように、体内の環境を整えるか?

 

こんな事を考えないで、ただ単に切る!切る!のやり方は身体に害しかありません。

 

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彼女は画像検査をしただけで、ほかの抗がん剤も手術もしてないので回復がとても良いです。手術、抗がん剤、放射線療法をやってから鍼治療に来た場合、取り戻せない可能性が高い。つまり、延命治療しかできません。

 

「腫瘍があります!」と言われたら、先に中医学治療を受けてみてください。漢方薬でも鍼灸治療でも、あなたの役に立ちます。

 

癌はすぐ死ぬ病気ではありません。 

 

少し鍼灸治療に時間をあげて、効果が感じられなかったらまた西洋医学の手術.抗がん剤などやっても良いじゃないですか?

 

~続き~

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li-hari.hatenablog.com

病気治療中に房事(性行為)を禁止するのは、筋が通る話なのか?

こんにちは。李哲です。

今日はアメリカの開業医(中医師):鄭智城先生の記事を翻訳しました。

 

もとの中国語本文のリンク先は、

治病期间禁绝房事有没有道理?_郑智城

(2014-6-18発表)

 

サッカー試合期間だけではなくて、病気治療中でも性行為は禁止

ワールドカップをやっていますね。

各チームは全力を尽くして戦っています。

4年に1回しかない盛大なイベントなので。

 

各チームは自分のルールがあるみたいです。

例えば試合中は房事(性行為)はダメ。

つまり、奥さんは同行できない。

 

これはとても必要があると思います。

一人の精力は限りがあります。

 

ここで使うと他の所で使うのが減る。

お金は大事な所で使うべきでしょう。

 


 

中医学の治療も同じです。

中医学の治療を受けに来た人は、ほとんど虚証。

 

急性疾患は、西洋医学が全部持っていったから。

もしくは西洋医学の治療で半殺しにされてから、中医学の治療に来ています。

 

だから、最近中医学の治療を受ける人は、10人に9人は虚証です。

虚証の人が節約するのは当たり前。

いろいろ無駄使いはダメです。

 

性行為を節する事を知らないで、病気が治らないアメリカ人

 

一般の中国人にこのルールを話す時、みんな理解できています。

大げさだと思わない。

 

しかし、ここはアメリカです。

たくさんのアメリカ人は、このアドバイスを聞いて、すごく不可解な顔をします。

 

以前治療した若い白人、彼女と一緒に来ました。

この男性は心臓に問題があり、動悸・落ち着きがない。同時に腰が重だるい・腰痛がありました。

 

膝の状況を聞いたら、やっぱり痛くて手術をしたそうです。

 

これって腎虚証じゃなくてなんですか?

 

私が彼に「性行為はしばらく禁止です」と言ったら、彼と彼女は腹を抱えて笑ってました。

 

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最近彼が再診察に来た時、房事(性行為)を禁止しているのかを聞きました。

 

彼は大笑いして、「呼吸しなくても生きるように、してくれますか?」

私は思いました。

「また無駄使いしているな。」

 


 

今日またアメリカ人が一人来ました。

前回、この男性の主訴は疲労困憊と手がしびれて、まぶたがピクピクする。

 

私は強い漢方薬を処方して、今日飲んだ後の状況を聞いたら効果があるそうです。

しかし、1回だけ房事(性行為)があって、それをきっかけで病気が再発。

 

彼も自分のミスを知っていました。

私が最初彼にこのルールを説明したから。

 


 

昔、中国人は盛大なイベントをする時は、よく女性の参加を拒否していました。パット見た感じでは、昔の人は封建思想で女性に対する差別がある。

 

でも、その裏にはなんかの理由があると思います。

 

李哲の感想:精子は大事な資源、大事に使わないといけない!

 

簡単な理屈ですが、性行為はとても体力を使います。

つまり、体のエネルギー(気)をたくさん消耗する。

中医学では腎臓をたくさん使うと言います。

 

内臓の修復にはエネルギーが必要。

だから、病気が重ければ重いほど、たくさん寝てよく食べる事が必須条件。

(当たり前ですが)

 

病気治療の時に、エネルギーを節約して使うのではなく、違う所でバンバン使うともちろん回復が遅い若しくは再発・悪化します。

 

中国昔は『房中術』という理論がありました。

肉欲に溺れて房事(性行為)を行うのは短命になると言っています。

 

性行為は腎臓の気をたくさん使うので、使いすぎると腎臓に貯蓄したエネルギーがどんどんなくなり、腎臓が弱くなると悲惨な痛みだらけの晩年を向かいます。しかも、短命。

 

腎臓が弱くなった時の症状は:

  • 膝痛
  • 腰痛
  • 歯が痛み
  • 歯が抜ける
  • 記憶力がなくなる
  • 認知症
  • 全身の骨の痛み
  • 耳鳴り
  • 聴力低下
  • 尿が出ない
  • 頻尿
  • むくみ
  • 歩く力がない
  • 息を吸うのが足りなくてハーハーする
  • 大小便失禁… …

 

中医学は重い病気の治療の時、すべて房事(性行為)を禁止。

体力が回復してから、房事(性行為)があっても良いと主張しています。

(風邪、胃痛、頭痛など軽い症状は別話)

 

西洋にはこのような考え方が無いですね。

だから、中医学の禁忌を聞いて、みんな腹をよじって笑うでしょう。

 

房中術は唐.孫思邈(そんしばく)の『千金要方』などの著作で詳しく説明しています。今後機会があったら、その内容を翻訳して紹介します。

 

孫思邈は140歳まで生きました。

こんな医者の養生に関する話は、信ぴょう性があると思いませんか?